2020年第1四半期にGPIF(年金基金)が過去最大損失17.7兆円。「自分年金」で備えましょう。
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気になるホットニュース(妄想・制度・規制)
こんにちは、真原です。
今回は、私たちの「年金」に関わるお話。
私たちの「年金原資」を運用しているのは、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」というファンドですが、今回2020年1-3月期の結果が公表されました。
<2020年1-3月期>
運用収益:マイナス10.71%
収益額 :マイナス17兆7,072億円
→5四半期ぶりのマイナス運用、且つ四半期ベースの損失額としては過去最大とのことだったそうです。
つまり四半期ベースでは、2008−09年「金融危機時(リーマンショック時)」を超えて、マイナスを叩き出した!という意味です。
(出典:REUTERS)
とまぁ、「マイナス17.7兆円!!GPIF終わってる!!」って感じでこのブログを書けば、怒りとともに共感を得てバズるのか?とも考えましたが・・・、
個人投資家の資産運用と同じで、GPIFのリターンもトータルで中長期で見なければいけません(「木を見て森を見ず」)。
ということで、2001年からの運用状況を確認。
(出典:GPIF HP)
2001年−20019年度まで、
収益率(年率):+2.58%
収益額(累積):+57.7兆円
とのことです(トータルで見てマイナス運用やったらブチギレしますよね)。
で、今回2020年1−3月期に、見事にマイナス17.7兆円を叩き出し、これまでの累積リターンの約30%を吹き飛ばしたにも関わらず、役員は3,000万円近く年収があると・・・。
(出典:GPIF HP)
や、確かにマーケット変動の結果なので、マイナスの要因としてはマーケットのせいであるものの、ファンドマネージャーの責任なのですよ、このマイナス運用やプラス運用というのは。
まして、年金基金は、頼みたくもないのに、へたっぴファンドマネージャーに強制的に運用される極悪な仕組みでしかない訳です。
自分で積立投資して、その結果マイナスになる、なら十分納得できますが、強制的に払わないといけない社会保険料(年金原資)で、結果このリターン水準で、まして年金受給年齢は繰り上げられていき・・・国民一人ひとりが怒る話なんですけどね、これ。
あ、やっぱり「マイナス17.7兆円!!GPIF終わってる!!」って感じのブログ内容になってしまった・・・。
自分で「年金(プラスアルファ)」を作るなら、私的年金でコツコツ積立投資をすることです。
国内外比べても「海外積立投資」が増えやすいというのは言うまでもありません。
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