色々あった2016年マーケット&政治(想定外は想定内、中長期投資の重要性)
公開日:
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最終更新日:2021/02/09
マーケット全般(株式、債券、為替)
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。
今回は年末に相応しく、2016年を振り返ってみましょう(とは言え、まだ2016年のマーケットは残り5日間あります)。
色々あった2016年。
2016年マーケット関連ニュースをピックアップ
ここで取り上げている経済政治情報は、相場観(マーケット感覚)を磨く上でも重要になってきます。
2016年1月
・日本株の6連敗(6営業日連続下落)
・USD/JPYも2015年12月17日の安値(122円)から5%のドル安円高が進行し1ドル=117円台
・サウジアラビアとイランの国交断絶(中東事情の地政学リスクの高まり)
・中国の人民元安誘導措置(中国経済減速懸念)
※2016年ビックリ予想(ー短期株価予測と為替予測は単なるギャンブルー)/マーケット(世界)
2016年2月
・甘利大臣辞任
・日銀のマイナス金利導入
・ドイツ銀行破綻懸念の高まり
・USD/JPY1ドル=110〜114円まで調整
・中国株(上海株)の下落(年初から24%マイナス)
※米国株S&P500インデックスへの投資〜中長期投資の重要性〜/マーケット(世界)
2016年3月
・大統領予備選挙(スーパー・チューズデー)
・ECB(欧州中央銀行)の追加金融緩和(マイナス金利拡大、主要金利引下げ、QE拡大)
・HSBC香港口座開設要件強化
・主要銀行が「ヘリコプターマネー(中央銀行による国債直接引受の是非)」レポートを発表
・ブリュッセル空港や地下鉄での無差別テロ
2016年4月
・国内のモノ続々値上げ
・「パナマ文書」が公開
・USD/JPY1ドル=108円台まで一時円高へ
・ブラジルで当時ルセフ大統領の弾劾を求めるデモが活発化
・熊本大分地震発生
※4月から国民年金保険料月額+670円(16,260円へ)と年金生活と人口動態(2060年何歳ですか?)/みんなの年金問題
2016年5月
・桜島噴火
・日銀の逆サプライズ追加緩和見送りへ(為替乱高下)
・G7(伊勢島サミット)開催(金融政策から財政政策へ)
・オバマ大統領、広島訪問
※日銀保有の日本株式EFT累計額は8.9兆円で保有率59%!〜作られた日本株式市場〜/マーケット(日本)
2016年6月
・消費増税2年半(19年10月へ)の先送り決定
・舛添前都知事辞任
・ゴールド(金)価格、一時1,300ドルを突破
・Brexit(英国のEU圏からの離脱)決定の国民投票離脱決定
・Brexitにより世界の株式市場から約3兆ドル(300兆円)が消失
・日本円が1日で7円の史上最大の変動率、99円まで一時下落
※Brexit決定まとめ&2016年のブラック・スワン(まさかのリスク)を再確認〜個人投資家の今後の投資先〜/マーケット(世界)
2016年7月
・GBPが31年ぶりの安値圏
・メイ英国首相誕生
・スイス50年債がマイナス金利へ
・世界的な債券バブル
・日本人口7年連続減少(減少幅は過去最大)
・トルコクーデター未遂
・PokemonGoローンチ
・ドイツ銀行危機の高まり
※日本も2018年に発動、海外口座の多国間情報交換制度(海外資産の丸裸政策)−Automatic Exchange of Financial Account Information in Tax matters-/制度・規制・法律・金融政策
※トルコのクーデター失敗とトルコリラ資産(リラファンドやリラ債券は要注意)/新興国通貨(レアル・リラ・ルピアなど)
2016年8月
・イチロー選手が3,000本安打達成
・天皇陛下が生前退位に関連するビデオメッセージ
・リオオリッピックパラリンピック開閉幕
・BOE(英国中銀)による利下げ
・USD/JPY 1ドル=100円の攻防
※ドイツ銀行が独コメルツ銀行との合併可能性を示唆!ドイツ銀行破綻阻止への布石か?(欧州危機は継続中!) / マーケット(世界)
2016年9月
・杭州G20サミット(原油動向への影響)
・iPhone7リリース、Apple株価最高値更新
・日銀の金融政策変更(長短金利操作付きQQE+オーバーシュート型コミットメント導入)
・ドイチェ破綻懸念?
・OECDでサウジアラビアとイランが8年ぶりの減産枠組みで合意
※国税庁が指摘した2014年の海外資産相続申告漏れ件数は177件!海外資産(預金、株式、不動産、オフショアファンド)を持つ人は必見! / 日本人の富裕層資産運用情報
2016年10月
・GBP/USD 1ポンド=1.28ドルを割り込み31年ぶりの安値更新
・USD/JPY 1ドル=105円を突破
※2018年開始のOECD諸国の情報交換制度〜HSBC香港口座などの海外銀行口座を持つ日本人は要注目〜/制度・規制・法律・金融政策
2016年11月
・TPP承認案を強行採決
・韓国で朴大統領の弾劾を求めるデモ拡大
・黒田日銀総裁、任期中の物価上昇目標2%を諦め(18年度頃に先送り)
・第45第米大統領はトランプ氏に決定
・ドル高他通貨安が進行(1ドル=115円台へ)
・東京で54年ぶりの初雪
※”Make Great America Again!” 第45代アメリカ合衆国大統領に共和党ドナルド・トランプ氏が就任予定決定!(米国大統領選挙結果と今後のマーケット) / マーケット(世界)
2016年12月
・NYダウとS&P500指数が最高値更新
・イタリア国民投票で与党敗北
・ECB(欧州中央銀行)がQEの事実上のテーパリングを開始
・1ドル=118円台へ
・米FRB利上げを決定
・イタリア銀行モンテパスキの資本増強問題で公的資金注入決定
・日本のこどもの出生数が100万人を切る
※2017年は米利上げ加速へ!利上げ実施で「ドル高円安」は継続、円資産目減りへの備え/制度・規制・法律・金融政策, 為替マーケット全般
・・・・・・・・・30日まで続く。
2016年は色々なことがありました。色んな事があるからこそ、ボラティリティが生じて、投資によるリターンが生まれます。
1年やもっと短い期間での上げ下げやパフォーマンスに拘るのは単なる「投機(ギャンブル)」でしかありません。
本物の「投資家」は、3〜5年、10年以上など「目先の上げ下げ」ではなく、「自分のアセットクラスの分散や割合をもとに」中長期で投資し続けています。
2017年もっといろいろなことがあるでしょう。このブログの読者の皆さんは、中長期で考えて「投資家」になってくださいね。
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