結い2101 〜鎌倉投信・独立系ファンドへの「直接投資」

こんにちは、真原です。

今回は、「結い2101」、鎌倉投信 が運用している投資信託（ミューチャル・ファンド）について。

(出典：鎌倉投信HP)

まだそこまで馴染みがある投資信託（ミューチャル・ファンド）ではないと思いますが、鎌倉にオフィスがある独立系の運用会社（ファンド会社）です。

この鎌倉投信「結い2101」への投資方法は、オフショアファンドでも同じような「直接投資」方式。投資家が、鎌倉投信（ファンド会社）指定の口座開設＆銀行口座へ入金をして運用してもらう方式。「直接投資」については以前に動画で触れているので、こちらから。

さて、この鎌倉投信「結い2101」のパフォーマンスや運用先についての確認です。

まず、鎌倉投信のビジョン（投資方針）は、

次なる22世紀につながる価値を多くの人と共に創造することを目指す投資信託、

– これからの日本に必要とされる企業
– 顧客・消費者、社員とその家族、取引先、地域、自然・環境、株主等を大切にし、持続的で豊かな社会を醸成できる企業
– 人財を活かせる企業
– 循環型社会を創る企業
– 日本の匠な技術・優れた企業文化を持ち、また感動的なサービスを提供する企業

とのこと。

運用資産としては、

日本企業（日本株）資産

です。

また、彼ら独自の「いい会社」を、彼らのファンドではテーマを「共生、匠、人」で分けて銘柄を選定し、ポートフォリオに組入して運用しています。

この鎌倉投信「結い2101」がユニークなのは、

− 小型銘柄割合が高く、非上場銘柄も組み入れいている

点ですね。

独立系の運用会社（ファンド会社）が良いなと私個人が感じるのは、自由度が高く、ファンドマネージャーの本気度が異なるからです。野村グループ（野村アセット・マネジメント）や大和アセットマネジメントなどの大手金融グループのアセットマネジメント会社（ファンド会社）とは明確に違うと思いまます。

こうした、ファンド会社の運用理念は非常に大事ですが、投資家にとってもっと大事なのは具体的なパフォーマンスでしょう。

2010年3月からの運用なので、約10年のトラックレコードがありますね。

【基準価額】18,431円 （2020/5/19時点）
【純資産総額】約395億円

です。

TOPIX（日本株全体）と比較した各年の収益率で見ると下落率が低いので、下方リスク管理は上手なんだろうなと感じます。一方のリターン水準としては（結い2101は小型株が多いのでTOPIXと一概に比べられないと思いますが）、TOPIXと比較すると少し物足りないと感じます。

日本株式への投資の中でも、大手証券会社で販売されているファンドより良いかな、とも思います。

投資方法は、

− 毎月の定期拠出型（積立）
− スポット購入（好きなタイミングで投資）

の2つがあるそうです。

また、NISAにも使えるそうです。

個人的には日本株式への投資は、海外資産への投資と比べると、中長期でのパフォーマンスが振るわないので好きではないですし合理的な判断で勧めませんが、それ以上に、「月々の積立投資」は何かしら必要（最も良いのは「海外積立投資」）であると、私はこのブログや動画で常々お伝えしている通りですね。