スイスプライベートバンカーから学ぶ「富裕層と呼ばれる人たちの違い(RichとWealthyの違い)」
こんにちは、眞原です。
今回は、投資アドバイザーの観点から。
この職種柄、スイスプライベートバンカーと一緒に仕事をすることが多々あります。
本物のスイスプライベートバンカーです。
決して、日本の野村證券など大手証券会社やメガバンク系銀行、外資系で日本法人を持って営業している「プライベート・バンキング業務(=証券業の拡張バージョンにに過ぎない)」とは全く違うので誤解しないでください。
改めて強調すると、本場スイスのプライベートバンクのサービス(できること、資産を守る方法、資産を殖やす方法)は、日本の「プライベートバンキング」とは、似て全く非ざるものです。
バンカー自身、良く日本に精通して学んでいるので、外国籍且つ日本人としてのバイアスがほとんど無い客観的に見た、「日本経済」「日本の政治のあり方」「日本の将来」そして、誰よりも間違いなく「(日本の)富裕層」を知っているバンカーと、あれこれディスカッションするのが私の楽しみの1つでもあります。
私もバンカーからも、様々な肌感覚、あらゆる情報や知識、振る舞い、思考方法、洞察力など本当に学ぶことが多いのですが、
何よりも世間一般に言われる、
「富裕層(=お金持)とは?」
という(バンカーなりの)概念について、私が学んでいることは、自分の中ではある種の衝撃と納得です(ここでは書けない内容も多い)。
「富裕層」の定義も実は曖昧なものですが・・・金融機関によってはマーケティング上、単に富裕層をセグメントして「ネット資産(投資に回せる資金)がいくら以上」という区分をしています(野村證券などもそうですね)。
さて、私は、スイスプライベートバンカーとのコミニュケーションを基本的に英語で行いますが、
英語で表現するこの2つのワード(やや感覚的、概念的になりますが)、
“Rich” と ‘Wealthy”
の意味合いが大きく異なっていると強く思います。
確かに「ある程度一定の金額」を持っているとして・・・その方は「Rich」かも知れませんが、概して「Wealthy」ではありません(私の感覚では)。
言葉(ブログ)で落とし込むことが何とも出来ないのがもどかしいのですが(というよりも私の力量の無さ)。。
私が感じる(学んだ)「(性差年齢問わず共通しているのが)Wealthy な方々の特徴は」、
・質素
・聡明で、知識、教養が豊か
・所作(マナー)が凛としている
・寛容
・鋭い(感情的な判断が少ない)
などです。
私も含め大半の人は「(もっとお金が欲しくて)お金がなくて悩んでいる(増えないかなーとか、一発逆転ないかなーとか)」ものの、概して「Richな人も、Wealthyな人も「(富裕層=資産があるからこそ)悩んで」います・・・。
「(お金があることによる「可能性が広がる」という意味で)お金はあるに越したことはない」ですが、人が生きる上では、お金を持っていることが「最終的な幸せ、不幸せ」に直結するということではなく、その「幸せの物差し」は無いのだと切に感じます。
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