【Q&A】「海外積立投資(変額型プラン)のポートフォリオが下落していて不安です」
こんにちは、真原です。
今回は、Q&Aから。
特に直近のマーケット変動(大幅調整)を受けて、海外積立投資(変額型プラン)もしくは積立投資でマイナス圏に沈んでしまっていて不安な方、損切などをした方がイイのか迷っている方に参考になると思います。
また、海外積立投資(変額型プラン)やポートフォリオ、現在投資している投資信託(ミューチャル・ファンド)のご相談はいつでも
こちら(「直接相談(無料)」)
からお気軽に連絡してください。
それでは・・・、
<Q.>
海外積立積立(変額プラン)を今年3月から開始していますが、現在のポートフォリオでは最近、インドや中国のファンドが下降していて少々不安に思っています。
情報を頂いた新たな推奨ポートフォリオに変更するのが良いのでしょうか?
<A.>
まず添付で〇〇さんの「Mornignstarポートフォリオレポート(分析レポート)」の日本語レポートお送りしています(こちらは〇〇さんご自身の海外積立投資のオンラインマイページからダウンロードして頂けます)。
既にご確認頂いているように、中国株式全体としては2018年年始から右肩下がりでずっと下げてマイナスになり続けています。
またご不安点に挙げて頂いているように「インド株式も2018年は全体としては不調」です。
なので結果的に現在の海外積立投資(変額型プラン)のポートフォリオでは、前述2つの新興国株資産の下落が、同じくポートフォリオに組み入れている米国株式ファンドの上昇以上の下落幅を見せているので、全体としてはマイナスに沈んでいます(ポートフォリオ(ファンド)の特性上では、米国48%、中国30%、インド9%、香港3%の組入です)。
ただ、正直この下落(調整)は当然想定内であり(年始から私はブログで大幅下落調整がある旨を発してきました:下記記事ご参照)、むしろ、月々海外積立投資をするメリットとしての「ドル・コスト平均法」を活用していく上で、中長期で考えるとむしろポジティブになってきます(なぜなら、ファンド下落時に同額で多くの口数買付に寄与するうえ、買い付けているのは今後上昇期待が持てる資産であるからです)。
確かに、目先では下落で苦しく不安になられるお気持ちも分かりますが、積立先のファンドや株式指数そのものが上がり続ける世界はありえませんので、あまり短期的に捉えて悲観的にならないようにご注意ください。
また重ねてのお伝えですが海外積立投資では積立当初は敢えて「ブレ(リスク/ボラティリティ)が大きく今後の上昇期待が持てる資産クラス(地域)やファンドを選択してポートフォリオをオススメしている」ので(上述と下記記事通り)、マクロ・マーケット状況を長い目で見て頂ければと良い結果に繋がると思います。
またお伝えのように現状では新たなポートフォリオへの切替をオススメしているので、もしこちらへの変更をご希望でしたらサポートできます(アドバイザリーサービスは頂いています)。その場合にはお手数ですがその旨ご連絡ください。
〜海外積立投資(変額型プラン)のポイント〜
・目先のファンドやマーケットの上げ下げに焦らない
・上げ下げに賭けない(=一定「金額」を月々投資する=「ドル・コスト平均法」の活用)
・不安になった時は、中長期での海外積立投資と再認識(地味だけれどもコツコツ投資が成果を生むと信じて積立投資し続ける)
・上がり続ける、下がり続けるファンドやマーケットは無い
・満期が近くなれば「ドルMMFファンド(ブレがほぼなく金利を取るだけのファンド)」や「債券」へスイッチングする
です。
※また、海外積立投資(変額型プラン)のパフォーマンスに満足がいっていない、アドバイザーを変更したという場合には、お気軽に
こちら(アドバイザーチェンジ)
からご連絡ください。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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