日本高配当株フォーカス(プレミアジャパン・マイルドジャパン)
公開日:
:
最終更新日:2021/02/09
日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)やETF
国内ファンド解説
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
6/1から大和証券から募集販売されている『日本高配当株フォーカス(プレミアジャパン・マイルドジャパン)』の情報です。
既に運用が始まっていて、直近の数字がこちら。
<プレミアジャパン>
【基準価額】10,190円(6/1時点)
【純資産総額】1.0億円
<マイルドジャパン>
【基準価額】9,823円(6/1時点)
【純資産総額】2.4億円
このファンドの特徴からまとめると、
・日本株式(高配当銘柄)への投資
・プレミアジャパン(通常)/ マイルドジャパン(TOPIX先物の売り)※スイッチング可
の2点にまとめられます。
ゼロ金利下(マイナス金利下)において、高利回りを求めざるを得ないマーケット環境なのでこのような高配当株式銘柄へ投資しましょうというのが基本コンセプトです。
そうした中で、マイルドジャパンでは、TOPIX先物の売りを行って株式市場のボラティリティ(ブレ幅)を抑える運用を行うということです。
本来ファンド運用においては、過去のリターン実績が全てなので新規組成の段階において、且つシミュレーションを参考に投資するというのは甚だオカシイことなのですが・・・それしか判断する材料がなく(むしろ大和証券マンはどのようにセールスして、投資家はどのように投資判断をしているか非常に不思議・・・)とりあえず百聞は一見に如かずなので、同ファンドシミュレーションを見てみましょう。
まず、プレミアジャパン類似戦略のシミュレーションパフォーマンスがこちら。
2013年2月から2016年2月までの3年間のプレミアジャパン類似戦略のシミュレーションパフォーマンスで年間平均リターンは約24.2%です。もしこのリターン水準が実現できれば非常に優秀なファンドとファンドマネージャーでしょう。
一方、マイルドジャパンと類似戦略のシミュレーションパフォーマンス推移がこちら。
同じく2013年2月から2016年2月までの3年間のマイルドジャパンと類似戦略のシミュレーションパフォーマンス推移で年間平均リターンは約11.3%です。
ちなみになぜこの比較表では「国内国債」との比較なのかイマイチ私は理解できません・・・TOPIX比較にしない理由は何?と(上の数字と比較すれば分かりますが、単にTOPIXの数字より悪いからでしょうけれど・・・)。
このファンドのモデルポートフォリオがこちら
ポートフォリオの高配当利回り(3.06%)です。
このファンドのリターンの源泉としては、
プレミアジャパン:高配当利回り(3.06%)+売買損益
マイルドジャパン:高配当利回り(3.06%)+売買損益+TOPIX先物売りの損益
です。
この投資信託(ミューチュアル・ファンド)の日本株式(高配当銘柄)が上昇していくのが大前提になりますが・・・、株価下落リスクを抑える上でマイルドジャパンではTOPIX先物売りをしているので、もし投資するのであればマイルドジャパンの方が良いでしょう(もちろん、スイッチングも可能ですので)。
このような「売り」はヘッジファンド(オフショアファンド)の得意とする戦略(ロング・ショート戦略)ですが、個人投資家でもETFのインバース型や、信用取引の空売りなどでできます。リスクを抑える運用においては、やはり常に「買い」と「売り」は必要です。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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