今さら他人に聞けない「複利」と「単利」の違いについて
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資産運用の基礎、Q&A、基礎用語
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
今回は資産運用初心者向けの情報です。
テーマはズバリ「複利」と「単利」の違いについて。
複利とは?
日本にいると(特に失われた20年世代は「金利が付く経験がない」ので)「単利」しか経験しない結果、「複利」と言われてもピンと来ない人が圧倒的です。確かに、算数の問題やん?と言えばそれまでなのですが
・・・おおよそ「思考停止状態の人」は、
「金融?経済?複利?」
「ムリムリ、専門家じゃないし、素人だし、分からない」
という風に「算数」の応用を諦めてしまいがちです。もったいない!!
実に簡単です。大前提は小学生や中学生でも分かる「算数」です。そして、経済や金融は私たち一人一人の生活のに密接に関わっているので「知らないと損」というのは間違いありません。
※資産運用初心者が抱える、5つのあり得ない誤った考え方について(その1.)/資産運用の基礎
と、話を元に戻します。
・「複利」とは、『「元本+金利」に対してさらに「金利」が付くということ』です。
具体的に数字で表します。
毎年USD1,000を海外積立投資したとします。そして毎年10%の金利が必ず付くと仮定すると1年後には下記のようになります。(上下の価格変動や税金などは考慮せず)
1年目:USD1,000×10%=USD1,100
これを2年目、3年目・・・10年目、25年目と中長期で積立投資した場合、
2年目:USD1,100×10%=USD1,210
3年目:USD1,210×10%=USD1,331
4年目:USD1,331×10%=USD1,464.1
5年目:USD1,464.1×10%=USD1,610.51
・・・・
10年目:USD2,593.74
25年目:USD10,834.70
となっていきます。
つまり『{元本×(金利)}×金利』というのがずっと続いていくのが「複利」です。
だから「(元本+金利)に新たに金利が付く」と理解しましょう。
その「複利」の増え方を表した図がこちら
期間が中長期になるに従って逆放物線(加速度的にホップ)して上昇していく事が分かります。これは、実際に上の数字で計算したとおりですね。これを見て分かるようにだからこそ、資産運用は中長期で考えてコツコツとする方が良いのです。
複利運用を活用する海外積立投資の詳細はこちら
一方の単利とは?
これは銀行預貯金など、日本の金融商品のほとんど全てです。
例えば、1,000万円を10%の銀行預貯金で預けたとします。(この預金金利はありえんませんが、便宜上。)
1年目:1,000万円×10%=1,100万円
2年目:1,000万円×10%=1,100万円
3年目:同様・・・。
つまり、単利とは「元本(変わらず)×金利」でしかありません。
1,000万円を10%の預金金利で25年間預け続けた場合、
単利:25年後の元本+金利=3,500万円
一方、複利であれば、
複利:25年後の元本+金利=1億834万円
約7,300万円近くの「差」が生じます。
ちりも積もれば山となる・・・でしょうか。
決して「複利」を馬鹿にできませんね。
投資信託の分配型(再分配型)は完全複利ではない
毎月分配型投資信託から再分配型に変更すれば「複利運用」ができる、と誤った考え方が蔓延していますが、事実としては「完全複利」ではない、ということです。というのも、一度分配金を出した時点で税金を払い、残りの資金を元本に組み入れて運用するので完全に複利ではないからです。
ここが、日本の投資信託と海外のファンド(=オフショアファンド(ヘッジファンド))と大きく違う点で(海外では毎月分配型という非効率的な運用をするファンドなど存在しない)結果、中長期運用においても大きなパフォーマンスの差が生まれることになります。
※オフショアファンドについてはこちら
これは資産運用に限った話ではなく、人生における「時間の使い方(考え方)」にも「複利運用」が適用されると思います。
具体的には、
「2度と戻らない今の時間」を何も考えず日々の生活のために無為に使うのか(=毎月分配型)、もしくは自分の成長の為にコツコツ本を読んだり学んだりと成長するために活用するのか?
です。
とはいえ「学び」というのは難しいもので、単に自己満足の「学び」で終わってしまう人が多いのが現実です。いくら学んでも結局「学びながら実践(経験)しないと本当には理解できない」ので(これは資産運用に限らず)、結局行動まで落とし込めるかどうかというのも、長い人生の「複利効果」においては重要でしょうね。(間違いなく何年後、何十年後に大きな差となって返ってきます。)
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- 15年後(満期)に140%の元本確保をした上で、S&P500で積立
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