野村證券が厳選する9つの投資信託(ミューチャル・ファンド)『GLOBAL MAJOR FUNDS』
公開日:
:
野村證券
ノムラが勧めるから良いファンドなの?
こんにちは、眞原です。
今回は、野村證券が宣伝している『GLOBAL MAJOR FUNDS』について。

どうやら、かの野村證券が「世界的に支持される運用戦力」、「良好な運用実績」、「未来への継続」という3つの調査と分析から「最高品質のファンド」を厳選して推奨しているようです。
それぞれを見ていくと・・・、
株式ファンド-4つ-
1.『キャピタル世界株式ファンド』

2.『ワールド・バリュー・アロケーション(Aコース(為替ヘッジあり)/Bコース(為替ヘッジなし))』

3.『フィデリティ・米国株式ファンド(Aコース(資産成長型・為替ヘッジあり)/Bコース(資産成長型・為替ヘッジなし))』

4.『ニッセイ/コムジェスト新興国成長株ファンド(資産成長型)愛称:エマージング・セレクト(成長)』

投資信託(ミューチャル・ファンド)を選ぶ際に、何よりも大事なのは、
マーケット変動に基づく、過去のパフォーマンス数値(結果)
だけです。
正直「こういった技術やイノベーションに投資している」など聞こえの良い、つまり、個人投資家が理解しやすくなるように、キャッチーさや響きで「錯覚/勘違いさせる/主観で判断させる」ための『テーマ』は、個人投資家が投資する場合には、関係ありません。
もういい加減、自ら学んで、(マーケティング対象の)消費者としての、消費思考で、投資決定するのは止めませんか?
債券ファンド-4つ-
5.『野村PIMCO・世界インカム戦略ファンド(Aコース(為替ヘッジあり 年2回決算型)/Bコース(為替ヘッジなし 年2回決算型))』

6.『野村ウエスタン・世界債券戦略ファンド(Aコース(米ドル売り円買い 年2回決算型)/Bコース(為替ヘッジなし 年2回決算型))』

7.『野村米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)(円コース(年2回決算型)/米ドルコース(年2回決算型))』

8.『野村テンプルトン・トータル・リターン(Aコース(限定為替ヘッジ 年2回決算型)/Bコース(為替ヘッジなし 年2回決算型))』

選ばれている債券系の投資信託(ミューチャル・ファンド)を見ていて興味深いなと思ったのは「毎月分配型」を推奨しているのではなく、「年2回決算型」の推奨に切り替えている点です。
少なくとも2000年代に入ってから、特に2008年以降に、毎月のように募集物の投資信託(ミューチャル・ファンド)として「新規設定」され、最強のリテール部隊である野村證券マンによって、売り捌かれ、回転売買され続けてきた「毎月分配型の投資信託(ミューチャル・ファンド)」が鳴りを潜めているのです。
背景には、金融庁からの「(顧客保護という大義名分による)圧力」がありますが、それによって逆に野村證券マンたちは「投資信託の売却推奨」もほとんどできなくなっているという本末転倒な状況にあります。
つまり、個人投資家が、野村の担当者に電話をして保有中の投信を売却しようと連絡をしても、野村證券マンに「何かと理由を付けれれて、売却できない」という具合です(弊社のクライントからそういった話を多数伺っています)。
あくまでも、投資(資産運用)で、リスクを取っているのは投資家自身なので、売却したい場合には、堂々とその旨を伝えて売却しましょう。
出来ない訳はありませんので。
バランス型ファンド-1つ-
今回の野村證券が勧める『GLOBAL MAJOR FUNDS』最後の一つが、このバランス型の投資信託(ミューチャル・ファンド)です。
9.『JPMベスト・インカム(年1回決算型)』

正直、バランス型投資信託(ミューチャル・ファンド)ほど、個人投資家が投資する必要の無いファンドは無いと考えています、いち投資アドバイザーとしては。
ホンマに、無駄だから。
なぜ、1つの投資信託(ミューチャル・ファンド)の中に、株式や債券やコモディティやをごちゃごちゃにアロケーションして運用する必要があるのか?
確かに、ファンドの「コンセプト」としては合っていることでしょう。
運用で大事なのは「分散投資」なので。
ただ、パフォーマンスを見ても分かるように、分散投資以前にポートフォリオ内での資産同士が足を引っ張り合い結果パフォーマンスが出ていないですよね。
これが答えです。
むしろ、個人投資家が考えるべきは、投資信託(ミューチャル・ファンド)内での(ファンドマネージャーが行っているバランス型ファンドでの)「分散投資」ではなく、
『個人投資家自身が保有している総資産や、現在投資している投資資産全体の「分散投資」』
を考えるほうが良いに決まっています。
一言に「分散投資」といっても、色んな切り口、見方、考え方、全体のポートフォリオ構成があります。
例えば、
- 資産内容が重複していないか?全体の何パーセントになっているか?
- 通貨は、JPY(日本円)だけに偏っていないか?他通貨資産を持っているか?
- 高いリスクを求める資産配分になっていないか?
など・・・。
この野村證券が推奨している各投資信託(ミューチャル・ファンド)については、今回のブログで詳細を取りあげていませんが、また追々こちらのブログで取りあげてみようと思います。
年の瀬で慌ただしくなりつつありますが、年末のこの季節だからこと、個人投資家のみなさんは、改めてご自身の資産内容を見返すタイミングでしょう。
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