【投資信託(ミューチャル・ファンド)】グローバル全生物ゲノム株式ファンド(1年決算型)〜大和証券〜
公開日:
:
最終更新日:2021/02/09
日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)やETF
国内ファンド解説
こんにちは、眞原です。
今回は大和証券から新規募集販売されている『グローバル全生物ゲノム株式ファンド(1年決算型)』の情報です。
(出典:大和証券 HP)
いわゆるテーマ型の投資信託(ミューチャル・ファンド)です。
今回取り上げられているテーマは、
「ゲノム」
です。
毎度まいど、本ブログでも書いていますが、こういったテーマ型の投資信託(ミューチャル・ファンド)は、
・証券会社の販売用マーケティングツール(キャッチコピーで売る)
・投資家自身が投資した後に、どこかのタイミングで利益確定売却をしない限り、永遠に利益確定ができない(投資して終わりではない)
・数年後には、解約が相次いで違うテーマ型が販売されているので、廃れていく
です。
こういったテーマ型株投の傾向的に見れば、世界的な株高局面であっても、ファンドの基準価額で1〜2割程度上昇するのが限界じゃないかなぁーと思います(過去の株投の傾向的に)。
具体的なテーマ詳細がこちら
別に今に始まった真新しいテーマでも何でもないですし、今更設定して新規販売する意味が正直分かりません・・・。
投信の組入内容がこちら
米国市場に上場している「ゲノム関連銘柄」が大半です。
上位銘柄の個別銘柄の推移は下記の通り。
イルミナ
ILMN:US
インビテ
NVTA:US
インテリア・セラピューティクス
NTLA:US
エディタス・メディシン
EDIT:US
メディデータ・ソリューションズ
MDSO:US
セルジーン
CELG:US
ナノストリング・テクノロジーズ
NSTG:US
CRISPRセラピューティクス
CRSP:US
セレクティス
CLLS:US
ブルーバード・バイオ
BLUE:US
結論としては、同じテーマに拘る個人投資家であれば、わざわざこの投資信託(ミューチャル・ファンド)に投資せずとも、ETFで同じファンド会社(ARK)が運用しているこのETFに投資すれば良いじゃないか?と思うのです。
ARKK:US
(出典:Bloomberg)
このETFは、
「アーク・イノベーションETF(ARK Innovation ETF)は、米国籍のアクティブ運用型のETF(上場投資信託)。投資対象は、破壊的インベーションのテーマに関連のある企業の株 式。すなわち、ゲノム革命、ウェブx0.1、および産業革新に関連する科学研究での新製品・新サービスの開発に依存する、または利益を得る銘柄を対象とする。」
なので、大和証券から販売される新規の投資信託(ミューチャル・ファンド)と、ほぼ同じ「テーマ型(若干違うのはIT系などイノベーション企業が含まれている点でしょうか)」です。
この大和証券の投資信託(ミューチャル・ファンド)にわざわざ投資する必要があるか、非常に疑問ですねー・・・。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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