【オフショアファンド情報】絶好調な「CTA戦略オフショアファンド」は既に+24%リターン(2018年)
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最終更新日:2021/02/09
オフショアファンド(海外ファンド/ヘッジファンド/オルタナティブ)
こんにちは、真原です。
今回は「CTA戦略のオフショアファンド(ヘッジファンド)」情報です。
以前に、欧州圏でのオフショアファンド(ヘッジファンド)業界の運用資産が回復傾向にあると伝えましたが↓、同記事でも取り上げた戦略の1つに今回の「CTA戦略」があります。
【ヘッジファンド(オフショアファンド)情報】欧州ヘッジファンド業界の運用資産は約75兆6,000億円(5,870億ユーロ)へ回復
CTA戦略とは「Commodity Trading Advisor(プログラム)」戦略の略で、直近では個人投資家からの人気が下火になっていますが、実は約10年前の2007年〜2008年、09年などのサブプライムローン問題、金融危機時にとてつもなく良い運用パフォーマンスを上げた歴史があり、当時から大変人気になっている戦略の1つです。
CTA戦略は、ニューヨークやシカゴに上場している「先物指数」を、コンピュータ・プログラムを使って売買していきます。
先物指数には、ゴールド、穀物、原油、金属、株式指数、為替指数、債券指数など様々なものがありますが、CTA戦略では(現物ではなく)このような「先物指数」を積極的に売買していきます。
さて、今回2018年絶好調なCTA戦略のオフショアファンドに注目してみました(過去2年が悪かったのでいよいよ復活の兆しか!と見ています)。
早速2018年のパフォーマンスですが、
<Year 2018>
Jan:+19.2%
Feb:-1.6%
Mar:-4.6%
Apr:-3.7%
May:-3.1%
Jun:+0.6%
Jul:+5.6%
Aug:+9.2%
Sep:+2.5%
Year:+24.1%
2018年は9ヶ月を終えて5勝4負ですが、1月の素晴らしいリターンに加え6月以降の積み上げリターンを元に、2018年はしっかりとプラスリターンでの逃げ切り大勢に入っています。年内着地はどれくらいのパフォーマンスになるか期待しています。
過去には1年間で+91.2%プラスリターンを叩き出したこともあるので、ハイリスク・ハイリターンな運用資産として一部資産に持っておいても良いですね。
ちなみに・・・日本人個人投資家に有名なCTA戦略のオフショアファンドの1つとして挙げるなら「Winton Capital Management(ウィントン)」だと思いますが、Winton(ウィントン)の2018年同期間のパフォーマンスはこちら↓
<Year 2018>
Jan:+3.85%
Feb:-5.60%
Mar:-0.28%
Apr:+1.72%
May:-0.72%
Jun:+1.97%
Jul:+0.14%
Aug:+1.05%
Sep:-0.21%
Year:+1.66%
一言に「CTA戦略」とはいえ、結果が全然違いますね。ブレ幅が小さいものの、リターンが全然違います・・・、
さて、パフォーマンスが良い方(年24%プラスリターン)の「CTA戦略オフショアファンド」が投資対象としている先物指数は、
FX(GBP)
FX(CAD)
FX(JPY)
TB(国債)
GOLD(金)
Crude Oil(原油)
Natural Gas(天然ガス)
Coffee(コーヒー)
Copper(銅)
Cotton(綿)
Soybean Oil(大豆油)
Soybeans(大豆)
Sugar(砂糖)
Wheat(小麦)
の14の高流動性がある先物市場です。
CTA戦略で大事になってくるのは、先物指数の「トレンド(方向感)」です。上げでも下げでもリターンを出せる運用をできるのがオフショアファンド(ヘッジファンド)なので、2018年の残り3ヶ月でどのようなトレンドを捕まえ、ファンドがリターンを上げられるのか?について非常に楽しみにしています。
このCTA戦略オフショアファンドについてFactsheet(運用報告書)も含めより具体的に知りたい場合には、
こちら(「CTA戦略オフショアファンド」についてと明記してください)
からお気軽にお問合せください(無料)。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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