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【資産運用基礎】サラリーマンと事業家(経営者)との埋めようのない「資産運用における大きな考え方の違い」①サラリーマン思考編

こんにちは、眞原です。

今回は、資産運用の基礎の考え方について。

投資アドバイザーの職でビジネスをしていると、本当に様々なバックグラウンドを持つ方とお会いし、資産運用の相談を受け、私が知識経験上知りうることをお伝えするようにしていますが、日々感じるのが、

「資産運用(投資)」における、サラリーマンの方と事業家(経営者)との「大きな差」

です。

具体的には、

  1. サラリーマンの多くは「楽して殖やそう思考」や「リタイア後は投資だけで暮らしたい願望」が強い
  2. 事業家(経営者)の多くは「自分の事業へのリスクヘッジ思考」や「自分の事業よりも投資効率が良いから資産運用に一部資金を振り向ける」や「資産保全の考え方」が強い

という2つの「差(違い)」です。

今回のブログは、1つ目の「サラリーマンの運用思考」について。

①サラリーマンの資産運用思考は「楽して殖やそう思考」や「リタイア後は投資だけで暮らしたい願望」

 幸か不幸か・・・特に歳を重ねるごとに「収入も地位も安定」して年功序列が活きている大企業サラリーマンの方に、なぜか??この考え方が多いのですが(本当によく見聞きします・・・)、

<A.>現役時代からコツコツ運用というよりも、退職金をもらってまとまった資金で大手金融機関に預けているから安心おまかせ一括運用

<B.>リタイア後は、投資(資産運用)だけで、食べていけるように投資したい

という願望です。

<A.>現役時代からコツコツ運用というよりも、退職金をもらってまとまった資金で大手金融機関に預けているから安心おまかせ一括運用

 日本の多くのサラリーマンは、大学新卒から25年間?程度を勤め上げ、定年退職をした場合(時代と企業業績にもよりますが)、大企業の退職金の平均は「約2,300万円〜3,500万円」と言われています(中小企業はもっと少なかったり無かったりしますよね)。

 つまり、ほとんどのサラリーマンの方は「自分の多額のお金」として、恐らく、殆ど生まれて初めて一度にまとまった資金(退職金)を受け取る経験を、60代ですることになります(それまでにまとまった相続などがあれば話は別・・・)。

 そして、ようやく「さぁ、退職したし、時間もできたし、まとまった資金も入ったし、今後の生活が不安だから、資産運用を始めるか」という具合に考え、それまで行ったこともない野村證券や大和証券など「知名度がある安心??」な証券会社や、退職金が振り込まれた「自らのメーンバンク」の銀行員に、投資信託とは何ぞや?資産運用はどうしたらエェんや?、と聞くことになるのです。

 しかしながら、それまで自発的に「資産運用/投資」を考えたことも、経験したことも、学んだこともなく「大手金融機関の金融商品の売り子たち(彼らはセールスするのが仕事)」の元へホイホイと出向いてしまう結果、

・悪名高き「ファンド・ラップ」(中身はただのインデックスファンド、運用下手ばかり)

・「人気ですよ!」なんて触れ込みのリスクぐちゃぐちゃな「毎月分配型投資信託」(そもそも「毎月の分配金」なんてものが無駄なのに)

を勧められ、

「何となく(よく分からなく)」

=自分が思考せずとも(売り子たちが勧めるからそのまま信用して)

「担当者に任せる」

自分はあれこれ考えずに楽して運用して殖やせれば良い

が前提となって、一気にまとまった資金を運用してしまうのです・・・。

これ、大間違いデス。

 そもそも、自分の資産運用を自分で自分の運用を考えずに、しかもセールスマンに任せる??というのは、投資家自身の怠慢でしかありません。

 そうならないようにするには、退職金を受け取るまでに、自分で時間を作り、学びながら実践するのが「本来やるべきこと」です。

 退職までの「現役時代」は、約25年間あるわけですから(今後は生涯現役でしょうけど)。

 コツコツと預貯金もしているでしょうけれど、この期間にまとまった資金はなくとも、現役時代には、「月々の給与(年収)」と「長い時間」というリソースがあるからこそ、月々一定金額をコツコツ「積立投資(海外積立投資)」をして、マーケットの乱高下への精神的な耐性を付けたり、知識をつけたり、時には大成功や大失敗の判断や経験を早いうちからすべきなのです。

<B.>リタイア後は、投資(資産運用)だけで、食べていけるように投資したい

 これも非常に良く尋ねられます。

常に、私は

「投資(お金がお金を生む)だけで、今のような一定レベルの生活を営むには、運用資金(もし失われたとしても生活に何も影響がない資金)として、最低でも、2億円($2Million)は必要」

とお伝えしています。

 もちろん、生活を質素にするだとか、家賃を抑えるとか(持ち家なら別ですが)、色々細かい条件はありますが、

私自身様々な、富裕層投資家やサラリーマン投資家、事業投資家や開業医(医師)、不動産投資家、名家地主、などを見てきて、さらにスイスのプライベートバンカーと具体的な話をして、

2億円($2Million)

が妥当な運用資金かな、と思っています。

2億円($2M)を、超保守的な運用目標リターン4.0%(税前)で運用できたとすれば、

年間800万円($80K)

な訳です。
(税控除後だと、もっと少なくなりますが、年間の「生活費」として考えるならば、保守運用4.0%で同リターン数値なのでまずまずでしょう)。

ということは、冒頭に戻ると、

「運用だけで暮らす=投資資金が生活費を稼ぐ」

という目標を持つならば、「その元手資金(私は$2Mと考えますが)」を作る必要があるのです。

 これらを考えずに「運用だけで暮らす=投資資金が生活費を稼ぐ」という考えだけが先走ってしまっている方が非常に多いなと、良く思います。

 この元手資金を作るのも、単に預貯金だけではなんともならないので、結局は現役時代からコツコツと「積立投資(海外積立投資)」をして殖やす努力をするしかないのです。

 また、次回以降、

【資産運用基礎】サラリーマンと事業家(経営者)との埋めようのない「資産運用における大きな考え方の違い」①事業家(経営者)思考編

を書いていきます。



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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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