【ヘッジファンド情報】2018年悲喜こもごも!世界のヘッジファンド運用成績
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こんにちは、眞原です。
今回は、ヘッジファンド情報。
2018年の運用成績がようやく徐々に出揃い始めたので、毎年恒例の「Hedge Fund Research Inc」が公表している前年のパフォーマンス情報です。
もちろんヘッジファンドは世界に山程あるので、この情報は全世界の一部ヘッジファンドの情報ですが、ヘッジファンドに投資している個人投資家にとっては参考にはなると思います。
特に、どういった戦略のファンドが良かった悪かった傾向があるなど・・・。
そもそもヘッジファンド(オフショアファンド)とは?という点については、
こちら(オフショア投資入門書(無料))
からマニュアルを読んでみてください。
(出典:WSJ)
Good(良かった)、Bad(悪かった)、Ugly(酷かった)という具合にパフォーマンス結果ごとに分けられています。
ファンドの名前、2018年のリターン(%)、ファンド戦略の順番です。
<The Good>
【FUND NAME】Odey European
【2018 RETURN (%)】+53%
【STRATEGY】Macro
【FUND NAME】Northlander Commodity
【2018 RETURN (%)】+52.7%
【STRATEGY】Energy
【FUND NAME】Crescat Global Macro
【2018 RETURN (%)】+40.5%
【STRATEGY】Macro
【FUND NAME】QQQ Capital(Apr.2nd launched)
【2018 RETURN (%)】+39.4%
【STRATEGY】L/S Equity
【FUND NAME】Alta Park
【2018 RETURN (%)】+34.8%
【STRATEGY】L/S Equity
【FUND NAME】SoMa Partners
【2018 RETURN (%)】+20%
【STRATEGY】L/S Equity
【FUND NAME】Autonomy Global Macro
【2018 RETURN (%)】+16.7%
【STRATEGY】Macro
【FUND NAME】Mudrick Capital
【2018 RETURN (%)】+16.2%
【STRATEGY】Distressed
【FUND NAME】Bridgewater Pure Alpha
【2018 RETURN (%)】+14.6%
【STRATEGY】Macro
【FUND NAME】Aspect Systematic Global Macro
【2018 RETURN (%)】+14.3%
【STRATEGY】Quant
【FUND NAME】Tiger Global
【2018 RETURN (%)】+14%
【STRATEGY】L/S Equity
<The Bad>
【FUND NAME】Pershing Square Holdings
【2018 RETURN (%)】-0.7%
【STRATEGY】Activist
【FUND NAME】Winton
【2018 RETURN (%)】-0.6%
【STRATEGY】Quant
【FUND NAME】Marshall Wace Market Neutral TOPS
【2018 RETURN (%)】-0.6%
【STRATEGY】Market-neutral
【FUND NAME】Coatue Qualified
【2018 RETURN (%)】-1.2%
【STRATEGY】L/S Equity
【FUND NAME】OZ Master
【2018 RETURN (%)】-1.3%
【STRATEGY】Multi-strategy
<The Ugly>
【FUND NAME】Balyasny Atlas Enhanced
【2018 RETURN (%)】-7.1%
【STRATEGY】Multi-strategy
【FUND NAME】Algebris Macro Credit
【2018 RETURN (%)】-10.8%
【STRATEGY】Credit
【FUND NAME】Third Point Offshore
【2018 RETURN (%)】-11%
【STRATEGY】Event-driven
【FUND NAME】Aspect Diversified
【2018 RETURN (%)】-14.6%
【STRATEGY】Quant
【FUND NAME】Glenview
【2018 RETURN (%)】-16.2%
【STRATEGY】L/S Equity
【FUND NAME】SMN Diversified Futures
【2018 RETURN (%)】-17.8%
【STRATEGY】Quant
【FUND NAME】Z Europe
【2018 RETURN (%)】-17.9%
【STRATEGY】L/S Equity
【FUND NAME】Trias L/S Fund
【2018 RETURN (%)】-25%
【STRATEGY】L/S Equity
【FUND NAME】Greenlight Capital
【2018 RETURN (%)】-34%
【STRATEGY】L/S Equity
【FUND NAME】Atlantic Investment’s Cambrian
【2018 RETURN (%)】-35%
【STRATEGY】Activist
【FUND NAME】QIM’s Quantitative Tactical Aggressive
【2018 RETURN (%)】-42.1%
【STRATEGY】Quant
結果を見て一概にどの戦略が良かった!悪かった!という結果では無かったようです・・・。
良いファンドは良い、悪いファンドは悪いという、見事に明暗クッキリでしたね。
日本人にも馴染み深いヘッジファンド(オフショアファンド)の1つでもある、「Winton」も「The Bad」に入っていますが・・・、 Wintonの過去の運用を見ている限り過去の遺物になりつつあるなぁーと投資アドバイザーとしては感じています。
ちなみに・・・、過去「日本の金融庁の嫌がらせ?」を避けるために、彼らWintonも日本人投資家の新規投資を受け付けなくなって、既に何年も経過してしまっています・・・。
日本人の投資家に足りない資産はヘッジファンド(オフショアファンド)だっていうのに・・・。
2019年は(2018年末から)マーケットでのボラティリティの高まりを受けて、ヘッジファンドにとってはまたとない機会が巡ってきています。昨年はクタクタだったヘッジファンドも、今年息を吹き返すのではないかという期待を抱いています。
ヘッジファンド運用は中長期(最低でも3〜5年単位)で見ないと全く意味がありませんが、まずは2019年もしっかりパフォーマンス推移を追って行き、年末に再度レビューしたいものです。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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