短期ハイ・イールド債ファンド(為替ヘッジあり/為替ヘッジなし・早期償還条項付 2013-12)
公開日:
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最終更新日:2021/02/10
日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)やETF
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。
投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。
今回は現在(11/25〜12/19まで)三菱東京UFJ銀行から新規募集販売されている『短期ハイ・イールド債ファンド(為替ヘッジあり/為替ヘッジなし・早期償還条項付 2013-12)』の情報です。
このファンドの特徴は大きく3つあります。
1.)米ドル建ての新興国を含む5年未満に満期を迎えるBBやB格のハイ・イールド債券への投資
2.)為替ヘッジなしの場合、基準価額が11,000円以上になれば早期償還
3.)単位型(5年間)
それぞれを確認してみます。
1.)米ドル建ての新興国を含む5年未満に満期を迎えるBBやB格のハイ・イールド債券への投資
このファンドは5年未満のハイ・イールドへの投資で、他の資産との利回り比較がこちら。
ポートフォリオはBBやBへの投資になるので、相対的にリスク・リターンが大きくなるので、モデル・ポートフォリオの利回りは7.4%となっています。
具体的なモデル・ポートフォリオ構成がこちら。
新興国を含みますが、実際ハイ・イールド市場が整っているのは米国マーケットなので70%は米国への投資となります。
より具体的なセクターや格付け、デュレーションなどはこちら。
デュレーション(債券への投資に対する平均回収期間で、金利変動の目安となる)が、2.5年なので金利変動リスクを抑えるような債券をポートフォリオに組み入れているのが分かります。
ハイ・イールドの場合、デフォルト率(債務不履行率)が高いので、気をつける必要があります。
2.)為替ヘッジなしの場合、基準価額が11,000円以上になれば早期償還
投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家は、どのタイミングで利益確定や損切りをするかという点で悩む方が多いですが、このファンドはファンド側が利益確定を勝手にしてくれる仕組みです。
本来はオフショアファンドのように分配金などを出さず、複利運用をし続けてNAV(基準価額)を殖やし続けるのが一般的です。一方、日本の投資信託(ミューチャルファンド)の場合には、このような早期償還条項をつけて利益確定をする、もしくは非効率な毎月分配型で運用をする(年1回や年2回決算)というようなファンドばかりです。
3.)単位型(5年間)
ファンドの満期が5年と決まっているので、5年間で満期償還するハイ・イールドへ投資をするのですが、途中で売却したり、デフォルトしたり、償還するハイ・イールド債券もあるので、その場合には他のハイ・イールドへ再投資をして運用をするようです。(上記)また、デュレーションが2.5年なので再投資を考えた運用とも判断できます。
5年間(2018年)の間には、米国の金利情勢が大きく変化する可能性が高く、米国の金利が上昇する際にはこのようなハイ・イールド債券は相対的に売却(下落)しやすい傾向にあるので、その点には注意が必要ですね。
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