マーケットや経済金融動向にウトい金融マンや保険マンは頼りになりますか?【その①】
こんにちは、真原です。
今回は、K2Partnersで活躍中の皆さんがクライントへアドバイスする時、また個人投資家の皆さんがオフショアファンドを選ぶ時や資産運用や保険の相談をする「アドバイザー」を見極める参考になれば幸いです。
マーケット(経済)や金融動向にウトい金融マンや投資アドバイザー、頼りになりますか?
昨年は名刺交換会で新規のK2Partners候補の方にお逢いしたり、K2Partnersの皆さんとミーティングをしたりする機会を頻繁に設けています。
そこで、おおよそ私が感じてきたのは「皆さん私と同じ金融マンですが、タイムリーなマーケット動向や金融経済、また、過去の経済ショックやその時のマーケット事情を分かっている方が圧倒的に少ない」ということです。例え、その方がFPさんや保険専業の方でキャリアを積まれている方で映えあるMDRTなどを受賞されていたとしても・・・。
ただ一方で、証券マンあがりの保険マンの方、例えば私の前職野村證券を辞めて、プルデンシャル生命保険に転職して活躍されている方もいますが、そういう「証券マンの経験(つまり、直接金融の経験)」をしている方は、当然マーケット事情、タイムリーな経済事情、金融情勢をよく把握しています。
何をお伝えしたいかというと「金融マーケットや経済動向に強い保険マンは、圧倒的に他の保険マンと差別化できる」ということです、なぜならば、そういう保険マンの方が圧倒的に少ないからです。
一言に「金融マン」「金融機関勤め」と言っても、「証券マン」「保険マン」「銀行員」「FP」など、そもそも直接金融なのか間接金融なのか、どういったマーケットプロダクツを扱ってきたか、扱ってきていないか、で大きくその金融知識や経験、トーク内容が違うのです。
正直、私は証券マン上がりなので、マクロ経済動向や金融情勢には精通している方だと思います。
今でもマーケットは毎日ちゃんと見ていますし、自分でもトレードしますので。
単に証券マンだったから、という理由ではなく、新卒で野村證券に入社して徹底的に「マーケットを学ぶことの大事さ」を叩き込まれたからです。
当時、インストラクター(直属上司)や先輩に教わったのは、
「新人であっても、マーケットを語れないと証券マンではない」
「株を語れないと証券マンではない、投信はマクロ経済さえ分かればアホでも売れる」
「証券マンが、年配のお客様よりも知識情報経験が浅いのは言い訳にならない。だから、毎日必死に勉強して、金融の知識、情報、経験を積みなさい」
などです。
同期の中には、金融の「き」すらも分からず入社した同期もいました。彼らの多くは「スポーツで秀えた成果を評価されてきたため、正直まともに勉強してこなかった」から。もちろん金融に関係ない学部で学んできた人たちもそうです。ただ、それでも入社してしまえば、ヨーイどん、で必死に勉強して、いつでもマーケットを追い、経済動向を理解し、いっぱしの「野村マン(証券マン/金融マン)」になっていくのです・・・
つまり、
日々、勉強すれば、誰でもマーケットは語れるようになる、理解できるようになる
というのを私自身身近で見ていましたし、自分自身もそうだからです。
だからこそ現在、保険マンやこれまで保険専属のビジネスしか関わってこなかった方々で、マーケットもよく分からない、有価証券投資や株式、債券、投資信託(ミューチャル・ファンド)、ましてオフショアファンドなんて分からないと思われている方が、「勉強すれば全てカバーできる」のです。なぜなら、皆さんもう既に「金融マン」なのですから。まったくのゼロスタートではないのですから。
ちなみににもし、私自身が、誰か保険マンから保険加入の営業を受けたとして、その保険の商品だけを細かく説明されたとしても、その方が、マーケットやタイムリーな金融経済情勢に関してウトければ、私は絶対にその方からは保険契約はしないですね。だって、「金融マン」として頼りないですから。
なぜ、ここまでいうかと言えば、2020年6月に法改正、今年2021年夏ー秋頃から新設予定の「金融サービス仲介業」があるからです。これができれば、現在保険マンであっても、現在、日本のIFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)であっても、FP(フィナンシャル・プランナー)であっても、それらの垣根が低くなり「直接金融」「間接金融」「付随金融サービス」を縦断してアドバイスできるようになるのです(商品は一定の縛りがあるようですが)。
つまり、単に保険に拘っている、証券に拘っている「それだけのプロ」または「自分は保険マンなのでマーケットは分かりません」なんて人は、クライントから「選ばれない存在」になり得るのです。
「金融マン」は、クライントに対して「お金の問題や悩み」へのソリューションや情報提供です。
単独ソリューションのプロよりも、ソリューションを縦断する知識、経験、プロダクト情報、またはビジネスコネクションを持ち合わせている方が良いに決まってます。それを踏まえれば、当然マーケットを理解している方が良いし、話せる方がいいし、直接金融のプロダクトも理解している方がいいし、当然オフショアファンド(海外ファンド)についても情報を取って分かっている方が良いのです。
クライントのどこに「その悩み」があるか分かりません。潜在的に隠れている場合も往々にしてあります。
金融マンは、常に勉強、情報のアップデート、停滞は死を意味するくらいの勢いで自分磨きをし続けないと淘汰される職種なので、みなさんもっとアンテナ高く、尖ってガツガツ情報をとって、数多いる金融マンの中から「選ばれる金融マン」として差別化を図っていきましょう!
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