2017年版「世界で最も住みやすい都市ランキング」7年連続で・・・
公開日:
:
富裕層の資産運用, 海外居住者の資産運用, 海外情報
こんにちは、眞原です。
今回は、毎年恒例、英エコノミスト誌のEIU(Economist Intelligence Unit)がまとめた「世界で最も住みやすい都市ランキング上位10都市(The Global Liveability Report 2017 A free overview)」の情報です。
ちなみに、2016年版も私の過去のブログ記事で取り上げています↓
The Economist は毎年諸々のジャンルをランキング形式で取り上げているので、毎回見ていて興味深いです。
さて、今年はどういったランキング変動があるのでしょうか・・・?
世界140都市を対象に、犯罪、医療、環境、汚職、検閲などの項目を基に「住みやすい」を数値化しています。
そして、大きな評価項目はこちらの5つ。
・Stability(安定性/治安など)
・Healthcare(ヘルスケア)
・Culture & Environment(文化&環境)
・Education(教育)
・Infrastructure(公共インフラ)
レポート内では「テロの脅威への認識が広がっている」との指摘がありましたが、過去10年間の傾向としての「住みやすさの低下傾向」は落ち着きを取り戻しているそうです。
それでは早速ランキングを確認します。
<最も住みやすい10都市ランキング>
1.)Melbourne(メルボルン)/Australia
2.)Vienna(ウィーン)/Austria
3.)Vancouver(バンクーバー)/Canada
4.)Toronto(トロント)/Canada
5.)Calgary(カルバリー)/Canada
6.)Adelaide(アデレード)/Australia
7.)Perth(パース)/Australia
8.)Auckland(オークランド)/New Zealand
9.)Helsinki(ヘルシンキ)/Finland
10.)Hamburg(ハンブルク)/Germany
1位は、7年連続で「メルボルン/オーストラリア」に輝きました(同じくオーストラリアといえばのSydneyですが、テロ脅威懸念から11位)。
他のランキングも2016年とランキングに全く変動がなく面白みがありませんでした。
が、それだけこの上位10都市の安定度があるという証拠でもあるでしょう。
ちなみに、過去5年間で最も「住みやすさが改善した都市(上段)」と「住みやすさが悪くなった都市(下段)」がこちら
「住みやすさが改善した都市(上段)」
1.)Tehran(テヘラン)/Iran
2.)Dubai(ドバイ)/UAE
3.)Abidjan(アビジャン)/Cote’dIvoire
4.)Harare(ハラレ)/Zimbabwe
5.)Colombo(コロンボ)/Sri Lanka
「住みやすさが悪くなった都市(下段)」
1.)Kiev(キエフ)/Ukraine
2.)Damascus(ダマスカス)/Syria
3.)Tripoli(トリポリ)/Libya
4.)Detroit(デトロイト)/US
5.)Moscow(モスクワ)/Russia
レポート内で個人的に注目だったのは、殺人件数(治安)です。
2016年の数値では、米国のデトロイト(Detroit)では記録的な302件の殺人があり、また一方ベネズエラの首都カラカス(Caracas)では4,308件が、2016年だけで発生しているようです。
ベネズエラ(カラカス)と米国(デトロイト)を同じ土俵で比較するのは違いますが、共通するのは政治的な不安定さと貧困(デトロイト市は2013年に財政破綻)があるのは言うまでもないでしょう。
貧富の格差と教育格差は「治安面」を歪めます。
ただ、実際にこういう情報と行ってみて感じる「良さ/違い」は往々にしてあるのは紛れもない事実です。
「安全な国(日本)で生まれ育って海外在住経験がない日本人」と話をしていると、
” 海外(特定の国ではなくざっくり海外)=危ない=騙される、盗まれる、拉致される”
などと突拍子もないことを感じている人も本当によくいます。。。
いつも思いますが、自分も含め日本人って海外にいると「スキだらけ」なんですよね(危機管理の能力が圧倒的に低い)。
日本は基本的に「安全な国/都市/地域」が多いので、それと較べると、他国他都市では危険な場所は危険、身につけて良い物と悪いもの、歩いて良い場所悪い場所、時間帯、公共機関など、様々な情報や状況に対する「感度が低い=日本人は圧倒的にいい人が多い(騙されやすい、盗まれやすい)」と感じます。
そして、「短期の旅行」と「住む」では圧倒的に違いますしね。
さぁ、来年2018年度版のEconomist誌の発表も楽しみにしています。
皆さんは、どの都市に住みたいですか?
スイスプライベートバンク入門書(マニュアル)を無料進呈します
日本のプライベートバンクではありません。
本場スイスの本物のプライベートバンクを開設するノウハウをまとめました。
関連記事
-
個人投資家が「超富裕層動向」を知っておくべき理由(WORLD WEALTH REPORT 2015より)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は毎年「超富裕層・富
-
大興奮間違いなしの香港初イベント!10月8日は夜景を楽しみながら香港フォーミュラEのレース観戦に行こう!
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今年の夏は冷夏じゃないか
-
【Q&A】長期的にお付き合いできる「投資アドバイザー」をさがしていました。
こんにちは、眞原です。 今回は、Q&A(というよりも実際のご相談ベース)を引用させても
-
THE WORLD’S 50 BEST BARS 2017(2017年版 全世界50ベストバー)
こんにちは、眞原です。 今回は・・・、 2017年版 全世界50ベストバー という
-
2018年世界最強パスポート王座決定!VISA無し渡航し放題のパスポート保有国はどこだ?
こんにちは、眞原です。 毎年やって参りましたこの季節! 『2018年世界最強パスポート王
-
【ヘッジファンド(オフショアファンド)情報】欧州ヘッジファンド業界の運用資産は約75兆6,000億円(5,870億ユーロ)へ回復
こんにちは、眞原です。 今回は、ヘッジファンド(オフショアファンド)情報。 英国の調査会
-
【制度】富裕層狙い撃ち!海外口座情報共有(CRS)日本で開始に思うこと(84カ国・地域が連携)〜何が正義か〜
こんにちは、眞原です。 今回は、特に「富裕層」もしくは「海外銀行口座」や「スイスプライベートバ
-
2018年版香港の祝祭日まとめ、渡航時にはご注意を!
こんにちは、眞原です。 毎年この時期になると香港の翌年の公休日が決まります。 今回は2018
-
歴史的な日、本日サウジアラムコ上場祭り!株価は+10%のストップ高で時価総額はモンスター級の世界最大204兆円規模!【IPO】
こんにちは、眞原です。 今回は、サウジアラムコ(Saudi Aramco)のIPO(新規上場)
-
富裕層の資産状況をしっかり把握する「財産債務調書」の初提出迫る(3/15締め切り)!
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は、来週3/15に提