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Brexit決定後もプラス運用!2016年は「7%後半リターン」の債券系オフショアファンド(ヘッジファンド)

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。

今回はオフショアファンド(ヘッジファンド)情報です。

<「James Bond SKYFALL 007」より>
(出典:Daily Mail)

「英国関連の投資や英ポンド(GBP)での投資を躊躇っています」

はい、これよく聞く話しですね。

まずは為替(資産)から確認していきましょう。

<GBP/JPY 5年為替チャート>

(出典:REUTERS)

確かに、2015年の高値圏1ポンド=195円程度からすれば25%程度下落して145〜146円台です。

逆によくよく考えると、2013年代の1ポンド=140円台を割っていた頃に個人投資家はこのように言っていました。

「英ポンドは130円も割って、120円台になる(と思う)から投資を躊躇う・・・」

と。

(私の内心:「イヤイヤ・・・そういう問題ではない」)

そして、今度は、現在の為替水準で考えると、

「Brexitが・・・」、「140台だから・・・」、「今後英国の景気は悪くなると思うから・・・」

と、僅かな情報による単なる主観や「なんとなく」で判断しているだけの個人投資家が圧倒的に多いのです。

結論正直なところ「為替がいくらだから、どうこう」という主観による投資判断はすべきではないということです。

例えば、2013年の140円台を割っている当時にGBPに投資していた個人投資家は、2015年まででみんな為替差益だった訳で、一方2015年頃からGBPを保有し始めるとみんな為替差損になっているという、次期も大事ですが為替(資産)は単にシーソーに過ぎません。

今の為替水準が本当に「安いのか?」「高いのか?」は正直分からない以上、あくまでも「通貨分散」の1つとして、為替(GBP)を考える方が良いということです。

これはGBPだけに当てはまることではなく、JPY(日本円)やUSD(米ドル)にも言えます。

「通貨分散は、リスク分散」だということです。

Brexit決定後もプラス運用、年間7%後半台リターンの債券系(Bond)オフショアファンド(ヘッジファンド)

それでは早速このオフショアファンド(ヘッジファンド)のパフォーマンスから見ていきましょう。

2011年:0.56%(2ヶ月間のみ)
2012年:24.64%
2013年:11.51%
2014年:9.51%
2015年:2.28%
2016年:7.74%(10月末時点)
1月:-2.16%
2月:-2.57%
3月:2.92%
4月:2.54%
5月:0.66%
6月:-0.29%
7月:2.30%
8月:3.12%
9月:-0.38%
10月:1.54%

6年間単純合計リターン:56,24%

また2011年から運用され6年での年間平均リターン&リスク(ボラティリティ=上下のブレ)がこちら

年間平均リターン:+10.69%
年間平均リスク:5.46%

このオフショアファンドのターゲットリターン(目標リターン)は、約7−8%台なので十分その目標リターンを達成して運用されています。

この債券系オフショアファンド(ヘッジファンド)の具体的な投資先は?

投資先は93%あまりが「英国に関連する「債券(Bond)」」でした。

簡素化して「債券」とは言え、個人投資家のみなさんが考えるような単純な「普通社債」や「国債」でけではなく、

専門的には、債券に類する

Vanilla:スワップ取引(債券の金利収入トレード)
Perpetual:永久債
Perp/Call:永久債のコールオプション(金利を売買する権利)
PIBS:永久利付証券(確定利付証券)

なども含んでいます。

細かいことはここでは割愛しますが、「英国に関する様々な債券」を売買したり、その金利収入によって年間7%以上のパフォーマンスを上げているのがこの「英国債券ヘッジファンド」です。

※Brexit後に想定される英国10のシナリオ(プロセス)/マーケット(世界)

私たちアドバイザーは、2016年6月22日の英国の「Brexit(英国がEU圏から脱退するか否かを問う)国民投票」の前後に、今後の英国市場の不透明感やファンドパフォーマンス下落を心配して、このオフショアファンドの利益確定をお勧めしていましたが、上で確認したようにこのファンドは予想を裏切るように逆に好調なパフォーマンスを見せています。

「債券の売買によるキャピタルゲインが功を奏している」

とのヘッジファンドマネージャーコメント。

目下、投資先の資産の中には英国のハイ・イールド債券や建築(インフラ)関連の債券でリターンを目指している状況とのことで、2016年はファンドの目標リターン程度の着地でパフォーマンスを推移させたいようです。

リスク要因は「英国の利上げ」ですが、英国の経済状況からは当分利上げは厳しいという見方で一致しています。

つまり、一概に「英国だから・・・、Brexitで不透明」という個人投資家の主観は間違い

確かに英ポンド(GBP)は弱含んでいますが、英国資産の中でも投資しておいて良い投資対象は事実存在していて、現にこのように英国資産からもパフォーマンスを上げているオフショアファンド(ヘッジファンド)が存在するのです。

オフショアファンド(ヘッジファンド)(=海外投資)で、個人投資家が得られる利益は、

「為替差益(円安)+ファンドパフォーマンス(ファンド運用益)=投資家の利益」

です。

仮に2012年の1ポンド=120円台からこのオフショアファンドで運用していた場合、単純に考え

為替差益+20%(現在1ポンド「145円」−2012年は「120円」)+55.68%(2012〜2016年パフォーマンス)=75.68%

がリターンになるということですね。

「通貨分散」をしながら、良い投資先(伸びゆく運用パフォーマンスが好調な)オフショアファンドで運用しましょう。

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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

過去10年間に渡り年間平均10%以上のリターンをあげている海外の投資情報を、実名を用いて載せています(日本には存在しないファンドです)

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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