K2 Partners 事業リスク対策保険

近いうちに起こり得るマーケットショックへの心づもり

こんにちは、真原です。

K2Partnersの皆さんはクライアントへのアドバイスとして、個人投資家の皆さんは今投資している資産運用の見直しの一助として、私なりの「近いうちに起こり得るマーケットショックへの心づもり」を記します。

これらが起こる起こらないという予測ではなくて、私なりにマーケットや資産運用を考えるとき、投資家へ情報を伝える時に気にかけている3つです。

  1. 次の経済ショックは、遥かに大きなダメージとなる

  2. 戦争リスクの高まり

  3. The Great Reset

 

  • 次の経済ショックは、遥かに大きなダメージとなる

目下、新型コロナ感染拡大中で、一方で、ワクチン接種が始まってきました。

海外メディア報道(Bloomberg)では、今のワクチン接種状況を踏まえると「Life Will Return to Normal(これまでのような普通の日常)」に戻るのに7年はかかるんじゃないか?なんて情報も流れる始末です。

(出所:Bloomberg)

2020年3月以降、世界経済は「良いのか」「悪いのか」正しく捉えるのが非常に難しくなってきています。

なぜなら、各国の政府は「(対GDP比)超巨額の財政出動」+「中央銀行による大規模な金融緩和」の継続をおこない、結果「マーケットにマネーがありふれ(過剰流動性)、行き場を無くしたマネーが、株式やあらゆる金融商品に流れ込み、実体経済を反映しない時価で取引されているという現状と期待値で無理に膨張している」ようにしか見えないからです。

特に、株価は先行指数で期待値で押し上げられるけれども、今はあまりにも”Too Much”気味。

「債務(=各国政府の財政出動)」は巨額になっているので、短期的な経済の下支えとブーストの支援にはなるものの、今後中長期的に考えれば、各種「増税」や「社会保障費の増大」や「現状の社会保険制度の見直し削減」がやってくるのはどこの国でも間違いありません。

(日経電子版 2020/11/22 世界経済「大きな下方リスク」G20、財政出動を維持)

マーケットでは、今後積もり積もっていく「債務増大」が金融市場にとって大きなリスク(心配事)であり、かつ、金融緩和で下駄を履いて実体経済と乖離して上昇させられている株式市場が、より大きなバースト(破裂)調整するタイミングも先1−2年以内かなと個人的な見解です(破裂しないことにこしたことはありませんが・・・)。

直近の経済ショックを思い返すと、例えば

約13年前の世界金融危機(リーマン・ショック)

2011年の欧州債務危機(ギリシャ・ショック)

2020年3月のコロナ・ショック

それぞれの危機の性質とダメージは異なります。

いずれにせよ「負のエネルギー(経済金融危機の引き金)」が溜められれば溜め込まれるほどに、それが爆発すると(=結果、修正&正常化される)多大なるクラッシュが起こるというのは、過去の歴史を踏まえると分かります。

そうしたことを踏まえ2020年3月の急激な株式市場の暴落に倣うならば、そうした株式市場の下落ショックを緩和する投資先はオルタナティブでしょう。

  • 戦争リスクの高まり

バイデン新政権になって約2週間が経ちましたが・・・、当初想定されていたよりも、対中政策が「強硬」でした。

「南シナ海」という単発のキーワード検索でニュースをググってみても、その緊張感を捉えることができると思います。

中国、米国、そして英国、豪州、日本・・・水面下でバチバチです。

正直、「戦争」をするにも、

・ルールがあり(ジュネーブ条約)

・コストとリターンが見合うか(経済的な理由)

・勝てるかどうか(その後の覇権)

など様々な要因を踏まえて「開戦」だと思うので・・・いきなりドンパチはあり得ないと思いますが、改めて緊張感が高まっているのは間違いありません。

上で見たように、経済状況として各国が財政出動している状況を踏まえると、戦争するにも財政的に厳しいという見方がありますが・・・、もし米中首脳たちが、その財政難を解決するためのツールとして「戦争」を選択しないことを願いたいです(勝てば総取り、負ければ喪失)。

https://toushin-shisan.net/2016/09/post-5668.html

  • The Great Reset

2020年のThe World Economic Forumアジェンダとして今回の危機が「The Great Reset」になると。

(出所:WEF HP

この「The Great Reset」 の捉え方は様々な議論の余地があります。

ただ、1つ明確なのは、みなさん感じているように、

「2020年3月以前の世界(これまで)」と「3月以降の世界(現在)」、そして「これからの世界(ポストコロナ世界)」は大きく変化して変わる

ということです。

私たちが行きている世界に変化が生じることで、これまでにない違いが生まれ、結果現状が変わり、これまでの「常識」や「統計データ」が役立たなくなるという時代、世界になるのです。

結果、マーケットもこれまでの「常識」が通じなくなっています。

直近のGameStop、Robinhood、Redditの問題もまさにこれまでになかった現象です。

何をきっかけにマーケット調整が起こるか分かりませんが、こうした「The Great Reset」という世界での1つの共有認識にそって企業活動、人間活動、投資活動が変わるので、それらに柔軟に考え、行動できるか、がもっとも大事になるのではないでしょうか。

 



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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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