【資産運用基礎】サラリーマンと事業家(経営者)との埋めようのない「資産運用における大きな考え方の違い」②事業家(経営者)思考編
こんにちは、眞原です。
昨日に引き続き、今回も資産運用の基礎の考え方について。
前回【【資産運用基礎】サラリーマンと事業家(経営者)との埋めようのない「資産運用における大きな考え方の違い」①サラリーマン思考編】で取り上げたように、
『サラリーマン(給与がほぼ固定で決まっていて、源泉徴収で税金の事もあまり考えない、退職金でようやく大きな資金が入ってから資産運用を考えるまで、自分で「リスク」を取るという経験がほとんど無い状況の人や考え方)』
と、
今回取り上げる『事業家(経営者)(自分でリスクを取り売上と利益を作り、事業判断をし、人を雇いその従業員の家族の人生も背負い、税金や規制や法律などの情報を常にアップデートし、事業でも個人でも大きな資金を動かし、判断ミスが命取りになることも分かっている、自らの人生への自己責任感が強い人や考え方)』
一概に「資産運用(投資)」とはいえ、両者間で、その考え方アプローチが違っています。
サラリーマンの多くは「楽して殖やそう思考」や「リタイア後は投資だけで暮らしたい願望」が強い一方で、
事業家(経営者)の多くは「自分の事業へのリスクヘッジ思考」や「自分の事業よりも投資効率が良いから資産運用に一部資金を振り向ける」や「資産保全の考え方」が強く、まして「リタイアして投資だけで暮らしていく、というよりも自分で事業を作っていく(働き続ける)」というマインドがそもそも強い
です。
②事業家(経営者)の資産運用思考は「自分の事業へのリスクヘッジ思考」や「自分の事業よりも投資効率が良いから資産運用に一部資金を振り向ける」や「資産保全の考え方」
事業家(経営者や開業医)の方に、いつもお伝えしているアドバイスは、
”事業家(経営者や開業医)にとって、最もコントロールが出来て、効果的な投資は、ご自身の事業への投資ですよ(ビジネス拡大、設備投資、新サービス、雇用創出)”
という点。
「私から言われなくとも分かってる!」と思われる事業家(経営者)も多いと思いますが、事業家でビジネス成功している方であれば、例え何歳であったとしても、一定のまとまった投資可能資金(1,000万円〜5,000万円、1〜5億円など)がある訳です。
大半の事業家(経営者)は、自分の事業の他に、他のビジネスに出資していたり、他分野企業を買収していたり(株主)、見知っている企業へのベンチャーキャピタルのような「投資」をしている方も多いです。つまり「自分の資本(資産)」を投じてリスクを取り、そのリターンを得ているのです。サラリーマン思考とは全然違いますよね。
ただ、事業家(経営者)の多くは、本業が忙しすぎて、むしろ「いわゆる一般的な資産運用を考え暇がない」というのも現実で、加えて言えば、むしろそういった資産運用(投資)をせずとも、自分の事業に資本を投下すれば、より自分の意志でコントロールできリターンを生み出せる訳です。
それでも実は、事業家(経営者)が資産運用(投資)をする明確ないくつかの理由があって、
それらは、
1.)自分の事業以上に、資産運用(投資)の方がリターンが良いから(=時間対効果)
自分の事業では生み出せないリターン以上は、お金がお金を産む資産運用(投資)で、その投下資本に対してリターンを上げる効率性を高める判断(ただし、自分ではコントロールできない面も大きくなる)。
2.)自分の事業に万が一があった場合の、リスク回避を考えているから(=分散投資)
自分の事業以外での、資産運用(投資)で一定リターンを得られるのであれば、事業失敗に対する万が一の備えになる
=事業家/経営者は、事業を失えば所得を失うリスクがあるから。
=開業医や医師は、万が一自分の指や腕や医師免許や評判などを失ったり怪我を負うと医師に従事できなくなるリスクがあるから。3.)「国」と自分の資産の分離を考えているから(=資産保全)
事業をやっていると、嫌でも「国(日本経済環境)」を考え、当然、「将来の日本」を考えるのが事業家(経営者)であり、このまま日本経済が沈んで行けば、自らの事業もそしてこれまで築いた資産も沈んでいくというリスクを常に考えているから。
などが上げられます。
https://toushin-shisan.net/2015/08/post-3092.html
もちろん、「利益(自分の所得)」は、自分のビジネスで生み出す、作る、というのが前提の事業家(経営者)なので、
税金(法人税、所得税、贈与税、相続税、住民税など各種)と 政治
に対してもシビアに考え行動をするという点も、単に受動的に源泉徴収で勝手に税金引かれ自分の税率も把握していない多くのサラリーマンとは違います。
結果、両者の考え方としては、その「稼ぎ方(=資産の殖え方、殖やし方)」そして「資産運用/投資の考え方」も大いに違ってくるのが当然なのです。
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