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超ハイリスク・ハイリターンなビットコイン投信(=投機)

こんにちは、眞原です。

今回は気になるニュース。

まず勘違いして欲しくないので、先にお伝えすると「ビットコインへの投資」は中長期での「資産運用」ではありません。

あくまでも、短期間での「投機(スペキュレーション)=ギャンブルの可能性が高い」と考えましょう。

確かに「投機家」や「ギャンブル」、そして流行りに乗って・・・ということを望むのであれば、どうぞ、という感じですが・・・。

ここ数年ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨(クリプトカレンシー)関連のニュースがあちこちで取り上げられているのを見聞きします。個人的に私の周りでも投機し続けている友人がいますし、実際に彼らは短期間で大金持ちになっていたります(このギャンブルに勝ったという方が正しいと思いすが・・・)。

※仮想通貨(ビットコイン)が最高値更新、その理由は?

さて、私も「ビットコイン投信」というものがあるなんて知りませんでしたが・・・、実はGrayscale Investmentというデジタル通貨グループの会社が販売しているようです。

その投信の名は「Bitcoin Investment Trust」と言うそうで、実際の動きがこちら。

<水色/マーケット価格 ・
紫色/Bitcoin Investment TrustのNAV(基準価額)>

(出典:Grayscale HP)

ビットコインの価格そのものは2倍以上になっているものの、テクニカルアナリスト曰くすでに弱気相場入りしているとのこと。

加えて、特にここ最近ではビットコインが分裂するかも??というニュースをもとにさらにビットコインのボラティリティ(上下のブレ幅)が大きく乱高下する展開になっているようです。

<白色/ビットコイン投信NAV・
青色/ビットコイン価格・

紫色/ビットコイン投信90日間ボラティリティ・
赤色/ビットコイン90日間ボラティリティ>


(出典:Blomberg)

この投信「Bitcoin Investment Trust」の90日間のボラティリティ(上下のブレ幅)が過去最高になった上、ビットコインそのものの変動の2倍以上という状況。

まるで、かつて野村證券がバンバン販売し、毎日のように売った勝った(をしておかないといけない商品性)ギャンブルをしていた「ブル・ベア投信2倍レバレッジ」を彷彿させるようなボラティリティを示しています。

その要因となっているのは、この「Bitcoin Investment Trust」はあくまでも投資信託なので、仮想通貨(ビットコイン)そのものを保有することを良しとしない機関投資家からの需給からの影響によって、この投信のNAV(基準価額)がビットコインそのもの以上に急騰し、2倍以上の「上げ下げギャンブル(=短期で投機で儲かるか損するかという切った張った」)をしているそう。

私自身、ビットコインやクリプトカレンシーそのものへの信用はありませんが、それを支えるブロックチェーン技術は純粋に凄い良いものだなと感じています。同じようなことを今年3月に金融システムや資産運用の最高クラスであるスイスのプライベートバンカーと語らったものです↓

※スイスプライベートバンカーと語らった流行りのロボアドバイザーとビットコインと2017年経済

中長期な資産運用を心がけている人は、このような目先の上げ下げ(ボラティリティが大きな)ビットコインや仮想通貨(クリプトカレンシー)へ資金を投じるのはやめておく方が良いでしょう・・・。



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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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