資産運用基礎その③:「所有期間利回り(Holding Period Return/HPR)」〜債券投資の4つの利回り〜
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資産運用の基礎、Q&A、基礎用語
こんにちは、真原です。
今回も前回に引き続き資産運用基礎の「債券投資」の下記④つの利回りのうちの③つ目。
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応募者利回り(Yield to Subscribers)
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最終利回り(Yield to Maturity/YTM)
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所有期間利回り(Holding Period Return/HPR)
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直接利回り(Current Yield)
以前のぶんまでは、こちら。
「1.応募者利回り(Yield to Subscribers)」
「2.最終利回り(Yield to Maturity/YTM)」
で、今回は③つ目の・・・、
③:所有期間利回り(Holding Period Return/HPR)
について。
所有期間利回り(Holding Period Return/HPR)とは?
「所有期間利回り(Holding Period Return/HPR)」とは、新規発行もしくは既発債券(発行/流通済みの債券)を購入投資し、償還(満期)前に売却した場合、その所有していた期間は、どれくらいの年利(金利)で運用していたかを言います。
具体的に見てみると・・・、
〜既発債の条件〜
表面利率(=金利) :1.2%
購入価格 :101円
売却価格 :102円
所有期間 :3年間
つまり、1.2%の金利をもらえる101円の債券を3年間保有(所有)、債券価格が102円になったときに売却したという取引です。
この3年間は、年利何パーセントで運用/投資できていたのか?について、こちらの式で計算できます。
【所有期間利回り(Holding Period Return/HPR)の計算式】
{表面利率+(売却価格ー購入価格)÷ 所有年限}÷ 購入価格 ×100
なので、
{1.2% +(102円−101円)÷ 3年}÷ 101円× 100 = 1.518…%
となり、この債券の場合には、所有していた期間は年利1.518%で運用/投資できていた、ということですね。
ちなみに、債券を買った(投資)したタイミング、売ったタイミングによって言葉の定義が違います。
買った時点が発行時:発行価格
買った時点が途中 :買付価格
売った時点が途中 :売却価格
売った時点が償還時:償還価格(=額面)
こんな具合に。
利回り計算とはいえ「所有期間利回り」という言葉の定義と計算式さえ分かれば、小学生でもできる単なる加減乗除なので、何ら難しいことはありませんね。
次回は④つ目最後となる、
4.直接利回り(Current Yield)
について確認してみたいと思います。
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