「知識は本でも学べるが、勘は実戦で強くなる!」結局、資産運用は「学びながら走る(実践する)ことが何よりも重要」
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最終更新日:2021/02/09
資産運用の基礎、Q&A、基礎用語
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
今回は「格言シリーズ」です。
その格言とは、
知識は本でも学べるが、勘は実戦で強くなる!
もともと相場格言(株式の短期売買)ですが、中長期での資産運用を始める個人投資家や『これから資産運用を始める初心者』にとって大切な格言です。
この格言の意味は、
『マーケット(資産運用)をする上での知識は本やネット情報から得られるものの、その知識を活用して投資家自身が最終的な判断をするのは、実際にマーケット(資産運用)での「実践経験で培った勘」も重要なので、知識の習得はもちろんのこと、実践を数多く経験することで勘を磨くということも大切である』
ということ。
私は様々な「投資家」に出逢ってきて相談を受けてきていますが、中には「私は初心者なので、まずは資産運用の勉強しようと思います」と言って、無為に時間を過ごす人を沢山見てきました。そして、私の経験上では、そのような「勉強好きの考えの人」に共通するのは「自分自身でリスクを取れない(責任を自分で持ちたくない)、勉強をして満足感を得る」という考え方です。
また同時に「勉強」をすれば「損をしない」「間違えない」「判断できる」と勘違いしているのかと思いますが、「勉強したから」といって必ずしも「運用成果に繋がる」ということはありません。むしろ「勉強もしながら、実際に資産運用を始める方」の方が、主体的に学ぼう、情報を得よう、何とかしようと前向きに考える傾向が強いので、その「リスクを取っている」結果が付いてきています。
格言の意味のように、マーケット(資産運用)は「知識」でどうにかなる部分は限られていて、実際に自分でリスクを取ってマイナスやプラスになりながらも経験値を積み、マーケット(資産運用)に対峙することで養われる勘が重要になってくるというのは間違いありません。名だたる著名投資家(ウォーレン・バフェット氏)ですら、過去には様々なプラスマイナスなどの経験を得てきた上で今の彼の投資哲学(投資理論)が構築されている訳です。
(※ここで言う「リスク」とは、資産運用における上下のブレ(ボラティリティ)に資金を投じることで、その結果の「リターンを得る」という意味。一方、銀行預金は1,000万円までのペイオフであればノーリスクなので、預貯金は元本保証でリスクゼロです。)
マーケットは生き物と言われるように、日々また刻一刻と変化し続け一期一会の価格形成です。そんな中で理論を学ぶのは大切ですが「勉強しているだけ」では資産は全く増えず、たんに「2度と戻らない時間を無駄」にしている可能性が大きいのが事実です。(勉強しているだけでは、もちろん減りもしませんが、減らしたくないなら全く増えない預貯金しかない訳で、資産運用でリターンを得るには「リスク」を取るしかありません。)
結局、資産運用だけに当てはまるものではないですが、全てにおいて(特に新しい事に挑むにあたっては)「学びながら、走る(実践する)、そして修正する」しかないものだと思います。誰にとっても有限な『時間』は2度と戻ってこないのですから。
(カバー写真:CNBC)
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