JPMインドネシア債券ファンド(毎月決算型)
公開日:
:
最終更新日:2021/02/09
日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)やETF
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。
投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。
今回は昨日のこのブログでもお伝えの通り、三菱東京UFJ銀行から取扱開始となった『JPMインドネシア債券ファンド(毎月決算型)』の情報です。
運用開始から既に1年が経過しています。それでは改めてこのファンドの特徴から確認してみます。
1.) インドネシア・ルピア建て債券への投資。
2.) 毎月分配型+3ヶ月ごとのボーナス分配金。
このファンドの設定からの基準価額の推移を確認してみましょう。
比較的堅調に推移してきた基準価額ですが、直近はルピアを含め新興国通貨安の影響が出ています。
それぞれの特徴の確認です。
1.) インドネシア・ルピア建て債券への投資。
ファンド運用から1年が経過していますが、月次レポートでは保有ポートフォリオ銘柄などの詳細が書かれていないので請求目論見書を確認したところ、このファンドが保有している銘柄はわずかに7銘柄という事が分かりました。銘柄数が少ない分、ハイリスク・ハイリターンになってきます。
そもそも・・・
▲「なぜ、インドネシアか?」
こちらがインドネシアGDPの推移。
上記でも確認できるように今後も堅調な経済成長を見込まれているので、新興国資産としての投資対象として選好され、また下記のように格付が格上げされている点も大きな要因です。
今後もインドネシアが国として魅力が増していくことで投資マネーや投機マネーが押し寄せると予測されます。
ただ、投資家が気をつける点は新興国ならではのハイリスク・ハイリターンな為替推移です。
<IDR/JPY 為替5年チャート>
2012年の為替推移と上記の基準価額の動きを見ても分かりますが、ほとんど同じ動きとなっています。為替のブレが大きな資産であるとの認識は必要です。
2.) 毎月分配型+3ヶ月ごとのボーナス分配金。
1、4、7、10月に月々の分配金+アルファのボーナス分配金を出す仕組みを採用しています。下記が直近の基準価額の変動要因とこれまでの分配金推移。
そもそも毎月分配型ファンドは、投資効率の観点から全くオススメしません。ましてこのように「ボーナス」と付ければ「あれ?こんなに分配金が出て、儲かっている」と勘違いをする投資家がいます。現在、日本で運用されているファンドにはタコ足分配金(元本払戻金=特別分配金)のファンドは山ほどあり、投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家にとっては、分配金や分配金の多さで判断するのではなくオフショアファンドのように、投資元本(基準価額)の増加(=資産の純粋な増加)を目指すべきではないでしょうか?
投資家自身、リスク・リターンや投資スタンスを再考してみましょう。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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