年間150万円の海外積立投資と1,000万円のオフショア投資によって最大20年で老後資金「6,000万円」を作れますか?
公開日:
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最終更新日:2021/02/09
資産運用の基礎、Q&A、基礎用語
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。
今回はQ&Aです。
この方の質問と同じように
「どうしたら今の年間積立金額と一定の元手資金を活用して老後資金(退職後資金)を作るか?」
の参考例になるのではないでしょうか?
ポイント:
1.)15〜20年という中長期視野での資産運用を考えている
2.)自分の「退職後(老後資金)の目標金額」を把握しての相談
3.)現役時代から月々の積立投資と既に一定のまとまった資金(一括投資)の併用
では、早速・・・
年間150万円の海外積立投資と1,000万円のオフショア投資によって最大20年で老後資金「6,000万円」を作れますか?
<Q.>(男性・45歳・2/3住宅ローン完済)
毎年の積立投資可能金は150万円(12.5万円/月々)、手元資金1,000万円を活用して、万が一に備えてこれから20年で老後資金の希望金額として「5,000万円~6,000万円」を用意したいです。こちらは可能でしょうか?(シミュレーションも知りたい)
<A.>
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。
はい、無理な目標ではないと思うので、◯◯さんの目標金額「6,000万円」を十分目指していけます。
まず詳細をお伝えする前に、資産運用には大きく分けて2つの投資方法があるとお考えください。
まず1つの投資方法は、1,000万円などまとまった一定金額をオフショアファンドへ投資する一括投資。
こちらの運用方法では◯◯さんの目標年間平均リターン(10%)に沿った投資先へ投資することで、今ある元手資金を有効活用する方法です。
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分かりやすい3分動画はこちら↓
さらにもう1つの方法は、年間の貯蓄可能金額を月々一定金額を積立投資していく海外積立投資です。
※『海外積立投資入門書(マニュアル)』のダウンロードはこちら(無料)
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それではこちらで一括投資と海外積立投資(米国株式連動15年満期140%元本確保型)を組み合わせ想定した場合のシミュレーションをお伝えします。
資産形成の目標金額は20年後で、お伝え頂いている「6,000万円」とします。
まず年間積立投資可能金である150万円を月々12.5万円(USD1,250)ドルコスト平均を活用してリスクを抑えながら15年間積立投資できると、
<15年満期米国株価指数連動140%元本確保型の満期シミュレーション>
15年満期時の積立投資総額 :USD225,000(約2,250万円)
15年満期時の140%の元本確保 :USD315,000(約3,150万円)
※1ドル=100円換算
15年満期の元本確保型積立投資の良い点は、単純に日本のゼロ金利の銀行預貯金に貯金していくよりも確実に金利を付けながら15年後に見える金額の資産形成ができる点です。
こちらの海外積立投資で15年後に「3,150万円を確保」すると、目標金額の6,000万円までは
目標6,000万円−3,150万円=「2,850万円」(一括投資で目指す金額)
となり一括投資で達成必要な目標金額が出ます。
残りの「2,850万円」を達成する為に、
<元手資金1,000万円を年間5.5%で20年間複利運用>
残りの目標金額「2,850万円」を達成する上で一括投資できる1,000万円(USD100,000)の元手資金を20年間で保守的に最低でも年間5.5%リターン複利運用出来れば、
1,000万円×(1+5.5%)^20 =「2,917万円」
と20年後には1,000万円が「2,917万円」になるシミュレーションです。
リスクを抑えてながら年間5.5%程度のリターンであれば、オフショアファンド(ヘッジファンド)や株式や債券と相関性が低い運用ができるオルタナティブ(代替資産)への投資であれば保守的に見積もっても現実的な目標リターンです。
オフショアファンドで5.5%は保守的な低いリターンですが実際の運用においてはリスクを抑えたファンドを組み合わせて投資した場合でも、年間7~8%が平均リターン程度だと思います。
もし7%運用できれば、16年程度で「2,952万円」となるシミュレーションなので、結果、海外積立投資の15年の満期時とほとんど変わらない時期(◯◯さんが60~61歳時)には、◯◯さんの目標金額(6,000万円)を達成することができると思います。
<結果>15年〜最長20年(◯◯さん60〜61歳の退職時)で、
「3,150万円(15年間の海外積立投資で達成)」+「2,917万円(20年間の一括投資で達成)」 =合計 「6,067万円(◯◯さんの目標金額を達成)」
15年満期の海外積立投資は確実に15年後の資金が見えているので積立続けられればあとは「放りっぱなしで140%が確保」されます。一方、一括投資に関しては20年という期間なので適宜見直し(利益確定や損切)も必要になってきますが、その都度そちらはご相談頂ければアドバイスできます。
15~20年などの中長期で資産運用ができれば、リスクを抑えつつ投資期間中に修正などをしながらしっかり目標金額を目指せると思います。
投資アドバイザー
眞原 郁哉
<参考>
※『2億円〜100万円未満まで投資金額ごとの投資アドバイザー眞原の中長期資産運用方法/資産運用の基礎』
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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