もしかして、日銀が買った「日本株ETF」の出口戦略はコレか!?
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気になるホットニュース(妄想・制度・規制)
こんにちは、真原です。
今回は、K2 Partnersの皆さんも、
「日銀が買った日本株ETFって、どうなると思う?出口戦略は?で、結局日本株ってどうなると思う?今、売った方が良いの?」
という、クライアントに聞かれることが多いであろうこの内容について、私見をつらつら書いてみます。
もう7年近く前から本ブログでも、日銀の金融緩和政策(旧アベノミクス)について時折まとめて書いてきました。
日銀は、15兆円の含み益で、日本株の最大の株主!
今日Bloombergで、
どうやら、日銀が保有している日本株ETFの含み益が、15兆8,000億円を越えて過去最大を更新してきたそうです。
日経平均株価が30年ぶりの3万円台到達なんで、当然、日銀が買い支えてきた日本株ETFもそのリターンの恩恵を受けています。
もはや、日本銀行(政府の銀行)が、日本上場株式の最大株主になった、異様な株式マーケットと日本の中央銀行や日本政府という構図です。
ただ、基本的に現時点では、こういう異様な状況について鋭い追及もなければ、今後の日銀の買っている日本株ETFの出口戦略について突き詰めて答えを見出そうとしないものです・・・現に、黒田日銀総裁や現日銀メンバーも出口戦略についてはウヤムヤな回答しかしていません、なにせ2023年には黒田日銀総裁は退任ですし。
具体的には2月16日の衆院財務金融委員会で、黒田総裁の任期は2023年4月までにも関わらず、
「2023年でも、2%の物価安定目標に達するのは難しい状況であることは認めざるを得ない」
と述べました。
いやいやいや、アベノミクス(金融緩和政策)始めたん何年前ですの?
その時から「物価安定目標」って言って未達成・・・民間企業であれば「戦略ミス」「経営判断ミス」と評されてもおかしくないこの未達成です。
日本株ETFは満期なき資産であり、出口戦略が明示されていないリスク
なにはともあれ、ETFは、同じように買い取っている「国債」と違って、満期がありません。
国債も国債で、いやいや財政ファイナンスやん!って言われている始末。
それ故に、今保有されているETFは安く買って(取得単価を均して)高く売却しないと、日銀がマイナスを被ることになるのです。だからこそ、その出口戦略(日本株ETFをどうやって処理するのか?)についてマーケット関係者が関心を寄せています。
きっと、K2Partnersの皆さんも、投資家の皆さんから「日本株ETFをどうやって処理すると思う?(=日本株資産を持っていて大丈夫だろうか?という)」相談を受けているはずです。
私もあれこれと、クライントの資産を守る、殖やすにはどうすればいいか?について、無い頭を捻って妄想をしている訳です。
私なりに考えているは、今の金融政策の限界はくると考えているし、もしかしたら中銀発行デジタル通貨(CBDC)を用いて解決する方法に着地するのか?と勝手に妄想している訳ですが、K2 Partnersの皆さんも、こうした日銀、日本株、日本国債についてアンテナ高く情報をとっているだけで、クライント(投資家)に対して「どういう方法で、どういう資産内容で、投資や守り」を伝えれば良いかが変わってきますよね。
【金融政策】今後15年先も今の日銀の金融政策(日銀異次元緩和策)が続かない場合、即ちソレは「日本円(JPY)の死」を意味するであろう
日銀保有の日本株ETFの行方は?
で、本稿のタイトルである「もしかして、日銀が買った「日本株ETF」の出口戦略はコレか!?」というのは、
おお!!
政府主導で「大学基金」を作るじゃないか、しかも10兆円規模の基金を目指すやないか〜!
と。
あれ?日銀が持ってる「日本株ETF(2020.11月末時点保有時価は約45兆円)」、ひとまずこの大学基金に売却すればいいんじゃないか?
なんて妄想した訳です(笑)。
そうなれば・・・産業界や大学(=民間)が買い取るので、ETFも民間の手に戻る、と。でも巨額なETF売買なんで、簡単な話じゃないんでしょうけど!(苦笑)
他には、日銀が「CBDC(中央銀行デジタルカレンシー)」の発行に合わせて、この時には、日本人は日銀ウォレットを作ることになるんでしょうから(この時にマイナンバーカード取得を必須化、ウォレットも銀行口座もマイナンバー登録の義務化)、日銀保有の日本株ETFをウォレット保有の日本人全員に「ベーシック・インカム」として給付する、なーんてことも考えられたり(笑)。
https://toushin-shisan.net/2017/12/post-8460.html
年金受給開始、71歳以上も!高齢者が高齢者を支える日本へ!いっそのこと年金不要で現役時代からベーシックインカムを導入して欲しい
いずれにせよ、遅かれ早かれ、きっとあと5−10年もすれば、日銀が保有する日本株ETFの「出口戦略」が見えてくるはずなんで、その時に、慌てふためくのではなく、予めあれこれ妄想しつつ、その時に投資アドバイザーの皆さんが、投資家に対して良き情報やアドバイスができれば良いですね。
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