みずほ証券から販売中で約3,800億円規模の『グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)』愛称:未来の世界(ESG)
こんにちは、真原です。
今回は、アセットマネジメントOne(みずほFG傘下)から新規設定で2020年7月から運用開始となり、すでに純資産総額が約3,800億円を超えている投資信託(ミューチャル・ファンド)『グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)』愛称:未来の世界(ESG)の情報です。販売元は、みずほ証券、みずほ銀行、みずほ信託銀行などです。
(出典:AM One HP、以下同様)
本ブログを書いている段階で、
基準価額:9,591円(2020/07/29)
純資産総額 :約3,822億円
という具合です。
新規の投資信託(ミューチャル・ファンド)にしては、3,800億円を超える純資産を集めて運用されているので、さぞす素晴らしい運用戦略なのかと思い確認したところ、ポイントは至ってシンプルに、
『ESG投資+ハイクオリティグロース株』
の組み合わせをテーマとした投資信託(ミューチャル・ファンド)です。
ESGは、ビジネスパーソンのみならず、社会に関わる一人ひとりが認識しておくべきテーマ(もはや世界的にも社会常識?)です。
こと目先の資産運用(投資)の世界において、投資テーマはこの2つに大別されています。
- ESG投資
- テクノロジー、AI、ロボット
です。
まぁ、分かりやすいですからね。加えて、ESG投資もAIも訴求しやすい。
実は既に2005年頃から、この「ESG投資(国際的な基準、枠組み)」というのは密かに投資テーマなんですけどね・・・。
プロ投資家である各国公的年金基金の動きを見てもその違いが歴然ですが、日本の公的年金ファンド(GPIF)はようやく2018年にESG投資に関する取り組みが挙がっていますが、とうぜん日本全体まして個人投資家への金融サービスでは「世界基準の枠組みから遅れている」というのが事実で、「世界のESG投資残高推移」を見ても、2年前の2018年段階ですら各国エリアと比べて圧倒的に遅れているのが分かります。
やはり「金融ガラパゴス」は正しく、ESG投資のみならず、
日本の個人金融サービス(資産運用全般・・・ファンド運用方法、保険・年金準備・信託サービス・銀行サービス・暗号通貨)は、世界基準や米国から約2周(24年)遅れている
結果、国内の投資で資産運用するよりも、海外で資産運用をする方が圧倒的に殖える可能性が大きい
というのが常識なのです。これは、日本のみしか知らないと絶対に気づかない事実であり、金融庁も日本の金融機関も絶対に公にしない内容ですけど、結局は護送船団で彼らグルなので(どんだけ天下り?)。
この投資信託(ミューチャル・ファンド)のポートフォリオが組み入れている企業群(ハイクオリティグロース銘柄)の選択方法が、ESG投資を含め下記の通り。
これらファンド運用(投資戦略)については、ファンドマネージャーの仕事なんで彼らがしっかりやる以外になすすべなく、個人投資家や、販売者の証券マン、投資アドバイザーがどうこうできることではないのでこれ以上コメントできませんが、こういう具合にポートフォリオ選定してますよ、ということですね。
正味・・・個人的には、大半の投資信託(ミューチャル・ファンド)のファンドマネージャーって、結果まともな仕事をしていると思えないので(なぜなら、投資信託(ミューチャル・ファンド)の数に比べて、まともにパフォーマンスを上げ続けているファンド数が少なすぎるから)。スパークス・グループとJPMは良い運用しているなと思いますが、他はどんぐりの背くらべ。
結果、こうしたESG投資に関して2005年から投資テーマがあるって書きましたが、下記は一例として(※個別銘柄推奨などではなく)こうしたESGに関連したETFへの投資ができるって知っていますかー?ってことです。
みずほ証券の証券マンは、絶対に推奨してくれませんよ?(ETFの方が手数料安いですから)
あと、
どうしても、どうしても、どうしても、ESG投資に関する投資/資産運用しかしたくないんです!!!
なんて個人投資家に出会ったことがないのですが、単に「ESG投資」ってだけで、この投資信託(ミューチャル・ファンド)に投資する必要はないんですよー!ってことです。選択肢はたくさんあります。
(出典:iShares HP)
「ESG投資」そのものは、非常に大事になると思います。
目先の一過性のホットな投資テーマであるというのもありますが、投資家目線で考えると、この「ESG投資テーマ」に即している企業なのかどうか?が常識になってくると思います。当然、企業側もこの「ESG」にそう企業努力をしていかなければ、投資マネーを引き寄せられなくなってくるということです。
このみずほ証券の残高3,800億円の投資信託(ミューチャル・ファンド)『グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)』愛称:未来の世界(ESG)のパフォーマンスがどうなるか?は、ファンドマネージャーの腕次第ですが、株式投信なので、投資した投資家は目標リターンに沿って売却(利益確定)をしていかないといけませんね。
個別相談予約
(東京、大阪、福岡、名古屋、香港、ハワイなど)
各都市でそれぞれ投資、保険、節税の弊社アドバイザーが個別相談承ります。
各担当者の面談空き状況を随時更新していますので、場所、日時、アドバイザーを選択してご予約ください。
関連記事
-
【気になるニュース】「1万円札廃止論」が消えない理由は今後の「タンス預金炙り出し?」
こんにちは、眞原です。 今回は「気になるニュース」と「資産保全(自分の資産は自分で守ろう)」を
-
VIX指数の急変動に追いつけずに野村の「NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETN(2049)」償還/上場廃止が決定
こんにちは、眞原です。 今回は償還が決まった野村の『NEXT NOTES S&P500
-
【富裕層情報】超富裕層($30million保有以上)が住む世界都市/国ランキング2017
こんにちは、眞原です。 今回は、富裕層にまつわるお話。いつの時代も「富裕層」に関する情報は古今
-
【ヘッジファンド情報】2017年は「プラス30.5%リターン」を上げた「ロング(買建)オンリー」のオフショアファンド
こんにちは、眞原です。 今回はオフショアファンド情報です。 オフショアファンド(ヘッジフ
-
【Q&A】「ソニー銀行で投資中の各投資信託(【ひふみプラス】、【iTrustロボ】、【世界経済インデックスファンド】、【楽天日本株4.3倍ブル】)について』
こんにちは、眞原です。 今回もQ&Aより。 今回は「ソニー銀行」から投資されてい
-
【セミナー情報】日本人投資家が知らない新規オフショアファンド(10本)東京セミナー開催【7/7(土)2:00pm-3:30pm】
こんにちは、眞原です。 今回は、セミナー開催情報。 河合のメルマガを購読されている方には
-
(締切迫る!)【オフショアファンド情報】米ドル建て 5年満期 「固定金利(3.5%)」元本確保型ファンド
こんにちは、眞原です。 今回は、オフショアファンド情報。 最も保守的な「元本確保型(満期
-
10年間で驚異の430%リターンの「元本確保型ファンド(Fundsmith)」運用報告書
こんにちは、真原です。 今回は、2019年に個人投資家のみなさんに大人気だった、 「元本
-
12月21日から遂に”あの銘柄”が S&P500指数構成に組み入れ採用へ!〜ファンドからの買入インパクト大〜
こんにちは、真原です。 今日は記念すべき日ですね! なにせ、日本人宇宙飛行士の野口聡一さ
-
【資産運用基礎】サラリーマンと事業家(経営者)との埋めようのない「資産運用における大きな考え方の違い」②事業家(経営者)思考編
こんにちは、眞原です。 昨日に引き続き、今回も資産運用の基礎の考え方について。 前回【【