JPMジャパンマイスター

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こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしているブログです。

今回は本日の日経新聞朝刊の中刷り広告に掲載されていました、現在（7/8〜11）新規募集設定・販売されてます「JPMジャパンマイスター」の情報です。販売会社は三菱東京UFJ銀行、新生銀行、関西アーバン銀行、千葉銀行など各銀行や証券会社で、運用はJPMorgan Asset Managementです。

この「JPMジャパンマイスター」の大きな特徴はシンプルに2つです。

1.) 日本株式（上場している全銘柄が投資対象）への投資。

2.) ベンチマークはTOPIX（東証株価指数＝Tokyo Stock Price Index）。

このファンドについて詳しく確認する前に、運用者のJPMorgan Asset Managementについて補足しておきます。

JPMorgan Asset Managementといえば、現在は新規の買付停止中「JPMザ・ジャパン」という投資信託（ファンド）で運用されている投資家も多いと思います。（弊社の上記「最新個別ファンド情報有料メルマガ（525/月）」でも以前に紹介しました。）このファンドのパフォーマンスは凄まじく良く、純粋にこの「JPMザ・ジャパン」のファンドマネージャーの腕が良かったというのが大きな特徴です。今回の「JPMジャパンマイスター」のファンドマネージャーとは異なると思いますが、優秀なファンドマネージャーが運用するファンドだからこそパフォーマンスを残していますね。

下記が「JPMザ・ジャパン」の運用パフォーマンス。

1999年12月設定のファンドで14年間でNAV(基準価額)が約5倍になっています。日本株式の運用にも関わらず、このパフォーマンスはかなり優秀です。

さて、今回の「JPMジャパンマイスター」に話を戻します。それぞれの特徴を確認していきます。

1.) 日本株式（上場している全銘柄が投資対象）への投資。

時価総額に拘らず大型株式から中小型株式まで含めて「成長性＋割安銘柄」へ投資をするファンドのようです。

具体的な上位10銘柄はこちら。（64銘柄）

アベノミクス効果の恩恵を受けやすそうな銘柄（金融・自動車部品）や復興特需銘柄（セメント）の名前が挙がっています。

2.) ベンチマークはTOPIX（東証株価指数＝Tokyo Stock Price Index）

<TOPIX 10年間チャート>

TOPIXとは東証一部上場の全銘柄の時価総額（株価×上場株式数）加重平均で、時価総額が大きなトヨタ自動車やメガバンクなどの銀行株（他の金融株）、公共セクターの株式銘柄の上下のブレによってTOPIXが乱高下します。ヘッジファンド（オフショアファンド）や機関投資家はこのTOPIXを運用のベンチマークにしていたりします。

このファンドのモデルポートフォリオがこちら。

業種別構成比、時価総額別構成比と対TOPIX比較でどの程度の割合で運用するかが示されています。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家にとっては、今回のファンドは新規設定ファンドなのでFactsheet(運用報告書）のトラックレコードが無い点やアベノミクスの転換点（21日の選挙）になり得る、などを考えると敢えて新規設定時に投資せずとも、ファンドマネージャーの腕を確認してタイミングを図っても良いかも知れませんね。

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