海外生活必需品その3.「TunnelBear Free VPN」
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海外情報
こんにちは、眞原です。
今回は、私が個人的に考えている海外生活の必需品Appsの1つ「TunnelBear Free VPN」の情報です。
このAppsは使い方も単純で(ダウンロードしてオン/オフの切り替えだけ)実に頼りがいがあるクマ(・(ェ)・)です。
(出典:TunnelBear)
どういうAppsかといえば、VPN(Vertual Private Network)というサービス、つまりプライベートネットワークを拡張することができるAppsです。
私はテック系の人間ではなく門外漢なのですが、簡単に言うと、
自分が住んでいる地域以外のサーバー(他の国のIPアドレス)を通してインターネットにアクセスできるApps
(専門的じゃなくてスミマセン!)
です。
例えば、香港や日本に住んでいる際に、VPNを使ってアメリカのサーバーにアクセスしたとします。
この場合には、インターネットはアメリカからの接続になり、YouTubeなどを使う際は「アメリカ版のYouTubeにアクセス」することとなります。
<VPNの概要>
(出典:Wikipedia)
なぜこういうVPNが必要なの?
と疑問に思う方もいると思いますが、そもそも国内外において「VPNへの考え方と利用方法」が違う点もその疑問の要因になっていると思うので、その違いと共に記載してみます。
国内でのVPNの使われ方:社内LANや家庭内LANとの共有、出先から会社や個人のラップトップにアクセスする為に利用が主流
海外でのVPNの使われ方:海外でのネット規制を解除する使い方が主流
「ネット規制」の最たる国が、中国です。
中国在住者や中国へ旅行や留学経験がある人であれば、
「中国のインターネットは、規制によってほぼドメスティックネットで、FacebookやTwitter、YouTube、Google、欧米系のニュースサイトなどへのアクセスが制限される(一部のホテルなどを除き利用できない)」
という経験をしたことがあると思います。
金融マンにとって欧米系のニュースにアクセスできないのは結構、死活問題です!
中国ではネット検閲(や中国にとってバツの悪い情報を調べられないような規制統制)によって、中国国内のドメスティックネットしかアクセスできません。
それを掻い潜るためにも、このVPNが必要になってくるのです。
こぼれ話ですが、上海のGrand Hyattのラウンジで提供されているWiFiでは何も問題なく欧米系メディア、FacebookやGoogleにもアクセスできました(恐らくVPNを入れているのでしょうか?まるで治外法権ですね)。
さて、VPNを作動してネットに繋ぐことで、例え中国にいたとしても、例えば日本のネット、アメリカのネットにアクセスできるようになります(規制から逃れられる)。
とはいえ実は私は、日本でも結局「日本語検索しかしない人はドメスティックな国内だけの情報が蔓延する日本のネットにしかアクセスしていないので中国ほど厳しいネット環境ではないものの似たり寄ったり」と考えています。
※日本人が使うインターネット(検索)は真の「インターネット(検索)」ではないという考え方
このVPNですが、例えば、海外在住者が日本の情報やサービスを使いたくてインターネットにアクセスしても、一部のサイトなどでは海外からアクセスできなくなったりするので、このようなVPNを使ってアクセスするというのが主流になってきます。
有名な話では(もちろん今では日本法人もでき日本国内でもサービス提供をしている)音楽ストリーミングサービスの1つSpotifyです。
数年前までは日本で利用できず、既にSpotifyを知ってた一部の日本人は(友人は2013年頃?から使っていたと思います)、VPN経由でアメリカのSpotifyやSpotifyサービスを利用している国にアクセスして、先んじて音楽ストリーミングサービスを満喫していたというのは有名な話ですね。
あとはVPNを使うことで、暗号化でのセキュリティが強くなるという側面もあるようなので日本国内でVPNを利用するのはそういう理由もあるそうです。
国が違えば、規制や法律、常識が違って当然ですが、それらが本来その国に住む人達にとって、もしくはその国に住むことになった他国の人たちにとって「正義なのかどうか」というのは別です。
中国でも、日本でも、他の国々でも、実は他国のサービスや商品、製品などのほうが真に人々の利便性が向上したりポジティブなことであったとしても、他国の優良なサービス(付加価値)によって自国の産業やサービス、もしくは自分たちの天下り先が脅かされることがあれば、大きな規制をかけ、(特に日本では)公に叩くことが正義?のような対応をしてきますね。
特にインターネット情報は、まずもって「グローバルに繋がる1つのツール」であって、膨大な国内外の情報から、多数の切り口から比較検討し、自分の頭で考え、ジャッジする必要がありますね。
これだけ情報が溢れているので、1つのネット情報(ポジティブであれネガティブ情報であれ)だけが「正解/正義」というのはありえないと思います。
さて、話がそれましたが・・・
もし中国に行く際、そして中国でビジネスをする際にはまずこのVPNサービス(今回は私も使っているTunnelBearを紹介しましたが、他にも色々あります!)は必要不可欠でしょう。
また、他国へ移住、他国でビジネスをしている日本人にとっても、日本の情報やサービスを受ける時には必要になってきますね。
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