【年金問題】少子超高齢社会日本で生きる未来(2017年出生数94万6千人で人口自然減39万4千人)
こんにちは、眞原です。
今回は日本に住む日本人の現役世代全員に関わる話。
ずっと分かっていることで、今後もこのトレンドが大きく方向転換していくとは到底思えませんが、どうやら
日本の人口動態統計では、2017年出生数(生まれたこどもの数)は約94万6千人(過去最小)、そして人口自然減(出生数−死亡数)は39万4千人
という発表があったようです(厚生労働省)。
同じような内容は以前のブログでも取り上げました。
私自身、社会学者でも人口問題のプロでもなんでもありませんが・・・、
人口が減る=国力が下がる(経済力のみではない)
というのは、過去の様々な国の歴史を見ても明らかだと思います。
人口が減る・・・今の「1.2億人」の日本人口から、2055年頃(37年後)には「9,193万人」程度の総人口になっているという試算が、国立社会保障・人口問題研究所から発表されていますね。そして、2060年頃には日本の総人口は「8,674万人」だそうです(今のベトナム人口くらい)。
とはいえ、「8,600万人もいる」と考えれば、まぁ、そこまで悲観する必要もないのかと思いたいものですが・・・
それよりもきっと問題なのは、
「総人口に占める、高齢者人口割合/人数の大幅増加」
でしょう。
具体的に見てみると・・・、
<2030年(12年後)>
総人口:1億1,662万人
年少人口(0~14歳):1,204万人
生産年齢人口(15歳〜64歳):6,773万人
老齢人口(65歳以上):3,685万人
<2055年(37年後)>
総人口:9,193万人
年少人口(0~14歳):861万人
生産年齢人口(15歳〜64歳):4,706万人
老齢人口(65歳以上):3,626万人
<2060年(42年後)>
総人口:8,674万人
年少人口(0~14歳):791万人
生産年齢人口(15歳〜64歳):4,418万人
老齢人口(65歳以上):3,464万人
というのが「(ほぼ)確実にやってくる日本社会の未来」です。
や、確かに「外国人労働者を受け入れ」というのを現政権が進めていますし、実際に特に都市圏(東京/関東圏/関西圏、郊外の工場がある地区)には多数の外国人労働者が働いているのは事実としてあるでしょう。
が、彼らは現状「出稼ぎ」であって、永住するとは限らず、まして(働く国である)日本に対して積極的に「税金や社会保険料をしっかり収めよう」なんて根っから思っている人の方が少ない(実際、僕の在日の外国人の友人たちは一様にそういう感じ)。
加えて、めっちゃ稼ぐハイスキルな外国人が長年日本に定住したくない理由として上げているのが「相続税ルール」でしょう。
これを変えない限り、有能な外国人は日本ではなく、オフショアである(相続税などない)香港やシンガポールで働く方が合理的ですから・・・。
人口の話に戻すと、今の「現役の日本人(2050年以降など、これから退職をして年金をもらって生活していく人たち)」にとっては、
将来、退職した自分たちの年金を支える若い世代が生まれない、そしてその若い世代も高齢者が多い(=社会保険料が高くなっていく、もっと少子化だから自分たちも貰えない、尚更払いたくない)
という悪循環が繰り返されていきます。
現実問題今この2018年であっても、若い世代は、
・自分たちの年金は減額されるの決定だろうから、正直払いたくない
・毎年毎年、社会保険料がアップされて、溜まったもんじゃない
という風に嘆いてる訳です。
これが今後も継続されて、酷くなっていくのは容易に想像できるでしょう。
だから!!為政者たちは、
「65歳はピンピンしていて、元気で、老人扱いするのは失礼だ!彼らのスキルを社会還元するためにも、もっと働こう!(=税金徴収元、年金支給を遅らせる口実)」
なんて訳わからない話をしているのではないですか。
年金受給開始、71歳以上も!高齢者が高齢者を支える日本へ!いっそのこと年金不要で現役時代からベーシックインカムを導入して欲しい
ちなみに、中国人の友人に「日本の高齢社会問題」の話をすると、
「老人になったら、働かず悠々自適に暮らすというのが、標準だよ。高齢者になってまで働くというのは文化的に変」
と言われた頃があります(日本では明らかに高齢者(退職者)が肉体労働に従事しているのを良く目にしますが、彼らからすれば正直「異常」に映るようです・・・)。だだ、「中国も時期にそうなっていくから、日本社会の今後のあり方や制度については反面教師に見てる」とも言っていました。
「人口動態予測」は、概ね当たります。
では、今の現役世代は、自分にも必ずやってくる将来(退職後の時代、年金時代)に向けて何ができるか?
