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【マーケット】2019年3月迄にマーケットクラッシュに繋がり得る「3つの大きなマーケットリスク要因 その①.」〜サウジアラビアと米国の軋轢(石油危機勃発の恐怖)〜

公開日: : 最終更新日:2018/10/17 気になるホットニュース(妄想・制度・規制)

こんにちは、眞原です。

先日書いた下記の記事について、皆さん「マーケット・クラッシュ(下落時)」にはやたらと敏感なんですね。なかなか好評でした。
(むしろ上昇している時は何も行動しないのに!!上昇時こそ、自身の目標リターンに沿って利益確定をするタイミングです)。

【海外積立投資】株式マーケットクラッシュ実はラッキー!下落時の投資家に必要な『忍』の一文字。

さて、今回は、この先6ヶ月間(2019年3月末迄)に、私が勝手に思うマーケットクラッシュに繋がりかねない大きなリスク要因を3つを今日から3日間に分けて挙げていきます。

6ヶ月予想なので、答え合わせしやすいですね!(むしろこのリスク要因予想が外れて、顕在化しないことが一番望ましいのですが・・・)。

それでは、本ブログでは1つ目。

1.)ジャマル・カショギ氏殺害?による、サウジアラビアと西欧諸国(米国中心)との対立激化からの「石油危機」勃発?

(出典:TIME)

個人投資家でニュースが好きな人であれば、目先サウジアラビア関連のニュースが多いのは見聞きしていることでしょう(正直、ニュースに振り回されるのは、投機家思考なので、ニュースを追うことは意味が無いと思ってますが・・・)。

このサウジアラビアの関連するニュース、マーケットサイドでは原油相場を騒がせているニュースになっています。

それは、

サウジアラビアの反政府記者(ワシントン・ポストのコラムニスト)のジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏が行方不明になり、トルコにあるサウジアラビア領事館内でサウジアラビアの工作員に殺害された(?)

との内容。

この真実については現在も捜査中ですが、この記者行方不明を受けて各方面に悪い影響が出始めています。

例えば、リヤドで開催される通称「砂漠のダボス会議(ムハンマド皇太子の国家近代化計画の紹介を目的とする経済フォーラム)」に参加予定だった一部の企業幹部が参加を見送ったり、スポンサーを降板したりしています。

他には同じくムハンマド皇太子の肝いり「未来投資イニシアティブ(2017年10月)」にて発表された「サウジアラビアが建設する5,000億ドル(約56兆円)規模の新たな産業都市メガシティー「NEOM(消費電力の全てを再生可能エネルギーでまかなう巨大都市計画)」」に関するプロジェクトに携わる企業幹部や元政府関係者が、同記者の追加情報が出るまでプロジェクトに関わらないという方針を打ち出す人たちも出てきています。

そうした中で・・・

サウジアラビアに強く影響力を出してきているのが、米国のトランプ大統領(また、フランス、ドイツ、イギリスも真相解明を求め圧力を強めています)。

です。

米・トランプ大統領は、

「アメリカで暮らすカショギ氏を、サウジアラビアが殺害したことが事実であるとアメリカが結論つければ「厳罰を科す」」

とインタビューで述べ、14日サウジアラビア株式市場は最大7%の下落を示し、多くの投資家が懸念することになっています。

ここまでは時系列で事実確認ですが、私自身もっと重要だと考えているのは、サウジアラビア側が週末に出した声明です。

それは、

「過去45年間タブー視されてきた「原油資産の政治的武器」としての利用」

でした。

サウジアラビア側から、直接的な「石油」への言及はなかったものの、

「記者失踪に関して、サウジアラビアへ懲罰的な措置が取られれば、「より強い措置」を取る」

「サウジアラビア経済は、グローバル経済で、影響力の大きい不可欠な役割(=石油?)がある」

と声明発表されています。

周知のとおり「石油」市場で、圧倒的な輸出量/額を誇っているのが「サウジアラビア」なので、

仮に懲罰的な制裁が発動

サウジアラビアは、石油輸出の減額や停止措置を執る?
(=石油危機へのトリガーになり得る?)

というのが今回の記者失踪/殺害?に関して私が想定している、

目先の大きなマーケットクラッシュに繋がりかねないリスク要因

です。

<北海ブレント 1ヶ月チャート>

(出典:Bloomberg)

目先、原油相場(北海ブレント)では短期的な上昇を見せていますが(1バレル=80.40ドル程度)、今後仮に今回の件で、アメリカを始め西側諸国がサウジアラビアへ制裁発動した場合に、逆にサウジアラビアが原油輸出を絞ることに繋がれば・・・、1バレル=100ドル、それ以上になっていくなど短期的な経済インパクトは避けらません。

そして、最も恐ろしいのは「石油危機レベル」まで、外交やグローバル経済がこじれてしまうことでしょう・・・。

ただそれでも(個人投資家は冒頭のブログ記事に戻りますが・・・)、そういった「リスク顕在期(大きく下落する時)」こそ、決して目先の上下に焦らず、それまでしてきたように、コツコツと海外積立投資(変額型プラン)をし続ける方が結果的にうまくいくと思います。

 

ちなみに最後に、余談ですが・・・、もしWTI(米国原油先物)へ投資して上昇益を狙うんだ!って(やや投機家思考の)人は、

Ticker Symble:USO

というETFもありますね。

明日は、また別の「リスク要因」について記載します。



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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

過去10年間に渡り年間平均10%以上のリターンをあげている海外の投資情報を、実名を用いて載せています(日本には存在しないファンドです)

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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