Brexit交渉でメイ英政権は混乱か?それでも英国債券ヘッジファンド(オフショアファンド)は既に5%以上プラスと絶好調!
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最終更新日:2021/02/09
オフショアファンド(海外ファンド/ヘッジファンド/オルタナティブ)
こんにちは、眞原です。
今回は、英国債券オフショアファンド(ヘッジファンド)について。
(出典:The Telegraph)
2016年12月に同オフショアファンド(ヘッジファンド)について同じくこのブログで取り上げました。
このブログを書いた時期からさらに約6ヶ月が経過している中で、例えば悲しいことにロンドンでも再びテロが起こったり、また直近、英国総選挙も終わったり、英中銀の金融政策発表があったりと、英国政治&経済に動きが出てきています。
2016年12月に書いたブログ記事はこちら↓
さて、オフショアファンド(ヘッジファンド)は「パフォーマンス成果が全て」です。
なので、個人投資家が確認する必要があるのは間違いなく「パフォーマンス」。
百聞は一見に如かずということで、改めてこの英国債券ヘッジファンド(オフショアファンド)のパフォーマンスを確認してみます。
2011年:0.56%(2ヶ月間のみ)
2012年:24.64%
2013年:11.51%
2014年:9.51%
2015年:2.28%
2016年:14.05%
2017年:4.61%(5月末時点)
1月:0.69%
2月:1.41%
3月:-0.82%
4月:2.17%
5月:1.10%
・・・・・・
2011年から運用開始ですが、現在7年目の運用期間に入っており過去6年間1度も年間リターンのマイナス年はありません。
53ヶ月(/67ヶ月中)が、プラス運用(=約80%の月がポジティブリターン)。
このオフショアファンドの運用開始7年前から複利運用でのトータルリターンは+86.78%になっています。
年間平均リターンとリスク(上下のブレ幅)がこちら。
年間平均リターン:+11.84%
リスク(上下のブレ幅):5.76%
2017年に入ってから1度マイナス月(3月)がありましたが、それでも既に5月末までの運用で+4.61%と実に順調なパフォーマンス推移だというのが分かると思います(実は2016年は5ヶ月マイナス月がありましたが、結局+14.05%で終えました)。
便宜上、一言に「英国債券オフショアファンド(ヘッジファンド)」と表現していますが、投資している「債券」の資産別に見ると、
Vanilla:スワップ取引(債券の金利収入トレード)
Perpetual:永久債
Perp/Call:永久債のコールオプション(金利を売買する権利)
PIBS:永久利付証券(確定利付証券)
などがあります。
更に、その中の組み入れセクターは、
銀行:38.9%
原油&ガス:23.8%
保険:10.7%
建設:9.7%
金融:6.2%
と直近の5月迄のアロケーションになっていますが、このアロケーションは毎月1度変更されています。
(オフショアファンドを知らず、日本のファンドしか知らない場合には、このリターンを高く感じるかも知れませんが)、この程度のリスク&リターン水準としてはミドルリスク・ミドルリターン系のオフショアファンドです。
もちろん、ヘッジファンド(オフショアファンド)で運用先資産は伝統的資産で流動性が高いからこそ、オルタナティブ(代替資産)と較べてリスクリターンとしても高くなります。
引き続き「英国政治要因」はパフォーマンスに影響してくると思いますが、このまま2017年の運用パフォーマンス推移を踏襲して年末まで運用できれば、年内に更に+5%後半と年内リターン着地は10%前半〜11%後半(年間平均リターン程度)に落ち着くのではと考えています。
さて、2017年残すところ6ヶ月です。
運用資産に回せる資金を保有しているにも関わらず、何も資産運用せずリスクを取らず銀行に置いておく「時間とリターン」と、リスクを取ってリターンを取る資産運用する(このようなオフショアファンドへ投資)だけで年内&数年後には大なり小なり「資産の差」が生まれます。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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