ただいま海外積立投資ボーナスキャンペーン中

今年の本丸、日本郵政3社が11/4に同時上場で売出総額は1兆3,800億円!誰が為の上場か!

公開日: : マーケット(日本)

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

来るぞ来るぞと言われていました日本郵政グループ(日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険)の3社が11/4に東証上場するが決定しました。

Screen Shot 2015-09-10 at 16.11.15(出典:ロイター)

この上場によって表向きは「政府の売出によって東日本大震災の復興財源へ充てる」ということになりますが、同時に小泉純一郎元首相が悲願だった郵政改革が完了することになります。政府は日本人個人から「投資という名目で国民からマネーを吸い上げる」ことに成功する訳で、個人投資家が儲かろうが損しようが関係ありません。また一方、上場を引き受けた幹事証券会社(野村證券を始め他の共同幹事証券)は引受手数料と株式の売買手数料が入るので絶対に「やらねばならない仕事」なのです

そもそも、この上場する3社は業績面で考えれば明らかに「劣る」企業ばかりなのです。それにも関わらず政府やマスコミ論調では「幅広く国民が保有出来る銘柄」「安定銘柄」「配当銘柄」などとポジティブに謳い煽っている感が否めません・・・。

仮にこのIPOに人気がなく「売りさばく株数が多い?」としても、「売り切れない」なんて言葉は、証券マンにはありません。

さぁ、誰が為の上場なのか・・・。

さて、条件などから確認します。

それぞれの上場条件(予定含む)

1.)日本郵政

仮条件決定日:10/7
売出価格決定日:10/26
上場日:11/4
売出株数:4億9,500万株
想定発行価格:1,350円
売出総額:6,682億5,000万円
上場時時価総額:6兆750億円

2.)ゆうちょ銀行

仮条件決定日:10/7
売出価格決定日:10/19
上場日:11/4
売出株数:4億1,244万2,300株
想定発行価格:1,400円
売出総額:5,774億1,922万円
上場時時価総額:6兆3,000億円

3.)かんほ生命保険

仮条件決定日:10/7
売出価格決定日:10/19
上場日:11/4
売出株数:6,600万株
想定発行価格:2,150円
売出総額:1,419億円
上場時時価総額:1兆2,900億円

全体としては1兆3,800億円〜4,000億円程度の規模でマーケットから資金調達をすることになりますが、この規模は1998年のNTTドコモの約2兆1,000億円以来の規模です。現在の東証の1日の売買代金が、ザックリ2兆5,000億円〜3兆8,000億円程度なので、そんなマーケットに1兆4,000億円を吸収しきれるのか?という疑問が湧いてきます。

そんな株式の大半を売りさばくは国内最大のリテール網(個人販売網)を持つ野村證券です。今回の上場の70%以上は個人投資家へ販売されることになり、機関投資家や外国人投資家への販売は限られています。なので「新規上場(IPO)は、プレミア感がある(希少性がある)」というのは違うので気を付けましょう。

IPO銘柄は儲かるという短期志向(投機家)

かつて(2014年もでしたが)、IPOはプラチナチケットという言葉が流行りました。

どうゆうことかと言えば、IPO(新規上場時)の株式を買った個人投資家の大半は、上場日の朝9時の寄り付きで売却する(初値売り)ということです。過去はそれだけ初値売が出来るほど良いマーケット環境だったというのがプラチナ(利を取れる)の由来です。基本的にIPOで中長期投資する個人投資家はほとんどいません。IPO価格で買って、寄り付き(初値)で売り抜ける、超短期投機です。

もちろん寄り付きでIPO価格を上回らなければ売り抜けられない(塩漬け)になるのですが・・・大体の野村マンであれば上場前の条件が出ている段階やそれまでのマーケット環境、売買動向、資金吸収額などを踏まえ「あぁ、この銘柄は売り抜けられるな」とか「厳しいな」とか想像がつくものです。(もちろん上場当日、蓋を開けてみなければ分からないという場合もありますが・・・。)

今回の郵政グループIPOは大型なので、ここで過去の大型IPOの上場時の状況を確認してみましょう。

・NTT(9432)
上場日:1987年2月9日
IPO価格:119万7,000円
公募株式総数:185万株
マーケットからの吸収金額:2兆2,145億円

・JR東日本(9020)
上場日:1993年10月26日
IPO価格:38万円
公募株式総数:250万株
マーケットからの吸収金額:9,500億円

・NTTドコモ(9437)
上場日:1998年10月22日
IPO価格:390円
公募株式総数:54万5000株
マーケットからの吸収金額:2兆1,255億円

・第一生命保険(8750)
上場日:2010年4月1日
IPO価格:14万円
公募株式総数:931万9,070株
マーケットからの吸収金額:7,131億円

・日本航空(9201)
上場日:2012年9月19日
IPO価格:3,790円
公募株式総数:1億7,500万株
マーケットからの吸収金額:6,633億円

特に野村證券のお客さんは、2010年の第一生命上場時に「高値を掴まされた!(今まで5年間我慢して持っていれば儲かっているでしょうけれど)」という人が多かったようなので、今回のIPOには慎重になっている人も多いのではないでしょうか。また、60代以上の方の場合(野村證券のお客さんに多い層)、『過去のNTTの亡霊』がついて回っている場合が多いと思います。「NTTは儲かった症候群」ですね・・・時は1987年のバブル時代真っ盛りと今のマーケット環境を同じと捉えるのは間違いってるので注意しましょう。

