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【資産運用基礎】現役時代40代迄に資産運用を始めるのと退職後60代から退職金で資産運用を始める「大きな違い」

公開日: : 資産運用の基礎、Q&A、基礎用語

こんにちは、眞原です。

早速ですが・・・、

資産運用、してますか?
(預貯金以外で何か、運用していますか?)

(出典:CNN Money)

確実に言えるのは、

「資産運用した方が良いですよ、何かしらの方法(オフショアファンド運用、海外積立投資、401K、iDeCo、NISA 、つみたてNISA、ETF(投資信託)、債券など)」

にて。

理由は明快、

・銀行に預けていても金利がゼロなので殖えない、むしろ給与以上に今後の増税+社会保険料アップで、実質賃金は減るばかり

・特に現在の40代以降の受給できる年金は減るばかり(増えて貰うよりも、減って受給する可能性の方が高い)

・長生きリスク(医療の発展で100歳まで生きて当たり前。仮に65歳で退職して残り35年間の生活費はどうやって賄うの?)

など。

ちなみに、日本は先進国で「最も高齢社会のフロントランナー」なので、他国の例は参考にならないと思います、特に年金制度。

むしろ各国は、今後追随する形なので、反面教師として、先進国日本の凋落ぶりをじっと見ていることでしょう。

これは、きっと仮に今後どこかのタイミングで日本の金利が大いに跳ね上がった際に、日本の為替(日本円)や日本国債価格(金利)がどういった動き方をして、マーケットがどういった反応をして、どういった行動に映るのか?もモニタリングしています。

【年金問題】こどもが産まれず、高齢者が増え、人口が減る日本社会で生き抜く方法

さて、ここで皆さんに問いかけです。

(現役時代の)40代迄に何かしら資産運用をする人と、(退職後)60代になって退職金を受け取ってから、その退職金を資産運用をする人、どちらが「(金銭的に)良い未来」を得られるでしょうか?

答えは、明白に

「前者、現役時代(40代迄に)から何かしら資産運用する人」

です。

なぜ、現役時代(40代迄)から資産運用をする方が良いのか

・現役時代から退職までの「時間(就職してから40年近く)」を活かせるから

・仮に現役時に運用で失敗しても、やり直せる「時間」と「収入源」があるから

・短期的に成功すれば、それはまた今後の運用の種(資金源)として活用できるから

・マーケットの約10年サイクル上げ下げにも対応できるから

などを挙げられます。

老若男女問わず皆さん忘れがちで、無視しがちな「限りある最大限の資源(資本)」は、

「自分の時間(時間は不可逆性、実際には「買えないもの」)」

です。

恐らく「もしアナタが明日確実に死んでしまう運命である」ということが分かっていれば(そういうタイマーが自分の頭の上に付いていればどれだけ気が楽かと私はつくづく思いますが・・・)正直、資産運用も預貯金もする必要はないし、むしろ使ってしまうでしょう。

でも、それが分からないから、皆だれしも不安になりながらも「とりあえず殖えないゼロ金利の預貯金をしておこう」と毎日を過ごしているのです・・・、老後が必ずやってくることを分かっていながら!!!

とは言え、いくら預貯金をしても「お金がお金を生み出さない=殖えないのは明白な事実」なので、だからこそ自分のリスク範囲で資産運用をすべきなのです・・・なぜなら結局、自分や配偶者や家族が何歳まで生きるか分からないから。

では、

「60歳代で退職金を貰ってから、その退職金を資産運用すればいいじゃないか!現役時代は余裕なんてないよ!」

という考えの人。

一言でまとめると・・・

「めっちゃ危険(リスキー)」

です。

というのも、

・仮に景気後退期に差し掛かったタイミングで資産運用を始めてしまって、自分の想定以上にマイナスになった場合、その資産運用での取り返しが時間的に困難になる場合があるから(もはや現役ではないので月々の収入が限られる)

・リスク(上下のブレ幅)を、より上手くコントロールしなければいけない(ハイリスク(ハイリターン)資産への投資は困難=資産を殖やすチャンスが少なくなる)

・退職後の自分の自由な時間にも関わらず「限られた時間」の中でマーケットや金融、経済、政治について、退職後の(現役時代よりも)老いた体力や気力で学ぶ必要がある(そもそも資産運用は自分の責任で、自分の判断なので、自分で学び実行しないといけない)

など。

これらが「現役時代40代迄と60代以降に退職金で資産運用を始める大きな違い」です。

私自身、いろんな投資家やこれから資産運用を始めようとしている方に会ってきていますが、正直年配になってから資産運用を本格化し始めている人ほど、後悔しています、

”あぁ、若い内からしておけばよかった・・・。現役時代から少しでも勉強しておけば良かった”

と。

とは言え、後悔しても、資産は殖える訳ではないですし、まして「時間は戻らない」ので、退職後から自分のできる範囲で資産運用を始める訳ですが、こういった「さらなる不安」を持ちながら60代以降で資産運用を始めるのと、ある程度気持ちの余裕がある40代以前から始めるのでは「大差」が付いてきます。

現役世代においては、月々の収入があるので、間違いなく「積立投資(中でも殖えやすい海外積立投資)」をした方が良いのは言うまでもなく、

【初心者向け】20〜30代の資産運用の王道は「積立投資」

500万円や1,000万円以上など、ある程度まとまった資産運用に充てられる余剰資金ができてくる40代は、投資効率を上げる上で、積立投資と同時並行でそのまとまった資金を一括運用していく方が良いです。

不都合な日本社会の未来〜2030年、現行の社会保障(支え合い)は限界へ〜

退職間際の50代、そして退職後の60代以降の方も、当然100歳まで生きる前提で(もし100歳まで生きなくとも)、

それまでに、

・年金プラスアルファの資金準備(今後、確実に受給できる年金は減ります、年金以外に資金はありますか?)

・歳を重ねると身体にガタがきてしまうのは当然なので、医療費はもっとかかります(準備できていますか?)

・現役時代から退職後どこかのタイミングでケアホームに入るつもりで準備していたけれども「高齢者が増加する=ケアホーム代金が値上がる」という想定(資金準備できていますか?)

を加味して、退職後の資金準備をしていかなければいけません。

時間も、体力も、気力も待ったなし!

確実に言えることは、

「資産運用は、若い内から始める(現役時代から始める)方が、後々絶対に得をします」

です。

「漠然と将来退職後の不安はあるけど、何から始めて良いか分からない」

「実は資産運用しているけど、これが正しいのか(目標に合っているのか)分からない」

「証券会社で投資信託(ミューチャル・ファンド)やってるけど、大丈夫かな?」

・・・なんて人は、

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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