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1億総活躍の第一弾!?高齢者の定義「70歳」へ変更?年金受給開始は75歳から?

公開日: : 最終更新日:2021/02/09 気になるホットニュース(妄想・制度・規制)

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。

今回は、日本の年金問題&社会事情&高齢化社会について。

とうとうきました!(というより、2016年4月時点で私がブログ記事↓でまとめている内容の重複ですが!)

※ほ〜らねっ!「65歳以上が高齢者という定義」変更で今後の年金受給年齢も変更へ!?/みんなの年金問題

<高齢者「70歳以上に」 内閣府、定義引き上げ提言>

(出典:日経新聞HP)

まっ、今さら勝手に「定義を変更」しようとも「想定内」ですけれども・・・。

※『もし私が政治家で今の年金制度をカタチ上で維持させるとしたら(もし年金!)』〜100歳以上の高齢者が6万人超で少子超高齢化社会の日本!〜 / みんなの年金問題

例えば、現時点で現役世代で特に50代以上の方で、「よし定年まであと少し・・・」と思っていた人たちにとっては「まさか!」という話しかも知れませんね・・・。

もしくは「社畜だ!」、「ストレス社会、ブラック企業だ!」なんて感じながら働いている人にとっても「オーマイガー!」というニュースなのかも知れませんが・・・。

(出典:Bloomberg)

とは言え、昔と比較すれば現代の60代は十分「若い」ですからね・・・、

となれば、税金と労働力が欲しい政府としては、

よーし!人口が減ってることや(技能や経験豊かな「人材活用」と名目で)”1億総活躍社会”と名付けて「現行の65歳=高齢者の定義」は「70歳=高齢者」に変更して、もっと働いてもらおう!!

と考えるのが妥当でしょう。

”活躍”とは響きの良い政治家言葉だなーと思っていますが、要は「老後もしっかり働けよ!=税金納めるよ!=年金は中々支払わないぞ!」ということと言い換えて差し支えなしでしょう。

にも関わらず。「退職してからも元気だから!」なんてポジティブに捉えてまだまだ働こうという退職者世代(高齢者世代)がいますが、

1度きりの人生、なんのために生きているのですか?(YOLO)

と問いたくなります・・・。

特に高度経済成長期を作り、支えて、崩壊させてきたこれまで働き詰めの世代にとって「働く=人生」のような感がありますが、その点に関しては非常に疑問です。もう十分働いたんでしょうから、余生は楽しいことしてください、と・・・。

さて為政者、行政が勝手に「線引き」して定義や規制(や法律)を変える世界がまかり通っている以上(まして、今や与党が作った法律であればほとんど発効するでしょう)、そのマイナス面も(ポジティブ面?も)国民一人ひとりが受けるのは言うまでもありません。

正直「アベノミクス」で日本経済が良くなったなんてことは、タダの勘違いでしかありません。

※民主党時代の経済情勢と安倍政権下でのアベノミクス/投資と社会事情の関係

日本の未来、がぜん増える「下流老人」

現在の退職者世代(年金世代)が、「自分たちの年金が少ない!」と嘆いていたりしますが、私達(それ以下の世代)は私達の年金を支えてくれる子どもたちが圧倒的に少ないので、年金受給金額は今の世代よりももっと少なくなるのは、容易に想像できるのです。

つまり、

今の高齢者よりも、もっと「下流老人」確定!

です。

現行の年金制度(賦課方式)に無理があるのいうのは言うまでもないのでしょうけれど、年金制度維持のためには(年金制度を崩壊させないためには)、

・年金支給年齢を引き上げる(「70歳からが高齢者」という定義)
・年金額を削る(マクロスライド方式)
・GPIF(年金基金)がものすごいリターンを上げる
・新制度の年金制度を作る(が、当然その財源も案も無し!)

などでしょう。

なので、

年金に頼りながら「老後(退職後)は楽々〜」「満喫〜」「働かずに趣味に生きる」「旅行に行きたい!」

なんていうのは絵に描いた餅になっていく、というのはこれから老人(退職者=高齢者)になる私たちの世代です。

単に悲観して終えるか、これからの自分の考えと行動を変えるか?

人口動態というのは「客観的な数字なので想定」できるので、日本社会において今後の「人口減少」は止まらないというのは大前提です。

なので、年金を収めてくれる下の世代の母数が少ない以上、私たち現行の現役世代は「年金=老後生活のための安心制度」とは言い切れないのです。

※2016年に生まれたこどもが100万人を初めて切る!続く人口減の中で年金制度への期待はほどほどに!/みんなの年金問題

しょうがいないですよね、環境(社会)は必ずしも社会的弱者が望む風には変わらない訳で、それに期待しても仕方ないというのが事実。

結果、自分たちができることを考え、愚直に実行するしかありません・・・「2度と戻ってこない「時間」」を無駄にしないために。

いくら資産家(お金持ち)であっても貧乏であっても「時間という限りある資源」は常に「平等(厳密には「自由であるという時間の平等は違いますが・・・」)」です。その「時間=資源」を活用するかどうかは、当然自分次第であって、活用したか否かは年々差がついてくるものです。

※積立投資で10年間の複利運用と何もしない銀行預金との差(資産運用は早く始めるべき) / 海外積立投資

今後も、好き勝手に彼らの都合の良いルール変更、そして規制や法体系となって、常に搾取されているのは何も勉強せず、実行しない「一般国民」であるというのは、いつの時代でもどこの国でも同じことですね。

自分の考えや行動を変え、より希望ある未来を掴むのは、国や行政や会社が助けてくれる訳ではなく、自分自身の決断と行動よりほかなりません。





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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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