【マーケット(世界)】2018年12月26日は記録ずくめの「米国株式市場(S&P500指数構成銘柄の99.8%が上昇)」
公開日:
:
最終更新日:2021/02/09
マーケット全般(株式、債券、為替)
こんにちは、眞原です。
今回は「マーケット(世界)」とは言え、昨晩(12/26)の米国株式市場についてです。
ちなみに、明日12月28日がようやく「大納会(だいのうかい)」という1年のマーケット取引最終日なので、まだ証券マンを始め、金融マンにとって、ようやく「1年を締められる日」となりますね。
ただ、今現在の先物市場を見ている限り、明日も荒れそうです(苦笑)。
(出典:Barron’s)
ちなみに証券マン(セールスマン)にとっては明日が月内最終の締め日なので、その証券マンたちが、月内の売買コミッションを上げるためにどういう商いをするかといえば、
例えば、
「年内最後のお取引をしましょう、お世話になりましたご挨拶です(=お願い外交)」
「最終日で売買して約定コミッションが上がる「日本株グルグル回転売買」の営業」
「既に月内や年内は(自分の中の数字では)締めたので、来年1月の数字が出るように投資信託(ミューチャル・ファンド)やファンドラップを仕込む(売る)営業」
「完全に開業閉店モードで、ポーケーっと3時のマーケットクローズまで外交もしくは、寒いから喫茶店巡り」
「年末年始は普段会えない社長が在宅している可能性が高いという理由で、社長宅へ朝駆け夜討ち飛び込み営業」
などでしょうか・・・。
https://toushin-shisan.net/2016/02/post-4383.html
さて、昨晩12月26日のことですが、米国株式市場では「記録ずくめ」となるマーケットでした。
実は、既に特に欧州系金融マンは、去る21日から年始までクリスマスホリデーに入っているお陰で、マーケット参加者自体が少ないため、ボラティリティ(上下のブレ幅)が増大しやすい時期(アノマリー)ではあります。
米国主要株価指数でも、24日クリスマス・イブに、ダウ工業平均株価の構成30銘柄の全てが下落して取引を終え、翌25日ボクシング・デー(休場)を挟み、昨晩26日には30銘柄全てが前営業日比で上昇しました。アップダウン乱高下が激しすぎます。
この状況なんと、2015年以来の現象で、2000年代に入ってから10回目の状況だったのです。
さらにさらに「海外積立投資(15年満期140%元本確保型、20年満期160%元本確保型)」でお馴染みの「米国株式(S&P500指数)」の26日の値動きは、構成銘柄(現在505銘柄)のうち、なんと「99.8%が上昇」したのです。
これは、1990年までBloombergがデータを遡っても、
「500銘柄余りが終値ベースで上昇してマーケットを終えたのは、初めて」
の出来事だったようです。
まさに、
「めずらしい記録」
だったと。
<ベア・マーケット入りを阻止する米国主要株価4.5%以上の上げ>
(出典:Bloomberg)
こんな状況に出会えるというのは、金融マンとしては非常に胸躍る瞬間なのですが(一般的にはどうでも良いことかも知れませんが(苦笑))・・・、
こういった記録や値動きがあった年や日というのは、何年経っても「記録」にも「記憶」にも残っていて、マーケットに携わっている人(金融マン、投資家、機関投資家、ファンドマネージャー)であれば、この「記録(記憶)」がグローバルに共通言語になって同じベクトルやレイアーで話ができるのです。
それ故に、私は、Financeの世界はオモロいなぁ〜と、つくづく感じます。
さぁ、本日これからの相場も渋い様子(米国先物状況としては)なので、明日の大納会も心配ですが・・・、2018年最後の取引です。
いよいよ、仕事納め(今のところ全然納まらないのですが・・・)です。
いつも以上にマーケットが荒れているので、「年内に投資している内容を相談したい!!!」という方は、お気軽に
こちら(「直接相談(無料)」)
からご連絡ください。
オフショア投資入門書(マニュアル)を
無料進呈します
オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
関連記事
-
-
ソニー(6758)、26年ぶりの公募増資とCB発行で約4,400億円を調達!株価は9.1%下落。既存投資家からはネガティブ判断?
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回の内容は「ソニー(6
-
-
「豪ドル デュアル・カレンシー債券への投資」について(豪ドル為替推移を確認しよう)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は「豪ドル デュアル
-
-
皆が強気!さぁ、日本株はバブルへ一直線!「いつ売るの?、今でしょ!」
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回のブログ記事は
-
-
【マーケット(世界)】マーケット大幅調整の足音か?〜世界債券の悪夢1週間で9,160ドル(約104兆円)吹き飛ぶ!〜
こんにちは、眞原です。 今回は「マーケット(世界)」全般です。 一言にマーケットと言って
-
-
楽天(4755)、公募増資で1,880~2,000億円を調達!想定水準までの下落。株価「希薄化」の意味とは?
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回のブログ記事のカ
-
-
中国A株を売却すると逮捕!?共産党のなりふり構わない株価下支え政策!中国マーケットの異変に備えよう
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は世界マーケット、中
-
-
Brexit(British+exit=英国のEU離脱)国民投票とGBP(英ポンド)を考える
こんにちは、K2 Investmentの眞原です。 今回は、為替GBP(英国ポンド)について。
-
-
英ポンド(GBP)は安値圏、混迷極めるBrexitの行方はいかに?(通貨分散の重要性)
こんにちは、眞原です。 今回は、マーケット全般(英国ポンド/GBP)について。 2016
-
-
人民元(CNY)が対ドルで5年ぶりの安値圏へ(今後、アジア通貨も連安リスク)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は為替「人民元(CN
-
-
米国利上げ後、一旦はドル安円高へ?その後は長期で円安トレンド形成か!
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 いよいよ来週12/15-