ということです。
答えはシンプルに・・・、
「年金プラスアルファの資金(資産)」
を自分で作るということ。
既に100万円や1,000万円など手元にまとまった資金があれば、それを運用して「殖やす努力」をすること。
まとまった資金がないのであれば、月収/年収から一定金額をコツコツと積立投資(海外積立投資)を中長期でしていき、効率よく資産を「殖やす努力」をすること。
「この日本の人口動態の結構ヤバイ状況(高齢者が多くなりこどもが少ない状況)に、いつ気づくのか?」
「気づいて、何を考え、行動できるのか?(年金プラスアルファの積立投資)」
それによって、間違いなく私たち自身も迎える「高齢者時代(退職後/年金生活)」が大きく違ってくることでしょう。
<17年の出生数、最小の94万6千人 出生率は1.43%に低下>
(出典:日経新聞電子版 6/1)
海外積立投資入門書(マニュアル)を
無料進呈します
毎月の余剰資金から少額ずつ(100ドルから)の積立をしていくことで、ドルコスト平均法と複利運用を使った資産形成をすることができます。
海外積立投資には以下の4つの種類があります。
- 最高5%上乗せボーナスを最初にもらった上で、200本のオフショアファンドで積立
- 10年後(満期)に100%の元本確保をした上で、S&P500で積立
- 15年後(満期)に140%の元本確保をした上で、S&P500で積立
- 20年後(満期)に160%の元本確保をした上で、S&P500で積立
関連記事
-
【Q&A】ローリスク・ミドルリターンの海外積立投資は?日本の毎月分配型ファンドの積立投資と何が違う?
こんにちは、眞原です。 今回は、Q&Aです。 質問の内容としては、 海外積
-
銀行家の中のビリオネア銀行家デイヴィッド・ロックフェラー逝く〜世界パワーバランスの行方〜
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 今回はビッグなニュースを取り上げます。 まず、
-
将来の年金不安=安心して定年退職できない上位10カ国(日本のランキングは・・・)
こんにちは、投資アドバイザーの真原です。 今回は「みんなの年金問題」。 目次: 1.)
-
「そんなバカな!せっせと貯めたゆうちょ銀の満期貯金を下ろせない!?」と焦らないように備えましょう
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 今回は「ゆうちょ銀の満期金が下ろせない!」という情報
-
世界の億万長者はアジアへシフト〜ブルームバーグ・ビリオネア指数〜
明けまして、おめでとうございます、眞原です。 2018年初めのブログ更新です。本年も宜しくお願
-
「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」と「アムンディ・次世代医療テクノロジーファンド(年2回決算型) 愛称:みらいメディカル」の利益確定のタイミング?
こんにちは、投資アドバイザー眞原です。 今回は、日本国内(オンショア)の投資信託(ミューチャル
-
FX(外国為替証拠金取引)レバレッジ最大25倍から10倍に規制へ?
こんにちは、眞原です。 今回は為替に関わるお話。 まず大前提として、 FX(外国為替証
-
特に40代以下世代で年金制度を信じられない人が老後資金を備えた方が良い理由〜GPIF(年金基金)大損の可能性〜
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は「みんなの年金問題
-
激震に備えよう!備えあれば憂いなし!ギリシャがデフォルトした時のシミュレーション
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回も前回に引き続き「
-
資産運用基礎その③:「所有期間利回り(Holding Period Return/HPR)」〜債券投資の4つの利回り〜
こんにちは、真原です。 今回も前回に引き続き資産運用基礎の「債券投資」の下記④つの利回りのうち