マニュライフ・新グローバル配当株ファンド（毎月分配型）

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回はSBI証券・三菱東京UFJ銀行・楽天証券　などから投資できる『マニュライフ・新グローバル配当株ファンド（毎月分配型）』の情報です。

このファンドの特徴は大きく3つ。

1.) 配当で株主還元に積極的な世界中の株式への投資

2.) 毎月分配型

3.) 為替ヘッジなし

それぞれの特徴を確認する前に、運用開始からの基準価額の推移を確認します。

投資効率の観点から、非効率な毎月の分配金を出しているファンドにも関わらず、良いパフォーマンス推移を見せている印象です。珍しいタイプですね。

1.) 配当で株主還元に積極的な世界中の株式への投資

具体的なポートフォリオがこちら。

米国株と英国株式で70％程度を占めています。このファンドは、ファンドの名前の通り株式の「配当」に力を入れている銘柄に投資する事で、安定したリターンを上げています。このポートフォリオでの銘柄数は97、平均配当利回りで「4.8％」となっています。

2.) 毎月分配型

こちらが今まで支払われた分配金合計額。

毎月の分配金が30円なので、まだ配当利回り部分でまかなえていますね。（時折、タコ足分配（元本払戻金＝特別分配）になっている期もありますが、珍しく健全に運用されているミューチャルファンドです）。

3.) 為替ヘッジなし

為替が円安方向（円高の是正）の好影響もあり、このファンドの追い風になっています。また、世界株高も同様に追い風です。

（世界株価の代表指数MSCIワールドの米ドル建ての推移がこちら）

目先では、米国議会の妥協と米国債デフォルト懸念という2つの材料で、世界の株価が動いています。同時に為替推移ではFRBのQEの出口戦略（縮小観測）を探る動きから、新興国株式や新興国通貨が乱高下しています。今後、米国のQE縮小観測や金利を上げるタイミングでは、好配当株式（高利回り株式）は相対的に売却されやすのでこのファンドの向かい風に変わります。その際にもリターンを上げ続けられるようであれば、ますます良いファンド運用になるのではないでしょうか。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家は近視眼的に（投機的に）「上げ」「下げ」に賭けるのではなく、中長期視野で為替推移（円安方向にブレていくと考える場合には円資産のみならず、オフショアファンドのような外貨資産を保有しておく）や株価推移（株式のような上下のハイリスク・ハイリターンな資産配分を減らすなど）を考えてみてはいかがでしょうか？

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