日本郵政グループの今後の展開(予定)

個人投資家であっても常々オフショアファンド(ヘッジファンド)や機関投資家のマネー動向に注目する必要があるのは、例えばこれらの銘柄が今後TOPIXや日経平均株価銘柄に組み入れられ乱高下する可能性を含むからです。常に個別銘柄のみならず株式指数を売買するプロ投資家の彼らの資金動向は注目する必要があります。

〜2015年〜

11/4 上場
11/5 制度信用銘柄選定(IPO当日初値形成した場合)
11月前半 4-9月中間決算発表
11/18頃 貸借銘柄選定(IPO当日初値形成した場合)
12/4頃 幹事証券レポート発行解禁
12/29 終値でTOPIX算出対象に

〜2016年〜

1/23 日本郵政設立10周年
1月下旬〜2月前半 第3四半期(4−12月)決算発表
4/20 郵政記念日(郵政制度開始から145年)
4/27 引け後、TOPIX調整係数解除銘柄発表
4月下旬〜5月前半 本決算発表
9/1 ゆうちょ銀行、かんぽ生命設立10周年
9月上旬 日経平均定期入替発表
9/30頃 日経平均採用の可能性??(第一生命はIPOから1年弱で組入)

日毎に株価が乱高下するマーケット環境の中、個人投資家が喜んでこれらのIPO銘柄に投資するのかはわかりませんが、大型銘柄に限って短期勝負の場合にはIPO損という歴史があるのを確認した方が良いでしょう・・・そして個人投資家が増えれば増えるほど(ステークホルダーが増えるほど)特にIPO後の売り圧力(初値売り)が大きくなるのは言うまでもありません。11/4以降は日本株式市況の流れが変わりそうな予感です。

非課税枠があるからというセールストークを切り口に「野村でNISA口座を活用して郵政グループへ投資しよう!」が合言葉でしょうか。

 



オフショア投資入門書(マニュアル)を
無料進呈します

オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

過去10年間に渡り年間平均10%以上のリターンをあげている海外の投資情報を、実名を用いて載せています(日本には存在しないファンドです)

関連記事

見せかけの上昇?日経平均株価15年ぶりの高値圏

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回のブログでは

記事を読む

日銀が買う日経平均株価の上昇はアベノミクスの「官製相場」!5頭の鯨が泳いだ後に残るのは、それを信じた個人投資家の含み損。

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回はマーケット(日本)

記事を読む

「国難突破解散」と日本の財政と金融市場のお話(日本ソブリン債CDS急上昇)

こんにちは、眞原です。 今回は「日本の財政事情と金融市場」について。 先に日本の政治につ

記事を読む

各社ストラテジストによる2016年末の日本株式のターゲット見直しが相次ぐ

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 先週末に各ストラテジスト

記事を読む

日経平均株価が終値で15年ぶりに2万円台回復!(日本株に強気な方々)

 こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回の内容は『日本の株式マ

記事を読む

長期株価上昇要因なき「日本郵政株(6178)」に投資する前に読んでみよう

こんにちは、眞原です。 今回は久しぶりの「日本株式(日本郵政株式の公募売り出し)」について。

記事を読む

「日本株保有」は「資産分散+通貨分散」になりません(日銀と年金GPIFが買い支える歪んだ日本株式市場)

こんにちは、眞原です。 今回は、みなさん大好きで関心が高い「日本株式」について。 <日銀のE

記事を読む

資産株にならない日本郵政3社(日本郵政/ゆうちょ銀/かんぽ生命)株式!資産形成は海外積立投資!

こんにちは、投資アドバイザーの真原です。 今回は久しぶりに「日本株」について。 今日のニ

記事を読む

日米金融政策の方向性の違いとヘリマネ懸念(日本円安への懸念)

こんにちは、眞原です。 今回は、経済全般と金融政策のお話。 今週は久しぶりに綺麗に為替も

記事を読む

日銀保有の日本株式EFT累計額は8.9兆円で保有率59%!〜作られた日本株式市場〜

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は日本マーケットにつ

記事を読む

  • リアルタイム無料コンサルティング受付中お申込みはこちら

    オフショア投資無料メルマガ

    『最新投資情報』と 『オフショア 投資情報』を具体的なファンド名を 用いて公開中。




    メールアドレスを入力後『登録』を押してください。

  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

  • k2-holdings.jpg
    k2-investment.jpg
    k2-assurance.jpg
    k2-partners.jpg
    goldmember_banner.jpg
    生命保険相談バナー
PAGE TOP ↑