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中長期の「分散投資」が重要(「東芝」従業員持株会を考える)

こんにちは、投資アドバイザーの真原です。

今回は積立投資における「分散投資」が重要という情報。

 

さて、どの企業の株価推移でしょうか?

<日本株の某銘柄株価推移 5年チャート>

(出典:Bloomberg)

過去5年間でもほぼ最安値付近にあります。

超有名企業なので、この企業にお勤めの従業員や投資家は

「この企業なら「知っている、分かる、大企業だから大丈夫(という感情的な錯覚)」」

によって株式への投資もしくは従業員株式積み立て(従業員持株会)などで積立投資している従業員の方も多いハズです。

このように「知っている、名の通っている、大企業は何となく安心」というのは、感情による主観的な判断でしかありません。

「その主観」と実際に資産が殖えるかどうかは全く関係ありません。

この銘柄の答え、それは今揺れに揺れている

「東芝」

です。

大企業「東芝」なので、長年勤めている方はもっと中長期で株価推移を見る必要があると思います(長年持株会で投資している方も多いハズ)。

<東芝株価 1999年〜2017年>

(出典:Yahooファイナンス)

乱高下しながらでも「右肩下がり」という事実には変わりなく、中長期で積立投資(持株会)でしている方の平均取得単価は高止まっているままなので、「丸損」という状況になっているはずです。

ドルコスト平均法も複利運用も利いていないということですね。

※中長期投資家は積立投資の「ドル・コスト平均法」を活用しよう!/資産運用の基礎、Q&A、基礎用語

これが、

「勤めている企業と自分の資産を同一化してはいけない」

理由です。

「従業員持株会=愛社精神」

のような刷り込みをされますが、そのような感情論ではなく、客観的に「自分の資産」と「企業」または「国」は切り分けて考えなければいけないし、さらに言えば「1つの銘柄にしか投資しないことは、リスクが大きい」ということも冷静に判断しなければいけません。

確かに、今後数十年を見据え、今の最安値付近から「爆発的に株価が上昇して8〜10倍(1,000円台)」に戻れば、従業員持株会をやっていて良かった!という万々歳になる訳ですが、そのような会社の運命に自分の人生を「賭ける」必要はないというのが冷静な判断だと思います。

※日本株が資産としてダメな理由と日本国債クラッシュへの備えをしておいた方が良い理由/マーケット(日本), 財政問題

逆に、上昇し続けている企業(銘柄)を積立投資し続けている方でも、東芝のような(または東電のような)リスクを避けるためには、銘柄の「分散」は必ずしておいた方が良いでしょう(従業員持株の場合は、積立投資額を減らして別の積立投資をする方が良いですね)。

分散投資で積立する結果、もし1つの企業株価推移がダメでも、他の企業の銘柄が伸びているのであれば、結果トータルがプラスになれば何も問題ありません。

特に日本株式の積立投資(従業員持株会)では、積立投資家が、このような1銘柄に集中積立投資による下落リスクを負うことになりますが、他の積み立て投資をしている個人投資家も同じ考え方が必要です。

例えば、

1.)1つの銘柄や1つのファンドだけに積立投資をしない
2.)分散しつつ高いボラティリティ(上下のブレ幅=リスク)があり今後中長期で伸びゆく資産への配分を高める(ドルコスト平均法&複利活用)
3.)色々考えるのが面倒な人は、元本確保型の海外積立投資を選択する

です。

資産運用でいう「分散」とは、

「投資先を分ける」と同様に「自分の資産」と「会社」や「国」を切り分けて考えること

であるというのを再確認して積立投資をしましょう。





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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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