ダイワ ミレーアセット・アジア・セクターリーダー株式ファンド

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こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家へ役立つ情報をお伝えします。

今回は5月15日〜30日まで大和証券から新規募集販売している「ダイワ/ミレーアセット・アジア・セクターリーダー株式ファンド」です。

このファンドの特徴は大きく2つ。

1.)アジア株式（韓国、中国、香港、台湾、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、インド）への投資

2.)ミレーアセット（韓国のファンド）による、セクターリーダー銘柄での運用

詳しく確認しましょう。

1.)アジア株式（韓国、中国、香港、台湾、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、インド）への投資

上記の赤囲みがあるアジア各国の株式に投資をします。

その銘柄選択に関して、下でもお伝えしますが「セクターリーダー銘柄」を選定してファンドが投資対象を絞り込むようです。

・セクターリーダー銘柄とは？

「各セクター内で持続的な競争力と成長性においてトップレベルにある企業」のことのようです。

そして、そのセクターのモデルポートフォリオ銘柄群がこちら。

このモデルポートフォリオでは下記の様に選定しています。

一般消費財・サービスセクターからは、香港、インド、インドネシアの企業から選定

情報技術セクターからは、韓国、台湾から選定

そして、ここから2つ目の特徴についてお伝えします。

2.)ミレーアセット（韓国のファンド）による、セクターリーダー銘柄での運用

上でお伝えのセクターリーダーの銘柄を、ミレーアセットの優秀な企業のリサーチ担当が選定してポートフォリオに組み込んで運用するという特徴です。そのシミュレーション結果がこちら。

2008年〜2013年の5年間のシミュレーション結果。

上記のNAV(基準価額)の5年間における運用シミュレーションでは、年間平均リターンとしてはこちらの通り。

セクターリーダー銘柄：年平均リターン 24.0 ％

アジア株式：年平均リターン 3.1％

ここまで詳しく見て来ましたが・・・まとめると「伸びてくるアジア市場（アジア企業）を週別して投資しますよ」というような単純なファンドのようです。ただ「今まで大和証券だけでなく他の証券会社から募集販売されてきたアジア株式投資信託と大差が無い」

というのが私の正直な印象です。個人的にはなぜ、今頃このようなファンドを設定してきたのかはいささか疑問ですが・・・。

このようなファンドはロング（買い）の運用なので、ファンドで投資している投資銘柄を安く買って高く売るというのがファンド収益の柱です。この点がショート（売り）も組み合わせてマーケットの下落局面でも絶対収益を目指すヘッジファンド（オフショアファンド）とは大きく異なる点ですね。

アジア株式資産（アジア資産）は、今後の市場の成長を考えるとポートフォリオには入れておいた方が良い資産なのですが、敢えてハイリスク・ハイリターンなこのようなアクティブファンド（ミューチャルファンド）でなくとも、インデックス投信やETF、海外積立投資の中でドルコスト平均法などでリスクを抑えて投資した方が良い資産ですね。

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