【海外積立投資】株式マーケットクラッシュ実はラッキー!下落時の投資家に必要な『忍』の一文字。
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こんにちは、眞原です。
今回は、海外積立投資(変額型プラン)をしている個人投資家、他にも積立投資をしている方、もしくは500万円、1,000万円などの一括資金を国内の投資信託(ミューチャル・ファンド)で運用しちゃっている方への情報。
幸か不幸か「たまたま」・・・、去る10月9日にリリースしたこちらのブログ記事↓の後に、
特に株式マーケットの大幅調整があったので、複数の弊社クライントから
「予言的中ですね!」
「予想通りでしたね!」
「さすがです!」
なんて嬉しいお言葉を頂いているんですけど、ホンマに・・・、
「たまたま」
です(苦笑)。
これだけ米国の金利が上昇し安定化し始め、長期トレンドで高値を追う各国株価水準を見ていると、「どこかのタイミングで調整ありだな(しかしながら、その要因は分からない)」というのは、きっと素人目でも分かった状況だったと思います。
むしろ、私は2018年1月時点で、”クラッシュ間近!”って言ってましたから↓!
とは言えこの記事のあと、”2月に大幅なマーケットクラッシュ(調整)があった”のを、みなさん覚えてますでしょうか??
その2月以来の「大幅な調整下落」が今回。
<S&P 500 Index 1年チャート>
(出典:Bloomberg)
<NY Daw Index 1年チャート>
<Nasdaq Index 1年チャート>
<日経平均株価 1年チャート>
<上海総合指数 1年チャート>
上海総合はチャートを見ても分かりますが年始からずーーーーと右肩下がりに下落しているので、中国株関連のETF、投資信託(ミューチャル・ファンド)の多くは値下がり(含み損を抱えている)状況です(一部、個別銘柄は除く)。
また、米国株式や日本株式、アジア株式も然り、直近の「ガクンとフリーフォール」のような下落で、投資している資産の含み益が急に消え去ったり、むしろマイナスに落ち込んでいる投資家も数多くいることでしょう・・・。
(出典:Fotolia)
しかしながら!!、海外積立投資(変額型プラン)している個人投資家が、こんな「1日、1週間の大幅下落調整」で焦った、不安になったり、ビビったり、解約しようか(損切しようか)と悩んだりする必要は、まーーーーったくありません。
こんな下落は、単に1年365日中(株式マーケットが開いているのは245日前後ですが)の、たった1日や7日間、2週間程度に過ぎないのです。
もっと「大枠(満期までの月日、年月、そして投資先はどこなのか?)」で、積立投資(変額型プランの)ポートフォリオ/運用先ファンドやマクロ経済)を見なければいけません。
例えば、満期まで10年、15年、20年、25年もっとあるにも関わらず、たかだか1日の下落で右往左往する必要があるでしょうか?
私は、今回の下落を見て、むしろ正直・・・、
もっと、もっと落ちろーーーーーーーー!!
下落しろーーーーーーー!!!
と思っていました。
下落すれば、投資しているアカウントが「真っ赤(要はマイナスアカウント)」になりますが、下落時こそ積立投資(変額型プラン)の最大の強みである
を最大限活かすことが出来るからです(※前提は伸びゆく可能性が高い資産/ファンドの積立が必要ですが・・・)。
巷では、ドル・コスト平均法をバカにする経済評論家とかいますけど、正直そういう人は「長年ドルコスト平均法で投資し続けた経験が無い人」だと個人的に思っています。つまり「投機家(上げ下げに一喜一憂して、安い高いのジャッジをして資金を投じる)ギャンブル思考」の人である傾向が強いのです。
「投機家(スペキュレーター)」と「投資家(インヴェスター)」は全く別物なので交わることはありませんが、海外積立投資(変額型プラン)や月々一定の積立投資を実践している個人投資家は、あくまでも中長期での「投資家」なので、今回のとうな近視眼的なマーケットの上げ下げはホンマにどうでも良いのです(満期が近かったら流石に焦りますが・・・)。
そして、むしろ上げ下げは単に心労になるから、下落時こそマーケットすらも見ない、さらに言えば積立投資のアカウントも無視するくらいの「忍耐力」も個人投資家が中長期で投資していく上では必要なスキル(考え方)になってきます。
下落時こそ、
「ラッキー」
下落時こそ、
「忍」
の一文字。
海外積立投資をしている「投資家」の皆さんに送る言葉として改めてまとめると・・・、
・マーケットクラッシュが起こっても、焦らない
・含み益が消えても、焦らない、落ち込まない
・積立投資を止めない、諦めない
・下落は一時的で、中長期では伸びゆくと言い聞かせる(永遠に下落、上昇はありえない)
・短期ではなく、中長期投資としての「忍耐」が必要
です。
どの時代でも(毎年)、絶対に「リスク要因(マーケットを大きく乱高下させる波乱要因)」があります。
今で言えば、
・米中貿易戦争
・北朝鮮問題
・サウジアラビアと米国の緊張
・ロシアの米国選挙介入
・中国の長引く株価下落や民間企業の多額の負債
・新興国からの資金流出による高インフレからの政情不安
・ドイツ・メルケル政権が選挙で窮地に?
・EUとの合意なきBrexit懸念
・米国金利の上昇
・トランプ大統領の中間選挙での大敗の可能性
などなど挙げればキリがないので、個人投資家の皆さんがアレコレ考えても「何も変わらない(心配するだけ無駄)」ということです(これらを考え、行動に移し、利益を上げるか下げるかはファンドマネージャーの仕事)。
個人投資家は、ゆっくりと腰を据えて、マクロ視点で、こういったリスク要因による波乱が起こった時に、どういうった行動を取るのか、取らないのか、自分なりにジャッジできる思考力、情報を得る方がいくつか「心労を和らげる力」になるでしょう。
海外積立投資(変額型プラン)は、中長期投資なので、短期で決して「焦るべからず!忍!!」なのです。
(covered by Fotolia)
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