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株に感情なく、真の主役は数字である

公開日: : 最終更新日:2021/02/09 金融・資産運用の用語

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

格言 株に感情なく、真の主役は数字である

今回は、マーケット格言について。

株に感情なく、

真の主役は数字である

です。

おおよそ格言は昔の相場師達(切った張ったが好きな証券マン)があみ出しているものが多いので「株式」についての言及が多いですが、現代風に置き換えても通じるものがあるので今回取り上げています。

この格言の意味は、

株式は夢やロマンなど一時的な「感情論(主観や思惑)」によって動くが、結局は将来の「客観的な数字」を先取りして動く

という意味です。

個人投資家にとって当てはまる点として現代風で言うと、例えば投資信託(ミューチャル・ファンド)に置き換えてみましょう。

証券マンが言うような「青写真(例えば、ブラジルは今後オリンピックがあるから伸びてくると思うので通貨はレアルで投資しておきましょう!)」などの主観・思惑に判断材料として投資しがちですが、大事なのはむしろ「客観的な数字(=中長期におけるパフォーマンス推移)」であって「マーケットの状況」は株式投資ほど重要ではありません。

そういった意味でも老舗の日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)のトラックレコードは海外ファンド(=オフショアファンド(ヘッジファンド))と比較すると明らかに見劣りするのはFactsheet(運用報告書)を見れば誰の目から見ても明らかです。

結局のところ、個人投資家がファンドへ投資する場合には「有名なファンド云々」や「知っている、知らない」「今後伸びそうな新興国やテーマ」というような主観や思惑はどうでもよく、むしろ客観的な『過去の数字(トラックレコード)』が重要だということです。

昔の格言も少し解釈を広げると、現代の個人投資家にとっても有益な知識となりますね。

あわせて読みたい。

※『資産運用初心者が抱える、5つのあり得ない誤った考え方について(その2.)/資産運用の基礎』



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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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