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行動ファイナンス入門(資産運用に戸惑う人の行動バイアス)

こんにちは、眞原です。

今回は、資産運用の基礎。

いつもの概念に近い古典的な「マクロ経済分野」ではなく、もっと投資家の投資心理寄りの身近に感じられる、近代経済学分野であり「行動ファイナンス」について。

基本的に「金融」は「(実物がない)概念」なので、「概念」をイメージするのが苦手な人は「金融=投資=資産運用」って難しいってなる傾向があると思います。

故に実物がある不動産が好きな方は、有価証券投資が不得手という傾向も・・・。

「行動ファイナンス」も「概念」が大事ですが、「人の行動心理」に関わると考えると分かりやすいでしょう。

ちょっと本題に入るその前に・・・。

「マーケット(金融/経済/投資/資産運用)」を考える大前提として、マーケットを動かしている人たち(オフショアファンド(ヘッジファンド)マネージャー、ファンドマネージャー、投資商品を作る証券会社などの商品組成部、証券マン、銀行員、投資家たち)の大前提のルールがあり、それは1960~1970年代に米国で提唱された「効率的市場仮説」という概念です。

「効率的市場仮説」を分かりやすく言えば、

市場は常に効率的であり、どのような情報を利用しても、他人あるいは平均よりも高いパフォーマンスを一貫してあげることは不可能であるという説

です。

ざっくりですが、そういうものだと思ってください。

ということは、基本的に全てのマーケット参加者はこの「効率的市場仮説(という概念的なルール)」に基いて投資判断、売買を繰り返していることになります。

しかしながら、

実はそれってホンマかいな?

というの示しているのが、古典経済学や効率的市場仮説に較べると比較的新しい分野の「行動ファイナンス」です。

あくまで個人的な意見ですがその最たる考え(概念)を示しているのが、世界の名だたるヘッジファンドマネージャーの中でも有名なジョージ・ソロス氏

著名投資家ジョージ・ソロス氏の「シムズ理論」の薦めを拒否した麻生太郎財務相

私自身、ソロス氏の概念(哲学)が大好きで、実は学生時代から彼の本を読み漁っていましたが、

その結果、そもそも資産運用(マーケット)参加者において「効率的市場仮説」以上に、マーケットを動かす人の行動やもっと心理的な根底にあるのは、

(合理的に判断していると見せかけて実は)常に、人間は非合理的に判断し、行動する

という感が方に行き着いています(ソロスの言う「可謬性」と「誤謬性」と「再帰性」に関わってきます)。

ソロス氏の概念については、また書こうと思いますが・・・、

この「人間の非合理的な判断と行動」が、「人間心理」「行動心理」「バイアス」によって様々な影響や「歪み」をマーケット全体に与える結果、「経済バブル」が繰り返される要因となり、その歴史が繰り返されています。

さてそれでは次回以降、本題となる下記の「行動ファイナンスの基礎概念」について述べていこうと思います。

・自信過剰(心理学上「人は自分の能力や意思決定について理不尽な自信を抱く傾向」)
・損失回避(損失を回避するために極端な方法に走りがちであるという人間の傾向)
・惰性の問題(人がそうしたいと思うこと、あるいは行動すると同意したことに対して、結局は何も行動を起こさないでいる傾向)
・精神的な近道を通る傾向(投資するにあたり多くの人が「精神的な近道」を使うもしくは非常に狭い視野を持って挑む傾向)
・投資の近道を通る傾向(それぞれの状況を反映したポートフォリオを構築・保有することの重要性を認識しつつも、実はそう実行しない傾向)
・情報の誤用(あふれる情報に対してどのような情報をふるいにかけ取捨選択し誤用する傾向)

これらを知り、自身の心理状況や行動を効果的にコントロールできるようになれば、投資(資産運用)の判断に良い影響を与えるでしょう。

次回以降、上の「行動ファイナンス」分野について詳しく述べていこうと思います。



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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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