【資産運用基礎】何のファンドや株に投資したら良いではなく「どういう資産に分散するか?」の方が遥かに重要
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資産運用の基礎、Q&A、基礎用語
こんにちは、眞原です。
今回は、資産運用の基礎の考え方について。
よく耳にする「誤った考え方」をまずご紹介すると・・・、
「この投資信託(ミューチャル・ファンド)や株式、債券に投資して良いでしょうか?どうでしょうか?」
という質問やお悩み。
これ、資産運用においては、間違いです。
なので、こういうことを尋ねたり、こういう思考をする個人投資家にとっては、証券マンや銀行員から「良いカモが来た」ということになります。
なぜ間違いなのかといえば、
・商品の善し悪しの判断のみに注視
・良い悪いは千差万別、投資家次第
・他の資産との相関性を考えているかどうか
だからです。
投資信託(ミューチャル・ファンド)、株式、債券などは、確かにそれぞれの善し悪しがありますが、必ずしもそれらが、
その投資家が投資する考えに当てはまっているのかどうか?
その投資家が投資している/持っている他の資産との相関性はどうなのか?
ということが無視されたまま、証券マンや銀行員によって「セールス」される訳です。
彼らからすれば、まさにカモネギ投資家(投機家)ですよね。
なので、こうした考え方ではなくて、
「どういう資産に分散するか?」
という考え方、投資判断、投資行動の方が遥かに大事なのです。
つまりは、
「分散投資」
です。
一言に「分散投資」とはいえ、
1.)資産内容の分散
2.)時間的分散
と大きくこの2つです。
この「1.)資産内容の分散」についての考え方ができていないと、上で見たような「この投資信託(ミューチャル・ファンド)や株式、債券の善し悪しは?」という考え方になります。
資産内容の分散の一例としては、
・日本円建てのインデックス投信、ETF
・USD建て、多通貨建てのオフショアファンド資料
・国内外の不動産
などですね。
ほとんどの日本人個人投資家は、
・日本の円建て投資信託(ミューチャル・ファンド)
・日本円建てでの日本株式、日本の証券会社や銀行からの債券投資
という「円建て資産(為替が円安になれば実質目減り)」に偏っています。
結果、上記状態では「資産/通貨分散」になっていません。
詳しくはこちら↓
日本の資産運用/投資では絶対に補えない分散/投資すべき資産として、まずは「海外資産(外貨建て資産を、海外/オフショア投資)」を持つことで「資産内容のリスク分散」に繋げることが非常に大事です。
2.)時間的分散は、海外積立投資を代表とする月々積立投資でドル・コスト平均法を活用して積立投資することで、中長期投資における「時間分散(高い/安いという枠に囚われずにコツコツと投資し続けることで取得単価を安くできる時間的リスクヘッジ)」になりますね。
特に個人投資家にとっての資産運用で最も大事なのは、
「資産内容+時間の分散投資」
であるというのは改めて強くお伝えしておきます。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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