みずほAKトルコ株式ファンド

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回は現在（10/21〜10/31）、みずほ証券から新規で募集販売されている『みずほAKトルコ株式ファンド』の情報です。

このファンドの特徴は2つ。

1.)トルコ株式への投資

2.)為替ヘッジなし

まず、トルコについて確認します。

欧州と中東（アジア）との間に位置し、地理的にプラス面もマイナス面双方からの影響を環境にあります。

人口推移がこちら。

この赤色の「生産年齢人口」というのが、国の根本を支える活力（労働力）と言われています。また青色棒グラフで確認するように圧倒的に若い世代の人口比率が多く、日本の少子高齢社会とは違いますね。

名目GDPの推移がこちら。

名目GDPが順調に伸びているのは分かります。ただ、実質GDP(物価の上下落を取り除いた数値)が伸びなければ経済自体が拡大したとは言えません。

実質GDP=名目GDP÷物価上昇率

ただ、「GDPが伸びてきている」のは間違いないので、それを評価して、国の格付も上昇しています。

トルコ格付推移

格付が上がれば、為替の信任も大きくなります。

為替推移がこちら。

このファンドの特徴（2.）「為替ヘッジなし」によって、為替のブレを確認しても分かるように上下のボラティリティ（ブレ幅）が大きいのが新興国通貨ならではの特徴でもあります。円安方向であればポジティブ、円高方向にブレる場合にはファンド運用にとってはネガティブな影響が出ます。今後の米国の量的緩和策の行方や金利上昇次第では、売却されやすい通貨の1つでもあるので注意が必要です。

(1.)トルコ株式への投資

このファンドのモデルポートフォリオがこちら。

銘柄数が31と少ないので、組入比率が高い銘柄の株価変動の影響を受けやすくなりますね。

「どうしてもこの投資信託（ファンド）で資産運用をしたい」という投資家は少ないと思います。証券マンからのセールストークに安易に乗らず、下記のようなリスクを減らした運用を心がけましょう。

1.)新興国通貨（レアル・リラ・ペソ・ランド）などの投資信託（ファンド）ばかりに投資していないでしょうか？

2.)分配金は不必要なのに高い分配金を受け取る事で「運用しているつもり（リターンが上がっているつもり）」になり、タコ足分配金の毎月分配型ファンドに投資していないでしょうか？

3.)円資産のみで投資していないでしょうか？（オフショアファンドのような外貨資産は持っていますか？）

4.)毎回新規設定ファンドに投資をしていないでしょうか？ 

リスク・リターンを再度考えて投資しましょう。

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