「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」と「アムンディ・次世代医療テクノロジーファンド(年2回決算型) 愛称:みらいメディカル」の利益確定のタイミング?
こんにちは、投資アドバイザー眞原です。
今回は、日本国内(オンショア)の投資信託(ミューチャル・ファンド)について。
そういえば、2019年のヘッジファンド業界(オフショアファンド)について、非常にポジティブなニュースが報じられていましたね。アメリカ国内のヘッジファンド(原則米国人のみ投資可能)と、私たちが情報をお伝えしている英国や欧州圏のオフショアファンド(ヘッジファンド)では若干の違いがありますが、概ね「ヘッジファンド業界」として明るいニュースで嬉しく思います。
<ヘッジファンドの巨人たち、2019年利益は計20兆円-TCIがトップ>
(出典:Bloomberg)
2019年全般的に、ボラティリティ(上下のブレ幅)が高まった1年だったので、ヘッジファンドが最も好むマーケット環境だったのが要因でしょう。
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さて、今回のブログ記事内容は、マーケットが下落時にはマイナスになる傾向が強い、2つの投資信託(ミューチャル・ファンド)についてです。既に投資している個人投資家も多いと思いますが、2020年からのマーケット環境を考えながらどのようにしていくか参考になれば嬉しいです。
【グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)】
【基準価額】11,755円(2020/1/17時点)
【分配金累計額】3,300円
【純資産総額】3,736億円
運用開始時からのリターン水準でお伝えすると約4年半の運用で、年間平均リターンは、約8.4%です。
ただ○○さんが投資されているのは、基準価額が11,295円の時なので、実際のリターンはもう少し低いですね。
ファンド設定時の過去5年間を振り返ると、株式マーケット環境は比較的良かったので、投資信託(ミューチャル・ファンド)の割には相対的に良いパフォーマンスなのではないでしょうか。他の株式関連の投資信託(ミューチャル・ファンド)でも同じような相場なので同じようなリターン水準ですね。
ただ、一方で、例えば、コストの安いETFで投資できる米国のナスダック総合指数(テック関連銘柄が多い指数)の約5年間の平均リターンでいうと約13.8%です。
<ナスダック総合指数チャート>
(出典:Bloomberg)
結果的に見れば、国内で投資するのであればコストが安いETFで十分だと思います。また、ましてS&P500 (米国の株式指数)の上昇率の方が高いです。
こうした株式関連の投資信託(ミューチャル・ファンド)は、どこかで利益確定の売却をしなければいつまでも含み益だけで終わるので(分配金は年2回出ますが)、一定のリターン水準で満足されているのであれば、今後のマーケットがらくリスクの高まりをヘッジするために利確売却しても良いのではないでしょうか?
【アムンディ・次世代医療テクノロジーファンド(年2回決算型)
愛称:みらいメディカル】【基準価額】10,589円(2020/1/17時点)
【分配金累計額】500円
【純資産総額】399億円
こちらは運用開始から約1年半ですが、単純平均リターンで約9.7%ですね。
同じく、ETFで、MSCI World Health Care Index(USD)というのがありますが、単年でも23.9%、1994年からで11.21%と十分なリターンを上げています(各ファンドで若干の投資先ポートフォリオの国配分などは違いますが、結果的に同じようなテーマでの運用であればパフォーマンス数字としてお伝えのETFの方が良いですよね)。
<MSCI World Health Care Index(USD)>
こちらも先の投資信託(ミューチャル・ファンド)と同様に、テーマとしては今後も上昇期待を持てますが、結果を見るとETFでも十分だなと思います。
まだ投資されて間もないと思うので短い期間での売却(利益確定であっても)、証券マンは止めてくると思います。金融庁が証券会社や銀行に対して、短期売買(通称:タンバイ)をさせないようにプレッシャーを掛けているからです。
ただ、単なる投資信託(ミューチャル・ファンド)なのでETF同様に、上昇相場に乗っていると上がっていきますが、一度ベアマーケット(下落相場)入りすると、基準価額は沈んで中々浮上してこないのが常なので、利益確定できる時に利確することは大事です。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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