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アメリカ株(S&P500)の上昇、それはジェネレーション交代の産物である!

公開日: : 最終更新日:2021/02/09 マーケット全般(株式、債券、為替)

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

今回は「米国株式」についての情報です。Bloombergに面白い記事がありました。

<Millennial Move Into”Savings Years”Seen Supporting U.S. Stocks>

Screen Shot 2015-05-21 at 00.38.07

「ミレニアル世代が「財テク年齢」に差し掛かって来た、結果、米国株式を支えているよ!」ということのようです。

こちらが詳しいチャート。(シティバンクが出しています)
緑色が、S&P500株式指数で、黒色が35−39歳のアメリカ人人口推移(ミレニアル世代)

<Demographics and U.S. Stocks>

Screen Shot 2015-05-21 at 00.33.51

そもそも、まず「ミレニアル世代」とは?という点から。

ミレニアル世代は、1981−97年生まれの世代を総称していて今回のレポート曰く「2000年以降に2回の株式下落局面で投資をしていなかった世代」とのこと。そして、米人口において、ベビーブーム世代(1946−64年)の7,350万人を抜いて最大の人口集団(今年7,530万人)となっているそうです。更に、2028年に向けて毎年増加し、更に2,390万人増える見通しという、要は黒色チャートが推移している通り右肩上がりに伸びていくという事です。

彼ら世代が「財テク年齢」に差し掛かり、資産運用の1つとして「株式投資」をする事がS&P500指数すなわち米国株式市場の下支えになっていくというのが一つの見方ということ。実際、このミレニアル世代は住宅バブル後、初めて住宅ローンを組もうとし始めたようなニュースも現地では流れていて、REIT市況への後押しにもなっているようです。

ミレニアル世代は別名「ジェネレーションY(1975−1989年)」と呼ばれていますが、彼らはベビーブーマーの子ども世代として幼少期からデジタル化の生活に慣れ親しみ、日常的にインターネットを使いこなす世代です。結果、それまでの世代と価値観やライフスタイルが異なるということになっています。(=2000年前後もしくはそれ以降に社会に進出する世代)

米国人口は約3億人のうち既に7,530万人(25%)がこの世代に差しかかかり、多くが財テクを始めるということ。金融緩和(QE3)やゼロ金利などの金融政策だけで米国株式市場が盛り上がって来たと言う経済学者も多いですが、人口動態と株式市場(+経済環境)の相関性は決して無視は出来ず、これらの人口が株価下支えの要因になるというのは多いに見て取れるでしょう。

一方、人口は増えず世界最速で少子高齢化を邁進中の日本において日経平均がようやく20,000万円台で「もう高いだろう」と思われるのとは大違いです。S&P500は最高値を更新していますが「高すぎる」という感覚よりもむしろ「まだ、上昇するんだろうなぁ〜」という感覚の個人投資家の方が多いようです。

結局のところ、個人投資家はこういう右肩に上昇していく指数こそ、年金不安がある日本人はなおさら積立投資でコツコツと月々一定金額を積立投資しておくべき資産でしょう。米国株式(S&P500)が今後も上昇していく可能性が高い1つの材料や理由として確認しておきたいニュースでした。

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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