”何のデータ”チャート??データを客観的に捉え”将来へ”備える前提条件を考える!(その1.)
こんにちは、真原です。
今回は、日本人全員に関わるお話。さらに言えば、”将来の生活”に大きく関わり得る情報です。
2回シリーズでお伝えします。
いきなり、突然ですが・・・、
下記チャート、”何のデータを表している”と思いますか?「日本」に関することです。過去から現在に向けて推移しています。
ます「確定値」というのは、もう既に確定しているので、これ以上変化はしません。揺るがない「客観的な事実(データの推移)」です。
また「概算値」は、「将来」を表している推移(今後上向くかも知れないけど、客観的な事実(データ)を元に、その「トレンド(方向性)を捉えるのが大事」)とチャートを見て、「何を表しているか?」を考えてみてください。
「チャート」だけを見ると「右肩下がり」なので、
主観的には、
ヤバい?
損する?
大丈夫?
と捉える人もいれば、
何か悪いことが、減っていっている(=プラス要件を表している)
と捉える人もいることでしょう。
それでは、下記の数字は、”何のデータを表している”と考えられるでしょうか?単位としては「1,000」です。
左側が「和暦+西暦」で、上から下に向けて、年度が移り変わり、同時に「各数字」の増減や増減幅、整数が見てとれます。
こちらは年数を経ることに、チャートと同じく「下降傾向」にある、という「客観的なデータ」として捉えられますね。
正直、データやチャートというのは、良いところ悪いところを切り取って、ある意味で誘導することができるマジックを持ち合わせています。主観を煽るならば、なおさらです。
それでも「客観的なデータ」は、前提条件を整え、そこから「全体」や「そのデータ」と「対策」など考え、決断する上で非常に大事になります。
例えば、保険マンの営業が
「日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡しています」
と伝えた場合、(一部)客観的なデータですが、「がんに対する恐怖」を持っている人からすれば、「がんに備えてがん保険に加入せなアカン!」と(主観的に)感じる人も多いでしょう。
(出所:けんぽHP)
「がんに備える方法」として「がん保険」に加入するかどうかが、主観的に良いか悪いかは別として、その人にとって「将来」への「安心(主観)」を買う、というのが「保険」ですよね。その際、単なる保険マンのセールストークを聞いて(つまり、バイアス付きの客観的なデータ)を元に判断するのか?より客観的なデータを元に、判断していくのか?
というのは、受け手は「データ」をどのように考え、読み解き、使うか(判断するか)でしょう。
そういった意味で「普遍的なデータ(=過去に確定しているデータ)」というのが、もっとも信用に値します。
資産運用でいえば、
・過去のファンドのFactsheet(運用報告書)の月次の数字
=過去マーケットが乱高下した時、そのファンドがどのように推移していたか?
を客観的なデータと過去の事象を確認できますね。
だから、オフショア投資(ヘッジファンド/オルタナティブ)や投資信託(ミューチャル・ファンド)やETFへの投資で、最も大事なのは「過去のレコード」なのです。仮に今後、同じようなこと、が起きてもそのデータに基づく「近いデータ」になり得るからです。
結果、セールストークを交えて何かを勧めてくれる「アドバイザー」や「証券マン」や「銀行員」の「将来への見通し(例え分析や知識やデータに基づいても)」は、将来予測への確実な(確定した)客観的なデータにはなりえません。つまり、不確定な主観を交えた予測なのです。厳しくいえばそれぞれの「主観(=ポジショントーク)」なのです。
さて、話を冒頭に戻すと・・・、
冒頭のチャートと数値データは、いったい、”何のデータを表している”と思いますか?
こうした揺るぎない「データ」を元に、今後の対策をどのように考え、実行していくか?
に繋げて行くことが非常に大事です。
FA(フィナンシャル・アドバイザー/資産運用アドバイザー)は、そういった確定した客観的なデータをクライントへ情報加工せずに伝え、一緒に考え、「より良い未来を作る」アドバイスとその実行が求められる職種ではないでしょうか?
https://toushin-shisan.net/2019/07/post-10440.html
冒頭の「チャート」と「数値データ」について、いったい”何のデータを表している”考えてみてください。
明日のブログ「(その2.)」で回答します。
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