明治安田米国リート・インカム・プレミアム・ファンド(毎月決算型)(愛称:スリーピース)
公開日:
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最終更新日:2021/02/10
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こんにちは、K2 Investment のマハラです。
投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。
今回は現在(4/30〜5/29まで)三菱UFJモルガン・スタンレー証券から新規募集販売されている『明治安田米国リート・インカム・プレミアム・ファンド(毎月決算型)(愛称:スリーピース)』の情報です。
このファンドの特徴は大きく2つ。
1.)米国の高配当利回りREITへの投資
2.)毎月決算型
投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家のファンド資金動向を確認していると、全体としてはREIT関連のファンドへの資金流入が続いているようです。そのタイミングで今回の新規募集販売となっています。
特徴の1つ目。
1.)米国の高配当利回りREITへの投資
このファンドのキモとなります。
ファンドの収益源は大きく3つに分けられています。
①.米国REITからの高配当②.リートプレミアム戦略(カバードコール戦略)③.通貨カバードコール戦略です。
このカバードコール戦略の先駆けは野村證券でした(2012年頃から)。いわゆる為替を選ぶ通貨選択型ファンドのイメージ悪化に伴い、リスク低減を図るという点からこのようなオプション取引を絡めたファンドが次々に投入されています(大和証券からも同様のファンドが販売されています。)直近では三菱UFJモルガン・スタンレー証券が新規募集で最も販売していると思います。
オプション(権利行使の売買)については専門的になり過ぎるので割愛しますが、そのような金融テクニックを駆使してこのファンドが運用されている、というイメージと考えてみると良いですね。
米国のREITで年率5.5%(3.9%)、米国REITオプションプレミアムが年率5.6%、通貨オプションプレミアムが年率6.0%とのシミュレーションのようです。合計で約17%程度です。
このファンドのポートフォリオの具体的な組入れがこちら。
米国株式も高値を狙いに推移しているのと同様に米国のREIT市況は回復傾向にあります。1つの見方としては、実体経済の回復(指標として失業率の低下や雇用者数の増加や住宅販売の増加や小売売上高の上昇など)、もう1つはQE3などの緩和マネーによる金融相場によるリスク資産の押し上げ。どちらが本物なのかという見極めがなされています。
昨晩(5/7)にイエレンFRB議長の議会証言という金融政策に関する対話の証言がありましたが、そのコメント内容で金融緩和の継続が意識されているため、米国株式上昇の支援材料となっていました。
金融緩和による緩和マネーはいつかは収束(終了)をする必要があるので、現在や今後の米国マーケット環境(株式やREIT、為替)にとってはイエレンFRB議長やFOMC(米連邦公開市場委員会)での決断が大きく影響をしてきます。これは日本の日銀による金融政策でも同様です。
中長期での運用においてはREIT資産はハイリスク・ハイリターンな資産となるので、株式資産を既に持っているという場合には同じような資産内容となります。分散投資の考え方に照らし合わせると、株式や債券とは相関性が低い資産(オルタナティブ資産、オフショアファンドやゴールドなど)を併せて投資する考え方は重要ですね。
特徴の2つ目です。
2.)毎月決算型
ほとんどの投資家にとって必要が無い毎月決算型です。
毎月分配型の全てが悪いという事ではありませんが、投資効率を考えた場合には毎月分配型では複利運用にはならないので注意が必要ではないでしょうか。
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