『オススメ本』金融マンは必読！【お金の流れで探る現代権力史 「世界の今」が驚くほどよくわかる】

こんにちは、真原です。

新型コロナウィルス感染拡大で緊急事態宣言、Staying at homeやらで、リモートでビジネス拡大するK2Partnersの皆さんも多いと思います。

また、思ったよりも時間ができて、家にいる時間が長くなり、読書量が増えた、なんて声もちらほら？

かくいう私はコロナ云々関係なく、数年前からKindleを導入してから読書量は増加基調です。

自分の興味がある分野・・・例えば、

金融、経済、スタートアップ、政治、哲学、国内外社会問題、宗教、教育、化石、宇宙、英語学習

あたりの本は何かしらKindle内にストックがあり、時間を作っては読んでいますね。

さて、今回紹介するのは「金融（タックスヘイブン）、経済、政治＋歴史」の組み合わせた1冊です。

K2Partnersの皆さんや、個人投資家の皆さんから、

「タックス・ヘイブン（オフショア）」ってなんですか？

「米ドルって、今後大丈夫ですか？（要は、米国がデフォルトするんじゃないか？って心配）」

「米国の覇権が終わったら、どうなるのでしょうか？」

「陰謀論（ロスチャイルド家だとかユダヤ人）って信じますか？」

などなどよく質問いただくのですが、その答えは、全て「歴史の連鎖」なんですよね。

どうしても誰しも、日々日々の生活や今目にしている一瞬の状況しか映らないと思うんですけど、今ある「全て」が過去からのチェーンの一部なので、今を理解し参考にするには、「歴史に学び」、現在に繋げ、そして未来に役立てられるのか？を学ぶことが何よりも大事だと思っています。

元国税調査官の大村大次郎氏の著書です。他にも彼の著書はありますが、基本的に内容ダダ被りなので、コレを1冊読めば、あとはいいかな・・・。

近現代の金融経済事情、そしてなによりも「タックス・ヘイブン（オフショア）」を理解する上では、特に中世の欧州時代、日本では江戸時代末期＋明治初期〜第二次世界大戦の終戦までの歴史を一括して学ぶことを強くオススメします。

なぜなら、

・イタリア商人たちの資金力、十字軍遠征

・オスマン帝国の勃興

・大英帝国の勃興（イギリス植民地、英ポンド）

・アメリカ大陸の発見とアメリカ合衆国の成り立ち

・オフショア（タックス・ヘイブン）ができた理由とその意義

・産業革命

・フランス革命（1789年）が起こった理由

・オスマン帝国

・日本の明治維新との関連性

・第一次世界大戦

・第二次世界大戦（大東亜戦争・・・GHQによって使用禁止ワードらしいですが）

・米ドル基軸体制、原油取引

・陰謀論のウソ

etc…

過去6世紀くらい遡って歴史を学び直すと、自ずと、現在社会へ通じてくるので【お金の流れで探る現代権力史　「世界の今」が驚くほどよくわかる】では、上で挙げたような事柄を一気に学ぶことができます。世界史を丸ごと解説しているので、内容としてはそれほど深くなく、専門用語も少ないのでさらっと読み終われます。

結果「オフショア（タックスヘイブン）」の意義や成り立ち、そして現在、ほとんどのヘッジファンド（オフショアファンド）や保険会社や、日本や欧米金融機関の関連企業や小会社がタックス・ヘイブンに登記されている理由も分かるし、資産運用や金融マン、そして個人投資家としては必ず知っておくべき内容です。

こうした「小ネタ」をもっていれば、K2Partners皆さん自身の「知識やトークの肥やし」になりますよね。

また、個人投資家の皆さんも「オフショア（タックス・ヘイブン）」に登記されて運用されているファンド、オフショアファンド（ヘッジファンドやオルタナティブ）の存在意味を分かることに繋がります。