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ホットな話題、CNY(人民元)

公開日: : 最終更新日:2021/02/09 マーケット全般(株式、債券、為替)

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
今回の記事は『為替(人民元)』について。

2015年、為替でホットな話題は大きく2つだと思っています。
1つはUSD(米ドル)、もう1つがCNY(人民元)です。

まずこちらを見てみましょう。
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(出典:BIS)

国際決済銀行という、国際機関が出している世界の『為替取引量(%)』を示しているデータです。(ペアトレードで重複するので200%計算のうちのパーセンテージ)

表を確認してもらって分かる通り「USD」が87%で一番取引量が多いのが見て取れます。なぜなら、為替そのものの取引然り、貿易におけるコモディティ(商品)も米ドル建てで流通しているのがほとんどだからです。つまり、世界は「USD(米ドル)」中心に動いている、といっても過言ではありません。歴史を遡れば第二次世界大戦以降、米国覇権の世界だから、とでも言いましょうか。

さて、そんな中、今世界経済や為替について、ホットな話題が「CNY(人民元)」です。
日本人個人投資家は「中国だから・・・」や「中国なんて・・・」というような、主観であれこれ毛嫌いしていますが、政治的な動きや経済的な動きとして大きく動いてきているのはご存知でしょうか?

1つ目が、中国主導の「AIIB(アジアインフラ投資銀行)」
2つ目が、「IMF(国際通貨基金)の特別引出権(SDR)の構成通貨にCNY(人民元)が採用されるかどうか?」

細かい話はここでは省きますが、ザックリまとめると「中国は、CNY(人民元)の国際化(国際的に流通通貨として)のポジションを虎視眈々と狙っていて、その計画を進めている」ということです。

この結果、どうなっていくか?というのが個人投資家にとってのポイントです。
想定出来る事を3つ挙げてみます。

1.)USDやEURのように、CNYが世界的に重要な通貨ポジションを占める。
2.)(相対的に)同じアジア通貨であるJPY(日本円)の世界的な価値が下落する。
3.)米国(USD)と中国(CNY)の政治的、軍事的、経済的な衝突や対立が大きくなる。

中国が虎視眈々と狙っているのは「中華(世界の中心)」なので、戦後の米国を中心とする経済金融体制への反旗の要素もあるのが今回の大きな動きです。それを守っていくのが米国の思惑。

目が離せない中国(CNY)の動向というのは間違いありません。
「今からCNYへ投資をしておけば・・・!?」という個人投資家もいると思いますが、上の表を確認して分かる通りまだまだCNYの世界的な占有率は低く、ハッキリ行って、超ハイリスク・ハイリターンです。まだ資産とは呼べる段階ではありませんね。

やはり資産分散、通貨分散の観点ではあくまでUSDを中心に考えて、例えばUSD建てで投資できるオフショアファンド(ヘッジファンド)資産などに分散投資をして円安や今後世界的な地位低下の可能性があるJPY(日本円)の相対的価値目減りに備えておきましょう。



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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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