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野村グローバルAI関連株式ファンド(Aコース為替ヘッジあり/Bコース為替ヘッジなし)

公開日: : 野村證券

こんにちは、投資アドバイザーの真原です。

今回は、新規募集販売中の投資信託(ミューチャル・ファンド)の情報です。

2017年2月8日〜22日まで野村證券から新規募集販売されている野村グローバルAI関連株式ファンド(Aコース為替ヘッジあり/Bコース為替ヘッジなし)です。

(出典:野村證券HP(以下同様))

証券会社の販売傾向と流行りのテーマ型は「AI(人工知能)」と「ロボット」

今回の野村證券の新規投資信託(ミューチャル・ファンド)の情報の前に・・・

ここ数年、野村證券を始め日本の証券会社が新規募集販売している投資信託(ミューチャル・ファンド)の傾向としては、

・AI(人工知能)
・ロボット関連

というテーマを元に、各証券会社の商品企画部とマーケティングチームが計画、投資信託(アセット・マネジメント会社)が運用している構図があります。

具体的に言うと、

先駆けとして2015年8月に、SMBC日興証券が新規募集販売した、

・グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年決算型/年2回決算型)/SMBC日興証券

2015年12月大和証券が新規募集販売していた、

・ロボット・テクノロジー関連株ファンドーロボテックー/大和証券

2016年8月、改めてSMBC日興証券が新規募集販売した、

・グローバルAIファンド/SMBC日興証券

2016年3月野村證券も追随して

・ロボ・ジャパン(円投資型)/(米ドル投資型)/野村證券

と、2015年からわずか2年間で大手証券会社3社が合計4本の同じような「AIやロボット関連テーマ型投資信託(ミューチャル・ファンド)」を販売しています。

これは、何も投資家からAIやロボット関連の投資をしたい!とい強いニーズがあってこれらの投資信託(ミューチャル・ファンド)が組成販売されている訳ではなく、商品企画部やマーケティング部が「このテーマで販売できそう=売り手主導」の元に販売されいるという事実です。

これらの投資信託(ミューチャル・ファンド)に投資した個人投資家は、幸か不幸か特に2016年11月の米トランプ大統領就任後から、たまたま世界的に株式市場が上昇した結果、投資しているファンドの基準価額もたまたま10%〜18%程度上昇しています。

これら株式投資信託(ミューチャル・ファンド)の場合、どこかで利益確定の売却をしない限り「単なる含み益」でしかないので、自身の目標年間リターンに沿って利益確定をした方が良いでしょう(※ちなみに、野村證券では社内ルールでの3年未満の短期売買を阻止する流れなので、例え投資信託の利益確定で売却したいと言ったとしても野村證券マンは売却を止める傾向があります)。

 

野村グローバルAI関連株式ファンド(Aコース為替ヘッジあり/Bコース為替ヘッジなし)

前置きが長くなりましたが・・・本題です。

今回の野村證券から新規募集販売される「野村グローバルAI関連株式ファンド(Aコース為替ヘッジあり/Bコース為替ヘッジなし)」について。

まず、2016年3月に販売されたロボ・ジャパン(円投資型)/(米ドル投資型)/野村證券について言えば、純資産総額は両方のコースを合わせて170億円程度と、他2証券会社の投資信託(ミューチャル・ファンド)と比べると幾分小ぶりな純資産総額です。

野村證券マンが積極的なセールスをしなかったのか、単に個人投資家の投資マインドが冷え込んでいたのか分かりませんが・・・。

このファンド運用開始時から1年程度と運用期間が短く良し悪しはまだ判断できません。というのも、たまたま日経平均株価の1年間上昇が約11%程度で、この投資信託(ミューチャル・ファンド)もその程度上昇しているから単にマーケット環境が良かったからだという印象です

それ以前のマーケット環境がよくなかった時は基準価額は下落し続けていましたし。つまり、特別ファンド運用が上手いからとか、このテーマだからとかいう理由で上昇している訳ではなかったと思います。

さて、今回の『野村グローバルAI関連株式ファンド(Aコース為替ヘッジあり/Bコース為替ヘッジなし)』の特徴としては、

・世界中のAI(人工知能)関連株式への約50銘柄への投資(IT関連、産業関連、医療ヘルスケア関連セクター)
・Aコース(為替ヘッジあり)/Bコース(為替ヘッジなし)

の2点です。

<投資先セクター(IT関連、産業関連、医療ヘルスケア関連)>

参考ポートフォリオがこちら

基本は米国株なので、わざわざこの投資信託(ミューチャル・ファンド)でなくとも米国株にそのまま投資すれば良いと思うのですが・・・

具体的な銘柄がこちら

新規募集販売なので、今後がどうなるか分かりません。

いつもテーマ型投資信託(ミューチャル・ファンド)の時に思いますが、「そのテーマ」が有望であっても、必ずしもそのテーマ型投資信託(ミューチャル・ファンド)の運用がうまくいくとは限らないということです。

まして中長期になるに従って同様のベンチマーク(市場平均)よりパフォーマンスが劣る投資信託(ミューチャル・ファンド)が多いことを考えれば、どうしてもこのテーマに投資したいという場合を除いてインデックス型投信で十分でしょうし、米国AI関連の個別銘柄への投資でも十分良いと思います。

わざわざなぜ、新規でこの投資信託(ミューチャル・ファンド)に投資する必要があるのか、イマイチ分かりません。

そんなにこのテーマが良ければ、以前販売されたロボ・ジャパン(円投資型)/(米ドル投資型)/野村證券でも良いのでは無いの?とすら思ってしまいます(投資先のポートフォリオが違うと言われそうですが)。



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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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