資産運用相談HPはこちら

DWS 欧州ハイ・イールド債券ファンド(円コース)(毎月分配型)〜個人投資家自身の判断でポジティブなファンド乗換や利益確定の売却を〜

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。

今回は資金流出(=解約)が多かったファンドの1つ「DWS 欧州ハイ・イールド債券ファンド(円コース)(毎月分配型)」の情報です。

販売元は、みずほ証券みずほ銀行です。

証券マンや銀行員からのオファーは「利益確定」の案内ではなく「乗換提案」だと思うべし!全ての判断は投資家自ら!

ファンドの詳細を確認する前に・・・、投資信託(ミューチャル・ファンド)で資産運用している個人投資家は、この質問に対して自分の胸に手を当てて是非考えて頂きたい。

証券マンや銀行員からオススメされて投資した、投資信託(ミューチャル・ファンド)は投資したらそれでお終い。つまり、あとは勝手に運用してくれるし、分配金も月々入ってくるし、パフォーマンスなんて自分で確認せずとも、そのまま放っておいて良いと思っている。

”イエス or ノー ”

ここで「イエス」と答えてしまった個人投資家のみなさん、もう1度自分自身の資産運用のスタンスを再考されるのを是非オススメしたい。

そもそも、彼ら証券マンや銀行員は「販売員」なので、販売したら終わりというスタンスが彼らの正式な仕事です。

そもそも販売した投資信託(ミューチャル・ファンド)のパフォーマンスが上がろうが下がろうがどうなろうとも、実際に運用をしているのはその投資信託(ミューチャル・ファンド)のファンドマネージャーなので、彼ら販売員の証券マンや銀行員がどうあがいてもパフォーマンスは変わりません。

カモネギ個人投資家にならないために!まずは証券マンや銀行員に「オススメや流行りの投資信託」を尋ねるのを止めましょう

よく個人投資家で勘違いしているのが「証券マンや銀行員が、投資している投資信託(ミューチャル・ファンド)の利益確定の案内やパフォーマンス推移を見守っていてくれてアドバイスしてくれる」という誤った思い込みです。

そんな「手取り足取り奉仕する」のは彼らの仕事ではありません。

「いやいや!」私の担当者は、よく電話してきて、もしくは訪問してきて「このファンドは損切or利益確定して、このファンドへ乗り換えましょう!このファンドで取り返しましょう!今もっとも人気です!」と勧められる!

と主張される個人投資家の方!

それは単に、彼ら証券マンや銀行員が「売りたい商品があるから、乗換セールストーク」をしているに過ぎません。

つまり、個人投資家は一度資産運用を始めると「自発的に月次や半年、1年や3年〜5年などで自身が投資しているファンドや運用資産のパフォーマンス推移を確認して、マーケット状況を確認して、自らの判断で「利益確定or損切」の判断をしなければいけない」ということです。

いくら証券マンや銀行員が「今が売却時ですよ!」や「下げってきているから」や「今後の見通しが・・・」という心配の案内(と言う名のセールストーク)を繰り出そうとも、投資家自らが自分の目標リターンやマーケット感覚(相場観)やファンド分析をした情報を元に決断を下す必要があります。

彼らが言うことが正しいと判断するのであれば売却すれば良いだけですし、違うと考えるのであればそのまま保有するだけです。

「誰の」と「何のため」の資産運用なのか?

もし相場観を持たず、マーケット状況が分からないということであれば、私たちのようなアドバイザーへ聞くというのも1つの決断でしょう。

直接相談はこちら

「DWS 欧州ハイ・イールド債券ファンド(円コース)(毎月分配型)」の運用状況は?

さて、本題の「DWS 欧州ハイ・イールド債券ファンド(円コース)(毎月分配型)」の運用状況です。

<DWS 欧州ハイ・イールド債券ファンド(円コース)(毎月分配型)>
dws-%e6%ac%a7%e5%b7%9e%ef%be%8a%ef%bd%b2%ef%bd%a5%ef%bd%b2%ef%bd%b0%ef%be%99%ef%be%84%ef%be%9e%e5%82%b5%e5%88%b8%ef%be%8c%ef%bd%a7%ef%be%9d%ef%be%84%ef%be%9e%e5%86%86%ef%bd%ba%ef%bd%b0%ef%bd%bd【基準価額】7,428円(2016/10/20)
【純資産総額】133億円
【分配金累計額】7,110
【分配金/月々】60円

2010年から約6年間運用されているこのDWS 欧州ハイ・イールド債券ファンド(円コース)(毎月分配型)ですが、分配金込みの単純年間平均リターンとしては6.3%程度です。比較的良いパフォーマンス推移です。非効率な分配金を出さずに複利運用で運用されれば尚さら良いパフォーマンスなのですが・・・。

純資産推移としては2014年6月頃に400億円超のピークを付けてから資金流出が続き、現在では133億円程度です。

解約殺到中という状況でしょうか・・・分配金はタコ足にはなっていないのに基準価額が下落し続け、純資産も減少(解約増)を踏まえるとこの傾向は継続しているので、既に一応の利益確定が出来る個人投資家は売却を急ぐ方が良いかも知れません。

このファンドの特徴は、

・欧州ハイ・イールド債券への投資

です。

具体的なポートフォリオがこちら

<ポートフォリオ>
dws-%e6%ac%a7%e5%b7%9e%ef%be%8a%ef%bd%b2%ef%bd%a5%ef%bd%b2%ef%bd%b0%ef%be%99%ef%be%84%ef%be%9e%e5%82%b5%e5%88%b8%ef%be%8c%ef%bd%a7%ef%be%9d%ef%be%84%ef%be%9e%e5%86%86%ef%bd%ba%ef%bd%b0%ef%bd%bd

最終利回り6.6%で、ファンドの年間平均リターンが6.3%程度なのでまずまずの運用という結果ではないでしょうか。

欧州ハイ・イールド債券の特徴としては、BB格付けのものが欧州ハイ・イールド市場全体の68%、B格付けが26%程度なので、米国ハイ・イールド市場と比べると若干高格付けのハイ・イールドが多い事が分かります(米国ではBB格付:約50%、B格付:約36%、CCC以下約12%)。

この投資信託(ミューチャル・ファンド)のポートフォリオの平均格付けは「BB(投機的格付け=ハイ・イールド債券)」で、BBが38.6%、B48.1%がメインで、国別にはドイツ約15%、イギリス約14%、アメリカ約13%(なぜアメリカ?)が入っています。

欧州ハイ・イールド市場としては、ECB(欧州中銀)による金融緩和による下支えが無ければこのような安定したマーケット状況ではありません。中央銀行頼みのマーケットというのはいつか必ず無理が来るので、このような良い状況が今後長く続いていくとは考えにくいですね。

また来年(2017年)以降ではEU圏の盟主であるドイツ、フランスなどで選挙が控え「また欧州危機」というようなニュースも覚悟して置く方が良いでしょう。このファンドの資金流出の状況を見る限り、個人投資家は「欧州のリスク回避」を鮮明にしているようなので、良い動きだと思います。

しっかり利益確定しておきたいところでしょう。

頭と尻尾はくれてやれ(損切り、利益確定、スイッチング、リバランス)



オフショア投資入門書(マニュアル)を
無料進呈します

オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

過去10年間に渡り年間平均10%以上のリターンをあげている海外の投資情報を、実名を用いて載せています(日本には存在しないファンドです)

関連記事

【投資信託】何度でも書こう「新光US-REIT オープン(愛称:ゼウス)」はダメダメな投資信託(ミューチャル・ファンド)であると!〜毎月分配金に騙されるな〜

こんにちは、眞原です。 今回は、運用歴長く純資産総額も大きな『新光US-REIT オープン(愛

記事を読む

JPMアジア・オセアニア高配当株式ファンド(愛称:アジアの風)

最新個別ファンド情報有料メルマガ(525円/月)はこちらから ↓↓↓ こんにちは、K2 I

記事を読む

R&Iファンド大賞2015

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は直近発表された「R&a

記事を読む

日興グラビティ・グローバル・ファンド(愛称:GG10+10)

最新個別ファンド情報有料メルマガ(525円/月)はこちらから ↓↓↓ こんにちは、K2 I

記事を読む

みずほブラジル新成長株株式ファンド

最新個別ファンド情報有料メルマガ(525円/月)はこちらから ↓↓↓ こんにちは、K2 In

記事を読む

「SMBC Trust銀行から販売されている投信ウェルス・コアポートフォリオ(コンサバティブ型/グロース型)って投資アドバイザーの目から見てどうなのでしょうか?」(東京都在住・50代女性・医師)

こんにちは、眞原です。 今回は実際に頂いたご相談(Q&A)について。 (出典:SMB

記事を読む

ドイチェ世界コーポレート・ハイブリッド証券ファンド(年4回決算型)Aコース(為替ヘッジあり)/Bコース(為替ヘッジなし)愛称:金のがちょう

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は2016年7/20

記事を読む

日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド(為替ヘッジなし/限定為替ヘッジ)

ランキング投票(クリック)お願いしますm(__)m  ↓↓↓↓↓ にほんブログ村 こんにちは、K

記事を読む

GS ビッグデータ・ストラテジー(日本株)

こんにちは、眞原です。 今回は2017年6/19から三菱UFJモルガン・スタンレー証券から新規

記事を読む

三菱UFJ外国債券オープン(毎月分配型)を解約した方が良いのかどうか?(男性・2016年7月時点)

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は実際に頂いているご

記事を読む

  • リアルタイム無料コンサルティング受付中お申込みはこちら

  • 『最新投資情報』と 『オフショア 投資情報』を具体的なファンド名を 用いて公開中。

      メールアドレスを入力後『登録』を押してください。

    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

    • k2-holdings.jpg
      k2-investment.jpg
      k2-assurance.jpg
      k2-partners.jpg
      k2-partners.jpg
      k2-partners.jpg
      goldmember_banner.jpg
      生命保険相談バナー
    PAGE TOP ↑